アメリカのほとんどの大学では、学内にLANが引かれているので、学内からは大学のLAN経由でインターネットにアクセスできます。一方、自宅からのインターネットアクセスにはいくつかの選択肢があります。
- 大学のPPP接続サービスを利用
- 現地インターネットプロバイダを利用
- 日本のインターネットプロバイダのローミングサービスを利用
また、渡米直後には学内のアカウントがすぐにはもらえないこともありますが、生活のセットアップをするこの時期にはインターネットがかかせません。渡米直後のインターネット接続には、大手の日本のプロバイダはローミングサービスを利用するのが一つの方法です。
ほとんどの場合、ローミングサービスは基本サービスには含まれず別料金(1分間10円から30円程度)となっていますが、So-netやASAHIネットなどは基本サービスに含まれています。これから、留学に出発される際には、到着地でローミングサービスが使えるようにアクセスポイントの電話番号などをメモしておくことを忘れないように。
■大学のPPP接続サービスを利用
基本的には無料ですし、家でも大学のメールアドレスが使えます。ただし、すべての大学が許可しているわけではないですし、研究のみの目的に限っていたり、スピードが十分でない可能性もあります。
■現地インターネットプロバイダを利用
大手であれば、全米各地にアクセスポイントがあるので、学会などの出張の際などにも便利です。大手といわれているのは、AT&T、Mindspring、XO
Communications、Earthlink、AOLなどです。
http://techupdate.zdnet.com/techupdate/filters/rc/0,14177,6020610,00.htmlにご自分のエリアコードを入力すれば、大手のものローカルなものも含めて検索することが出来ます。
メリット
- 多くの選択肢がある。
- 接続無制限で月額20ドル程度のものが多いが、さがせばもっと安いものもある。
- ケーブルやASDLなどの高速サービスも選択できる。
デメリット
- 日本に戻ったときにメールアドレスを変更しなければならない。
■日本のインターネットプロバイダのローミングサービスを利用
日本の大手のプロバイダはローミングサービスと称してアメリカからもアクセスできるようになっています。以前は、So-netなどローミングサービスも接続無制限としているプロバイダーが何社かあったのですが、現在ではほとんどないようです。2007年5月現在では、私が調べた範囲では、@niftyが月々3150円で定額ローミングサービスをおこなっているくらいでしょうか。
メリット
- 留学前、留学中、留学後と同じメールアドレスを使える。
デメリット
AOLについては、使用経験がありませんが、アメリカの場合、別料金不要となっていますので追加料金なしでアメリカ国内のアクセスポイントへのアクセスができるようです。また、日本のAOLとアメリカのAOLでは料金システムが異なっています。