アメリカでの公共サービスの申し込み

公共サービスに関しては居住地によって事情が全く異なるでしょうから、シアトルに限定した（実際には私の住んでいるアパートに限定した）情報になっています。あくまでも参考程度に。

■電気の申し込み

シアトル市内に住んでいる場合は、電気の開設はSeattle City Lightに申し込みます。実際には、申し込みをしないでも、電気は使えますが、きちんと名義が換わったことを伝えておかないとあとあとトラブルの元になります。

電気の請求は２ヶ月に一度来ます。シアトルは夏場も冷房の必要がないので、一番電気代がかかるのは冬場でしょう。冬場は、基本料金自体が1.5倍になります。普通、冬場２ヶ月で100ドル強だと思います。ちなみにワシントン州はアメリカ国内の中でも電気代の安い州だそうです（水力発電があるから）。

■市内電話の申し込み

シアトル市はQ West（旧US West、http://www.qwest.com/）がローカル電話サービスを行っています。イーストエリアはVerison Communications（旧GTE、http://www.gte.com/）がローカル電話サービスを行っています。住んでいる場所によってどちらか指定されているので、自分で会社を選ぶことは出来ません。

電話の申し込みは公共サービスの申し込みの中では最難関でしょう。通常は1-800-244-1111に電話をかけて開設の依頼をするのですが、電話には様々なオプションがあり、加入時にいろいろ聞かれます。

• 電話番号を電話帳に載せるか（載せることを拒否すると月額で数ドルチャージされます）
• フラットレート（定額で市内通話かけ放題）にするか
• 長距離電話会社をどこにするか
• その他のオプションはつけるか（Call Waiting（キャッチホン）、Caller ID（ナンバーディスプレイ）、Voice Messaging Service（留守番電話サービス）など）

申し込みをする前に、電話帳のはじめの部分に書いてある説明をよく読まれることをお勧めします。

また、Q WESTはインターネットでも電話開設を受け付けています（http://www.qwest.com/）。インターネットで申し込む場合はクレジットカードとソーシャルセキュリティーナンバーが必要です。電話で申し込む場合に比べ、開設までに時間がかかるようです。

私はQ WESTのWebページで申し込みをしましたが、なかなか折り返しのメールがこないので、次の日にもう一度電話で申し込みをしました。その場で電話番号を付与してくれ、次の日から使えるとのことでした。実際には、アパート内の配線の問題で、修理が必要だったため使えるようになったのは１週間後でしたが。ちなみに私のはフラットレートで月19.40ドルです。vf

■長距離電話の申し込み

長距離電話会社はたくさんあります。ローカルを申し込む際にどこの長距離電話会社を使うか伝えますが、後から何度でも変更できます。ただし、変更するたびにローカルのキャリアに手数料を取られます（5ドルくらい）。

大手としては

• ATT（http://www.att.com/）
• Sprint（http://www.sprint.com/）
• MCI（http://www.wcom.com/）

などがあり、だいたい１分15セントくらいです。もっと安い業者もあり、１分10セント程度のものもあります。

私はPlanet2000（旧J-TEL、http://www.planet-2000.com/）という会社に申し込みました。この会社自体は仲介業者で、実際にはAmericom Communicationsという会社から請求書が来ます。私がこの会社を選んだ理由はとにかく安かったからです。月々2.50ドルの基本料金で１分間15セントですから、日本の国内長距離より安いです。現在は、さらに値下がりして１分間12セントになりました。音質は2001年夏頃より時々悪いと感じることがあります。

近年では、国際通話は、skypeを使って格安にすませる方が多くなっています。是非、試してみてください。

■ケーブルテレビの申し込み

シアトルではケーブルテレビに加入しなくても地上波で10チャンネルほどが視聴可能です。ただし、写りが悪いチャンネルが多いので、きれいな画像を見たい、もしくは他のチャンネルも見たいということになるとケーブルテレビにはいることになります。

ケーブルテレビのキャリアも一般的にはアパートごとに決められています。私のアパートはTCI CABLE（現在はATTに買収されてしまいました、http://www.cable.att.com）でした。ケーブルテレビにもいろいろオプションがあります。

• BASIC
  地上波で見られるチャンネルに数チャンネル加えたものです。CNNやESPNも入っていません。値段は月11.10ドルです。
• STANDARD
  BASICに加えてEXPANDED BASIC（ESPNやCNNをはじめとして40チャンネルくらい）が見れます。International Channelも含まれていて、フジテレビのニュース、プロ野球ニュースも見られます。普通はこれにする人が多いでしょう。値段は月27.50ドルです。
• その他DIGITAL CABLEやPAY PER VIEWが見られるようなオプションもあります。

ケーブルテレビを見れるようにしてもらうためには工事をしてもらう必要があります。工事と言っても、テレビとフックアップをつないで、テレビのチューナーを調整するだけなので、5分くらいで終わってしまいます。これだけで、installation feeとして21.50ドルも取られます。

私の場合、STANDARDにしましたが、申し込みから開設まで3週間も待たされました。しかも、工事の日は家にいなくてはなりませんでした。

水道とゴミの収集に関してはアパート持ちになっているためわかりません。
また、シアトルではガスを使えるアパートはほとんどないと思います。