ノート;
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起因菌 |
初期治療 |
Pseudomonous aeruginosa Staphylococcus aureus(MRSAも) Bacteroides Candida |
Cefepime 2g 12時間毎 (嫌気性菌の関与が強く疑われる場合、上記にClidamycin 600mg 8時間毎を加える⇒ImipenemもしくはMeropenem 0.5g 6時間毎を使用する方法もある⇒ ただし抗菌薬適正使用の観点から適応症例の選択には十分な注意を払うこととする) 注意: 上記の治療で反応無く、顆粒球減少状態が続く場合→Fluconazole 400mg/日を加える、またはAmphotericin Bを加える |
表:顆粒球減少時の発熱で来院した患者の来院時のスコアリングシステム
(IDSAガイドラインより)
特徴 | スコア |
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症状の程度a | |
症状なし | 5 |
軽い症状 | 5 |
中等度以上の症状 | 3 |
血圧低下なし | 5 |
慢性閉塞性肺疾患なし | 4 |
固形癌である、あるいは真菌感染を有さない | 4 |
脱水なし | 3 |
発熱発症時には、入院していなかった | 3 |
年齢60歳未満b | 2 |
注意:理論的な最高点スコアは26点.21点以上の患者は低リスクであると判断できる
aこのうち一つの症状を選択
b16歳以下には適用されない。来院時の単球が100/mm3以上であること、合併症がないこと、胸部X線が正常であることで、小児患者は重症細菌性感染のリスクが低いといえる。