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遺伝子解析ツール集:ホモロジーサーチ

■ホモロジーサーチ

BLAST
NCBI
DDBJ
GenomeNet

他の方法に比べて桁違いに高速であるBLAST法はホモロジー検索の方法としては最近もっともよく利用されている。以前はギャップを考慮しなかったためアミノ酸配列のホモロジー検索ではFASTAを使う人も多かったが、1997年よりギャップを考慮するようになった。NCBIで提供されているBLASTには、

  • Nucleotid BLAST(標準的なblastn、巨大な配列の場合に用いるMEGABLAST、短い配列に適したパラメーターがセットされたもの)
  • Protein BLAST(標準的なblastp、弱い類似性の検索を高感度に行えるPSI- and PHI-BLAST、短い配列に適したパラメーターがセットされたもの)
  • Translated BLAST Searches(自動的にアミノ酸に翻訳してホモロジー検索を行う。blanstx、tblastn、tblastxがある。)
  • Search for conserbed domains(アミノ酸ドメイン配列があるかどうかを検索)
  • Pairwise BLAST(2本の配列間のアラインメント)
  • Genomic BLAST(ゲノムプロジェクトが完了している生物種に対する個別の検索)
  • Specialized BLAST pages(ベクター配列のコンタミを検出するVecScreen、Immunoglobulin配列に特化したIgBLAST)
  • Retrieve results for an existing Request ID

がある。BLASTサービスはNCBI以外にも多くのサーバーで提供されているが、使い勝手はNCBIが群を抜いている。また、データーベースの新しさとBLASTのバージョンは微妙に違う場合もあるので注意が必要。大量の検索を行う場合には、公共のサーバーに負担をかけないように、ローカルのBLAST環境を構築するのがマナーのようです。

FASTA
DDBJ
GenomeNet
RIKEN
EMBL
BLASTが登場するまではホモロジー検索の代名詞であったが、いまでは、使用頻度は低くなっている。しかし、いまでもアミノ酸配列のホモロジー検索には好んでFASTAを使っている人はいる。
Smith-Waterman
NIAS DNA Bank
NCC
Smith-Waterman法は データベース中のすべての配列との間で忠実にアラインメントを行なってホモロジースコアを算定する。BLASTやFASTAで見落とすような弱い類似性も拾える可能性がある。しかし、現実問題としては、BLASTやFASTAで十分な感度があり、あえて Smith-Watermanを使う意義があるかどうかは疑問。
更新記録

●2001年12月25日:新規掲載

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