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研究者の書棚:研究留学関連書籍

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研究留学関連書籍

研究留学術
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「研究留学術―研究者のためのアメリカ留学ガイド」超おすすめ

著者:門川俊明編著、出版社:医歯薬出版社、発行年月:2002.7、価格:¥3,200、ISBN:4-263-20171-X
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私は2000年8月から2001年6月にかけて、『週刊医学のあゆみ』(医歯薬出版社)の誌上で『インターネット時代の留学術』という連載を書かせていただきました。今回、この連載記事が『研究留学術』というタイトルで1冊の本としてまとまることになりました。

連載記事をそのまままとめたのではつまらないので、構成から何から全部やり直して、結局ほとんど書き直すことになりました。もちろん、このウェブサイトの『研究留学ガイド』と重なる部分も多いのですが、構成も全く違いますし、新しく書き下ろした部分もたくさんあります。また、この本の後半部分は、9人の研究留学の同志の留学体験記になっています。バックグラウンドがいろいろな個性的な方々を集めましたので、これがとてもおもしろい出来になっています。これから留学に行かれる方はもちろん、すでに留学している方にも楽しんでいただける内容になっているのではないかと思います。「研究留学術」の目次など詳しいことはこちらをご覧になって下さい。


「医学・生物学研究者のためのホンネのアメリカ留学マニュアル」おすすめ

著者: バイオサイエンス留学情報ネットワーク編、出版:羊土社、発行年月:2000.6、本体価格: ¥3,500
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研究室の選び方、給料の交渉方法、留学先を最終的に決めるときの契約の仕方にはじまり、万一、研究室選びに失敗したときの研究室の移り方にまで話が及んでいます。10人あまりの留学経験者の共同執筆になっていますが、すべて匿名で執筆しているためかなり踏み込んだ内容になっています。目次はこちらをご覧下さい。


「医師・研究者のためのアメリカ留学完全ガイド、改訂第2版」

著者:岩崎 幹季、岩崎 顕味著、出版:羊土社、発行年月:1999.5、本体価格: ¥3,900
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UCSFに留学されていた岩崎先生が書かれています。私も留学する際にはこの本を参考にさせて頂きました。前半は岩崎先生が研究留学のことを書かれており、後半は奥様がアメリカ生活のことを書かれています。少しだけですが、フランスへの留学のことも書かれています。


「医師のための海外留学戦略アラカルト」

著者:吉田聡編集・福西勇夫編集、税込価格:¥ 3,465(本体:¥ 3,300)、出版:バイオメディカ、ISBN:4901515004、発行年月:2001.10【bk1】【amazon.co.jp】【目次】

臨床留学から研究留学まで幅広く扱った留学本です。これまで、臨床留学専門の本や、研究留学専門の本はいくつかありましたが、両方を扱い、さらに社会医学の研究留学、歯科臨床留学、アメリカ以外の国への研究留学まで扱った書籍はおそらく本書が初めてでしょう。内容としては、留学のガイド本(巻末に少しその手の情報もありますが)ではなく、臨床留学、研究留学を実際に経験した20人あまりの経験談が中心になっていて、まさに「アラカルト」という感じです。アメリカの研究留学を扱った部分のページ数は少ないので、その手の情報を集めたいと思っている人にはやや物足りないとは思いますが、アメリカでの臨床留学に関する体験記が豊富で、アメリカでの臨床留学を目指す方には必読の本だと思います。アメリカの臨床留学は、近年非常に難しくなっていて、数年前のこの手のガイドはあまり役立たなくなってきています。

また、全体を通して読むことによって、アメリカと日本の卒後教育のシステムの違いがよくわかり、留学を特に考えていない人にもおもしろい内容になっています。

<目次>
■医学留学に際して■
海外医学留学の様々
海外医学留学:その現況と心構え
アメリカ研究留学の心構え
■臨床医学■
ベス・イスラエル医療センターにおける臨床研修留学
アメリカ家庭医学臨床研修と開業
アメリカ家庭医学事情とMPH通信教育
アメリカの家庭医レジデンシー・プログラム
アメリカの外科系レジデンシー:私のたどった軌跡
アメリカ歯科留学事情
卒後10年経っての臨床留学
■研究留学■
National Insitututes of Health(NIH)
留学先の見つけ方:私のアメリカ研究留学事情
アメリカ社会医学研究留学
ドイツ研究留学事情
ビタースイートなイギリス医学留学
インペリアルカレッジ医学部国立心肺疾患研究所での留学経験
カロリンスカ研究所臨床薬理学教室に留学して
■大学院入学■
ハーバード大学公衆衛生大学院
■客員招聘、専門医招聘■
アメリカ研究留学から得たもの
コンサルテーション・リエゾン精神医学のメッカ
通信教育を活用した臨床疫学の社会人教育
■留学準備のために■
カリフォルニア州サンフランシスコの生活事情
ドイツ留学の準備とドイツ生活事情
アメリカ臨床留学のための準備


「留学はいかが?」

著者:小谷順一編著、税込価格:¥ 3,780(本体:¥ 3,600)、出版:メジカルセンス、ISBN:4944130457、発行年月:2004.01【bk1】【amazon.co.jp】【目次】



「駆け出し数学者ドイツに行く」

著者:高山幸秀著、税込価格:¥ 1,050(本体:¥ 1,000)、出版:文芸社、ISBN:4835528530、発行年月:2001.12【bk1】【amazon.co.jp】【目次】


アメリカで自分のラボを持つ

「アット・ザ・ヘルム
〜自分のラボをもつ日のために」おすすめ

著者:キャシー・バーカー著、浜口 道成監訳、税込価格: ¥5,040 (本体: ¥4,800)、出版:メディカル・サイエンス・インターナショナル、ISBN:4-89592-357-6、発行年月:2004.2 【bk1】【amazon.co.jp】【目次

「At the Helm : A Laboratory Navigator」おすすめ

Kathy Barker, Cold Spring Harbor Laboratory Press, ISBN: 0879695838, $45.00
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アメリカで新しく自分のラボを持つようになった新米PI(Principal Investigator)のための本です。
・ スタッフやポスドクをどのように採用するか(具体的な面接の方法にまで言及)
・ PIとして論文を書く際の注意点(First authorが書くのか、それとも、PIが書くのか、Authorshipはどうするか、など)
・ ミーティングやセミナーの運営の仕方
・ ラボ内でのトラブルの解決法(セクシャルハラスメントの問題、ラボ内の恋愛の問題、ラボスタッフの解雇の仕方)
など非常に具体的なアドバイスが多くのっています。また、この本はKathy Barkerという女性のPIが書いていますが、実際には、彼女の友人である多くのPIをインタビューして彼ら/彼女らの意見を掲載しています。この本はアメリカで独立し自分の研究室を持とうという人には必携の本といえましょう。また、実は、アメリカに研究留学をしようとする方にも必携の本といえます。アメリカ人がどのような形でポスドクを採用するのか、アメリカの研究室におけるPIとポスドクの関係はどのようになっているのか、アメリカのPIがどのように考えているかを理解することは、自分の行きたいラボに採用され、PIと良好な関係を保って留学生活を送る上できわめて重要なことと思います。



「Dr.Asaのニッポンのバイオ研究者海外ラボをゆく」

著者: 浅原 孝之、出版:羊土社、発行年月:2001.8、本体価格:¥3,200
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実験医学で同タイトルで連載されていたものが単行本になったものです。Dr. ASAはTufts University, St. Elizabeth Medical CenterのDr. Isnerのラボに留学して、現在はそこのAssisstant Professorとしてラボを構えられている方です(現在は日本でラボを構えてらっしゃいます)。ポスドクを雇い、ラボを運営していく上での話を私は毎月の連載で興味深く読んでいました。私は単行本の方は手に取っていませんので、多少、加筆などがあるのかも知れません。


「体当たりサバイバル in USA」

著者: 松本 智裕著、本体価格: ¥2,900 、出版:羊土社 、ISBN:4-89706-365-5、発行年月:2003.4 【bk1】【amazon.co.jp】(目次はこちら

以前の実験医学では、研究留学体験記がラボレポートとして連載されていましたが、2001年4月から、通常の研究留学ではなく、海外でラボを構え独立した方の体験記が連載されています。それと並行して、2002年5月より6回にわたって「体当たりサバイバル in USA」という連載がおこなわれていました。本著はこの連載に手を加えまとめたものです。著者は柳田研からCold Spring HarborのBeach研でポスドクをし、そのあと、Albert Einstein医科大学でラボを構えられ、アメリカで12年間研究生活を続けられた方です。これまでの研究留学本と比較して、アメリカでラボを構えるための心構えや、ラボを構えたあとの体験談などがこの本の売りになっています。将来、アメリカでラボを構えることを考えている方にはおすすめしたいと思います。

大学院留学関連書籍

「アメリカへ博士号をとりにいく 理系大学院留学奮戦記」

著者: 鎌谷 朝之、出版:化学同人、発行年月:2001.4、本体価格: ¥1,800 【bk1】【amazon.co.jp

UCIのPhDコースに留学されていた鎌谷さん(専門は化学)の体験記です。ガイドではなく読み物ですが、全体を通して読むことで、アメリカのPhDコースの雰囲気がよくわかると思います。



「さあ,アメリカ留学!」

著者:東原和成著・東原奈美著、税込価格:¥ 1,470(本体:¥ 1,400)、出版:羊土社、ISBN:4897064236、発行年月:1997.11【bk1】【amazon.co.jp】【目次】

夫婦でアメリカのPhDコースに留学された東原さんの体験記です。ガイドというよりは読み物です。



「アメリカ大学院留学」

著者:ロバート・L・ピーターズ他、出版:アルク、発行年月:1996.3、本体価格: ¥3,107 【bk1】【amazon.co.jp

アメリカの大学院を受験する方には必須の本。


ビザ関連書籍

「最新アメリカビザ完全マニュアル」

著者: インターカルチュラルグループUSA編、出版:スパイク、発行年月:1998.8、本体価格:¥1,800 【bk1】【amazon.co.jp

どのビザを取ったらいいかという人には役立つかもしれませんが、研究留学の人にはここまで必要ないと思います。Jビザに関する記載はごくわずかです。私は巻末にあるOF-156(DS-156の古いフォーム)の記載方法の部分が役立ちました。

更新記録

随時追加。

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