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アメリカでの車の購入

■誰から車を買うか

(1) ディーラーから買う。

日本と違って、アメリカのディーラーは新車と一緒に中古車も扱っています。HONDAのディーラーにTOYOTAの中古車がおいてあったりします。

(2) 個人売買で手に入れる。

個人売買はアメリカでは盛んです。ディーラーから買うより安く買えるというメリットがありますが、ライセンスの手続きを自分で行わなければいけない、時に金銭の受け渡しなどでトラブルが生じることもありえます。また、買う前には、自動車修理屋に持ち込んで一度チェックしてもらうことが一般的です。個人売買についてはこちらをご覧下さい。

■新車か中古車か

アメリカは日本に比べると中古車の値段が高いです。私は200万円で買った車を4年間乗って、留学前に手放しましたが、値段はわずか30万円でした(特に、事故も故障もしていません)。アメリカであれば、おそらく100万円以上で売れるでしょう。こちらは中古車を買う時の値段も高いですが、売るときも高い値段で売れます。したがって、最初にある程度まとまったお金を払えるのであれば、新車を買った方が安く済みます。200万円で新車を買っても3年後には130万円くらいで売れますし、中古で100万円くらいの車を買っても3年後には40万円くらいで売れます。つまり、新車であろうと中古車であろうと3年間の値下がり額はそれほど変わらないということです。それであれば、新車で買った方がかえって修理代などがかからない分安上がりになるという理屈です。アメリカでは日本車は高級外車と考えられています。やはり、日本車は故障が少なく、リセールバリューも高いようです。

また、治安の悪い都市や寒冷地に済むような方は、あまりくたびれた車を買うと命に関わります。

■リース

リースという手もああります。リースの最大のメリットは手放すときに売る手間がかからないことだと思います。滞在期間が短く、かつ、帰国する時期が確定しているのならリースもいいと思います。2年以上滞在するのであれば、購入した方が安くあがります。

■ディーラーでの購入

新車はどのディーラーで買ってもあまり値段に違いはないと思います。新車と言っても、注文生産の日本と違って、店頭の在庫の中から選びます。つまり、色やオプションなどが自由に選べるわけではありません。

中古車の価格の目安はKelly Blue Guide(http://www.kbb.com/)で調べられます。中古車屋もこのガイドを目安に値段を付けています。ある程度、お目当ての車種が決まったら、Kelly Blue Guideで相場を調べておきます。

新車は車に値段が書いてありますが、中古車は書いてありませんので、いちいちセールスマンに聞かなくてはいけません。これが結構面倒で、時間を食います。

Hondaの車を買うなら、やはりHondaのディーラーがいいでしょう。手持ちの車も多いですし、将来の修理や点検などもお願いするときに安心です。ただ、独立系のディーラー(いろいろなメーカーの車を扱っているお店)に比べると少々割高かもしれません。また、修理のことなどを考えると出来るだけ家から近いディーラーにしておいた方が無難です。

■契約の注意点

必ず、試乗させてもらってから契約して下さい。試乗の際に何か不具合を見つけたら、修理を依頼しましょう。この際も口約束ではなく、はっきりと契約書に「後日〜の修理をする」という一文を書いてもらいます。

値引きは、10%程度が最大かと思います。値引きの交渉は日本のそれとあまり変わらないと思います(下っ端のセールスマンより上司にかけあう、対抗車をちらつかせるなど)。ただ、英語が上手でないとセールスマンに押し切られてしまいがちです。研究室のアメリカ人に一緒に来てもらうのもいいでしょう。また、ディーラー自体、値引きしない方針(no haggling policy)のディーラーもあります。

■ナンバープレートとタイトルについて

私はディーラーで購入したので、手続きはすべて代行してもらったので、詳細はわかりません。領収書を見てみると、自動車税とRegistration feeあわせて500ドル強取られています。ワシントン州の自動車税は1999年11月にI-695という法律が出来たため、大幅に安くなりました。詳しいことはLicensing Office(http://www.wa.gov/dol/main.htm)のホームページをご覧下さい。

購入後も、年に一回自動車税の請求が来ます。I-695のおかげで、自動車税は大幅に安くなりました。2000年6月に請求が来ましたが、100ドル程度でした。自動車税を納めるとタブが送られてきますので、ナンバープレートに張り付けます。

また、2年に一度排気ガスの検査を受けなければなりません。

■オリジナルのナンバープレートを手に入れる

通常の図柄のナンバープレート以外に、所属する大学の図柄の入ったものなど、いくつかの図柄に変更することができます。また、ナンバー自身を自分の希望のものに変えることもできます。これらのサービスの詳細については、Licensing Office(http://www.wa.gov/dol/main.htm)のホームページをご覧下さい。


私はワゴン車が欲しくて、SUBARUのレガシーに絞って車探しをしました。新車かもしくは新車に近いような中古車を探しました。結局1年落ちのレガシーワゴンを購入しました。

車の購入は、留学期間中のもっとも高い買い物でしょう。特に、渡米直後は十分な金額が銀行にないので、支払いに困ります。私は無理を言って、5000ドル分をクレジットカードで払わせてもらいました。残りは小切手で支払いましたが、金額が多いことと、私がまだ仮の小切手しかもっていなかったので、Bank Check (Casher Check)を作ってきて欲しいといわれました。もちろんローンを組んでもらうという手もありますが面倒なので、現金で払いました。

車の購入が済んだら、保険の契約をしないといけません。保険がないと車を持って帰ることができません。ディーラーに紹介してもらって、電話で保険の契約をすれば、折り返し、保険のIDをFAXしてくれますので、当日もって帰ることができます。私は、ホテルに戻って、AIGの保険を契約するつもりだったので、車は3日ほど預かってもらって、保険契約が済んでから、受け取りに行きました。

ナンバープレートは仮のもの(紙でできています)をディーラーが付けてくれ、一定の期間内はそれで運転が可能になります。私の紙のナンバープレートは8月25日まで有効になっていました。ナンバープレートは、車購入後4週間ほど経って、ディーラーから「ナンバープレートが届いたので、付けに来て下さい」との連絡があり、車を持っていって、付けてもらいました。

8月26日に所有権証明書(Vehicle Certificate of Title)が届きました。これは安全な場所に保管してあります。

更新記録

●2000年2月1日:新規掲載
●2000年8月15日:全面的に最新情報にupdate

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