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遺伝子解析ツール集 :データベース

■核酸配列データベース

Genbank(NCBI) Genbank、EMBL、DDBJでは毎日データを交換している。NCBIのEntrezからアクセスするのが便利。いずれも配列には重複がある。
DDBJ(日本DNAデータバンク)
EMBL(EBI)
Unigene NCBIが提供する配列データの重複をなくした核酸配列データベース
TIGR Gene Indeces The Institute of Genomic Researchが提供する配列データの重複をなくした核酸配列データベース

■アミノ酸配列データベース

Entrez protein Genbank/EMBL/DDBJの核酸配列を翻訳したものに、SWISS-PROT,PIR, PRFのデータベース情報を追加したもの。
SWISS-PROT + TrEMBL SWISS-PROTはアノテーションがもっとも詳しいが、更新速度が遅い。それを補足するためにアノテーションが不十分なTrEMBLも一緒に検索できる。
PIR SWISS-PROTよりはアノテーションの精度は劣るが、更新が速く、データが多い。
PRF/SEQDB 文献から地道にアミノ酸配列を収集したもの。

■統合型データベース

Entrez 米国のNCBIで構築している統合データベース。塩基配列、アミノ酸配列、立体構造、文献情報などが参照できる。
DBGET/LinkDB Genome Netの提供する統合型データベース。塩基配列(DDBJ, GenBank, EMBL)やアミノ酸配列(SwissProt, PIR, PRF)情報を始めとして、マップ、タンパク質の立体構造、配列モチーフ、文献、パスウエイマップ等の種々のデータベースが統合的に参照できる(データベース一覧) 。
LocusLink

遺伝子座統合データベース。ゼブラフィッシュ、ショウジョウバエ、ヒト、マウス、ラット。

■ゲノム関連データベース

HGREP ヒトゲノムに関する総合的なデータベース。HGREPは理研と東大医科研の共同プロジェクト。
Ensembl

EMBL-European Bioinformatics InstituteとSanger Centreが共同で運営するゲノムデータ解析サイト。ドラフト配列から自動的に遺伝子の予測・マーカーの位置・反復配列の位置などの注釈(annotation)を加えて公開している。ヒトおよびマウス。

Genomic Biology NCBIの提供するゲノムに関する総合的なデータベース(ヒトをはじめ、マウス、ラットなど7種)。
Genome Browser UC Santa Cruzの提供するヒトゲノムに関する総合的なデータベース。
The Genome Database
ヒトゲノム統合型データベース。Johns Hopkins大学で構築してきた遺伝子地図のデータベース。現在、The Hospital for Sick Children, Torontoで維持されている。
Howdy

ヒトゲノム統合型データベース。科学技術振興事業団(JST)がすすめるALIS(Advanced Lifescience Information System)プロジェクトの成果を公開している。

Mouse Genome Infomatics Jackson Laboratoriesが提供するマウスに関する膨大なリソース。

■遺伝病に関するデータベース

OMIM Johns Hopkins大学 McKusick博士がライフワークで書いている『Mendelian Inheritance in Man』のオンライン版。NCBIが提供しており、頻繁に更新されている。 ヒト遺伝子変異と遺伝病に関する代表的なデータベース。
Human Gene Mutation Database ヒト遺伝病関連遺伝子の突然変異を収集したデータベース。最新の情報を閲覧するにはCelera社との契約が必要になってしまった。
MutationView 慶應義塾大学医学部分子生物学教室が運営する疾患変異データ東郷データベース。使用には登録が必要。

■新規遺伝子の登録

Sakura 国立遺伝研の登録サイト。できるだけここを使いましょう。
BankIt GenbankのSubmissionサイト。

■遺伝子発現データベース

BODY MAP ヒトとマウスの遺伝子発現データベース。組織や細胞のライブラリーにおける出現頻度を計算したもの。東大医科研。
Gene Expression Database (GXD) マウス遺伝子発現データベース。
Kidney Development Database 腎臓の発生段階における遺伝子発現のデータベース。
Stanford Microarray Database マイクロアレイの遺伝子発現データをデータベース化。

■その他のデータベース

KEGG

生命システム情報統合データベース。完全にゲノムが決まった12種類の生物を含めて約20種類の生物種の代謝系や一部の制御系(シグナル伝達や細胞周期など)をまとめ、そこから様々な物質データベースや 酵素データベースを参照することができる。Kyoto Encyclopedia of Genes and Genomes。

更新記録

●2001年12月25日:新規掲載

印はおすすめサイトです。これ以外にも有用なサイトがあれば、お知らせ下さい。

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