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ソーシャルセキュリティナンバー

Social Security Number (SSN) というのは、本来は社会保証を受けるための登録番号であり、同時に納税のための登録番号ですが、戸籍のないアメリカでは個人を特定する唯一の方法であるため、銀行口座開設、運転免許証取得などのいろいろな場面で使用されます。 SSNを持っていれば手続きがスムーズに進みますので、是非とも早いうちに取っておきたいものです。最近は、本来の目的から、労働を許可されないビザの所持者(たとえば、学生ビザ所持者やJ-2などの配偶者ビザ所持者など)にはSSNが発行されなくなっています。

申請に必要なものは

  • 年齢を示すもの(出生証明書、パスポートなど)
  • 何らかのID(免許証、学生証、パスポートなど)
  • US citizenshipまたはLawful Alien Statusを示すもの
    私たちのような立場の人間としては、パスポートとDS-2019(旧IAP-66)、I-94があればよいと思います。

Social Securityのホームページはhttp://www.ssa.govにあります。また、このホームページ内のThe Social Security Office Locator(http://s3abaca.ssa.gov/pro/fol/fol-home.html)にZIPコードを入力すると自宅の最寄りの事務所がわかります。

また、2002年9月以降、SSNの発行にはかなりの時間がかかるようになってきており、1ヶ月以上かかるケースもあるようです。発行までにどの程度かかるかは申請の際に係官に聞いておくとよいでしょう。また、渡米後すぐにSSNの申請をおこなうより、入国してから2〜3週間たってから(入国の情報がデータベースに載るのに2〜3週間かかるらしい)申請した方が最終的には早く手に入れられるという情報も複数の方からいただいています。この点は、大学のInternational Officeなどで相談するとよいでしょう。

なお、私が渡米した当時は、申請から2、3日後には1-800-772-1213に電話をすると、SSNを教えてくれましたが、現在では、「SSNが届くまで待て」といわれて、SSNは教えてもらえないようです。

Social Security Number取得の体験談をMOさんからいただきましたので掲載致します。(取得時期:2006年4月)


ビザ:J1
入国日:2006/3/15
滞在先:メリーランド州
大学への届け出:2006/3/17
SSNでの手続き:2006/4/3
SSN受け取り(郵送):2006/4/7
手続きをしたオフィス:
SUITE L20
11006 VEIRS MILL ROAD
SILVER SPRING, MD 20902
※住所はSilver Springですが、WeatonのWestfield Shoppingtown の敷地内にあります。ショッピングモールとは別のCircuit City(量販電気店)が入っている別棟にあり、Checkersというファーストフード店の隣です。

大学にまず入国を報告しましたが、その際、SSオフィスに行くまで10日間(business day)は待つように言われました。

持参した書類:パスポート(J1ビザ)、DS-2019、大学からの証明書(J1ビザで滞在しているresearch scholarである、という内容)
※最後の証明書はその場で返却されました。

手続きそのものは5分足らずで特に問題なく終了しました。ただ、2時頃にオフィスに着いたのですがすごく混んでいて、順番が来るまで1時間半待ちました。

※私の場合、米国で給与が支給されるわけではありませんので必ずしもSSNは必要ないのですが、それでも問題なく発行されました。ご参考になれば幸いです。


シアトルに到着した次の日にさっそくSSN Offiiceに行きました。シアトル近郊には、いくつかのSSN Officeがあり、その中で、もっとも近いNorth Office(11000 Lake City Way NE, #200, Seattle, WA 98125)に行きました(現在はこのオフィスは閉鎖されています)。待合室の警備の人に、おまえはSSNを取得する必要はないのではないかと脅されましたが、パスポート、IAP-66、I-94を提出して、無事申請は受理されました。まだ、アパートも決まっていなかったので、一緒に同伴してくれた同僚の住所を送り先にさせてもらいました。

SSNは7月20日に、無事友人宅に郵送されました。結局、14日かかったことになります。SSNが届くまでの間、銀行口座開設やアパート賃貸の申し込みの際にSSNを尋ねられましたが、now applyingということで問題ありませんでした。Washington州は他州に比べ「SSNがないと駄目」といわれることが少ないように思います。

1週間後の時点ではまだ郵送されていませんでしたが、上記の電話番号に電話をかけて、名前、誕生日、母親の旧姓、父親の名前をいうとSSNを教えてもらうことができました。

妻がこちらに来てから少したってから、妻の分のSSNを申請に行きました。しかし、J-2ビザには現在SSNを発行しない方針であると言われ、断られました。銀行の口座から得る利子収入に対して税金を払う必要があると説明すると、IRS(税務署)に行って、Tax payer numberをもらうようにと言われました。さらに食い下がって、J-2ビザホルダーは許可を得れば、就労が可能だと説明しましたが、それなら、許可をもらったときにまた来て下さいと言われ、結局あきらめました。

更新記録

●2000年2月1日:新規掲載
●2003年1月1日:最近SSN発行に時間がかかっていることを追記

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