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研究者の書棚:研究者のためのプレゼンテーション本

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プレゼンテーション技術

「バイオ研究で絶対役立つプレゼンテーションの基本」

著者: 大隅 典子、税込価格: ¥3,360 (本体: ¥3,200)、出版:羊土社、ISBN:4-89706-879-7、発行年月:2004.4【bk1】【amazon.co.jp】【目次

「あとがき」にもかかれているように、この本はPowerpointを一つの道具として使っているものの、PowerPointの使い方マニュアルではなく、あくまでも生命科学分野におけるプレゼンテーションの基本をこの道に入ったばかりの大学院生などに紹介するための本です。したがって、PowerPointの使い方の紹介は第2章だけで、あとは、学会、ラボ内でのプログレスリポート、セミナーなど場面ごとのプレゼンテーションのノウハウや、リハーサルの方法などに多くのページが割かれています。まだ、PowerPointを使った発表になれていない大学院生レベル向けの本かなと思います。



「学会発表」

著者:James Calnan著・Andras Barabas著・諏訪邦夫訳、税込価格:¥ 2,835(本体:¥ 2,700)、出版:総合医学社、ISBN:4883781305、発行年月:2001.08【bk1】【amazon.co.jp】【目次】


ポスタープレゼンテーション

「ポスター発表はチャンスの宝庫!」

著者:今泉美佳著、税込価格:¥ 3,045(本体:¥ 2,900)、出版:羊土社、ISBN:489706354X、発行年月:2003.06【bk1】【amazon.co.jp】【目次

この本はいわゆるオーラルプレゼンテーションではなく、ポスタープレゼンテーションのハウツー本です。内容としては、どちらかというと初めてポスター発表をする人向けの本です。ただ、学会場でみつけた「よいポスター」を10個ほど紹介し、どこがいい点かを詳しく紹介するというのはなかなかいいアイデアだと思いました。いいポスターを作るには、できるだけたくさんのいいポスターを見て、いいところをまねるということが大切だと思います。そういった意味で、これまでにたくさんのポスターを作ってきた方も、もう一度、自分のポスター作りを見直してみるのにいいかも知れません。



「Illustrator CS3の仕事術」超おすすめ

著者:高橋 正之、出版社:毎日コミュニケーションズ (2008-05-14)、ASIN:4839927960【amazon.co.jp】【bk1

Illustratorはイラストを描くソフトであると同時に、ページ数の少ない印刷物作成のためのレイアウトソフトであります。医学バイオ系の研究者にとってIllustratorは、大判一枚刷りポスターの作成や論文のFigure作りになくてはならないソフトです。しかし、Illustratorの解説本というと、もっぱらイラスト作成に焦点をおいた本がほとんどで、印刷物のレイアウトソフトとしての機能に焦点を置いた本はほとんどありません。

私が2003年に大判一枚刷りポスターを作成した際に出会った本が、「Illustrator 10の仕事術」で、この本なくしては、ポスター作成が出来なかったと言うくらいお世話になりました。「1枚刷りポスターに挑戦」で紹介したところ、多くの方からも支持を得ました。その後、Illustratorのバージョンアップとともに、本書も続編が作られました。Illustrator CSの仕事術では2分冊(ビジネスグラフィック編クリエイティブテクニック編)になりましたが、Illustrator CS2の仕事術では1冊にまとめられました。本書Illustrator CS3の仕事術では基本的には、同シリーズの流れをくむ内容になっています。レイアウトがシンプルになった分、内容的にはやや薄くなったかもしれません(CS2のバージョンがもっともバランスがいいような気がします)が、初めて読む方にはこのくらいの方が読みやすいのかもしれません。

いずれにしても、Illustratorを使って、大判一枚刷りポスターや論文のFigureを作る方必携の一冊と言っていいと思います。


PowerPointハウツー本

  
「PowerPointのやさしい使い方から学会発表まで」改訂第二版 おすすめ

著者:谷口 武利編集、税込価格:\4,725、出版:羊土社、ISBN:4758108102、発行年月:2007.3【bk1】【amazon.co.jp】【目次

初版は研究者のためのPower Pointの入門書という色合いの本であったが、改訂版に当たって、時節をとらえた改訂が行われた。特に、後半では、アニメーションを効果的に使う方法、美しい図を書く方法、動画の作り方、など応用技術の充実が図られた。細かいポイントではあるが、プレゼンテーションパックの使用方法、配付資料の作製方法、WinowsとMacintoshの互換性対策、eラーニング資料の作製方法、一枚刷りポスターの作製方法などかなりツボを押さえた一冊に仕上がっている。現時点では、研究者向けのPower Point指南書としてはベストの一冊と言っていいだろう。


「PowerPoint疑問氷解 Mac+Win」おすすめ

著者: 高原 太郎、出版:秀潤社、ISBN:4-87962-245-1、発行年月:2001.10、本体価格: ¥3,200【bk1】【amazon.co.jp

「PowerPoint疑問氷解 1 XP」おすすめ

著者:高原太郎著、税込価格:¥ 3,150(本体:¥ 3,000)、出版:秀潤社、ISBN:4879622583、発行年月:2003.03【bk1】【amazon.co.jp】【目次】

PowerPoint疑問氷解(Mac+Win版)をWindows XP専用に全面的に書き直したもので、新たな章もいくつか追加されたようです(こちらを参考に)。PowerPoint関係の本ではピカイチの本と言っていいでしょう。



「PowerPoint疑問氷解 2 OS 9」おすすめ

著者:高原太郎著、税込価格:¥ 3,255(本体:¥ 3,100)、出版:秀潤社、ISBN:4879622621、発行年月:2003.07【bk1】【amazon.co.jp】【目次】

PowerPoint疑問氷解(Mac+Win版)をMac OS9専用に全面的に書き直したものです。OSX版はいつになるのでしょうか。



「デジタルプレゼンテーション」

著者:内田整著・讃岐美智義著・橋本悟著、税込価格:¥ 3,780(本体:¥ 3,600)、出版:秀潤社、ISBN:4879622524、発行年月:2002.04【bk1】【amazon.co.jp】【目次】



「学会プレゼン新技法」

著者:高橋良治著・中嶋秀夫著・小松一祐著、税込価格:¥ 3,675(本体:¥ 3,500)、出版:日本医事新報社、ISBN:4784972110、発行年月:2001.12【bk1】【amazon.co.jp】【目次】


Keynoteハウツー本

「Keynote 2プレゼンテーション入門」

著者:高橋 良著、税込価格:¥3,360、出版:秀潤社、ISBN:4879622915、発行年月:2005.10【bk1】【amazon.co.jp】【目次】

Keynoteに関する日本語で書かれた唯一の本です。


英語でのプレゼンテーション

「医学・生物学研究者のための絶対話せる英会話 研究室内の日常会話から国際学会発表まで」おすすめ

著者: 東原 和成著、出版:羊土社、発行年月:1999.4、本体価格: ¥3,950【bk1】【amazon.co.jp

研究者が遭遇する場面に分けて基本的な会話例を掲載しています。研究者の英会話入門書としておすすめ。特に、英語でのプレゼンテーションをする方には参考になります。



「とっさに使える英会話-留学先のラボ・国際学会でそのまま使えるフレーズ集」

著者:東原 和成著、出版:羊土社、発行年月:2000.10、本体価格: ¥3,900【bk1】【amazon.co.jp

上記の本の続編なのですが、ただの例文集といった感じになっていて、上記の本のよさはないように思います。上記の本を気に入って、もっと例文が欲しい、という人は買ってもいいかもしれません。



「理科系のための実戦英語プレゼンテーション」

著者:広岡慶彦著、税込価格:¥ 2,835(本体:¥ 2,700)、出版:朝倉書店、ISBN:4254101821、発行年月:2002.04【bk1】【amazon.co.jp】【目次

研究者向けプレゼン英語本。国際学会で必要な英会話についても言及。あとから「理科系のための入門英語プレゼンテーション」が執筆されたので、中上級者向けということになっています。まずは、「理科系のための入門英語プレゼンテーション」を購入して、気に入られたら例文数を増やす意味で買われたらよいと思います。



「理科系のための入門英語プレゼンテーション」おすすめ

著者:広岡慶彦著、税込価格:¥ 2,625(本体:¥ 2,500)、出版:朝倉書店、ISBN:4254101848、発行年月:2003.04【bk1】【amazon.co.jp】【目次】

研究者向けプレゼン英語本。国際学会で必要な英会話についても言及。「理科系のための実践英語プレゼンテーション」がやや難しいという意見もあり、その入門編として作られました。入門者向けの例文と中級者向けの例文を並べて掲載するというスタイルになっています。英語でのプレゼンテーションに関する本としては、「医学・生物学研究者のための絶対話せる英会話」と並ぶおすすめ本です。



「国際学会のための科学英語絶対リスニング」

著者:田中 顕生著 / Robert F.Whittier著・英文監修 / 山本 雅監修、税込価格:¥4,830、出版:羊土社、ISBN:4897064872、発行年月:2005.10【bk1】【amazon.co.jp】【目次

英語論文の書き方、英語での発表の仕方に関する本はたくさん出版されています。でも、リスニングに関する本ってなかったのではないでしょうか?ある意味、もっとも書籍にしにくいものであり、多くの方が待ちに待った本なのではないかと思います。本書は、前半で、英語のプレゼンテーションや国際学会進行の上でよく使う表現をまとめてあり、後半では、実際におこなわれたプレゼンテーション5つをスクリプト付きで紹介しています。数としては5つに過ぎませんが、こういったものを覚えるほど繰り返すというのがリスニング、やプレゼンテーション上達への王道なのだと思います。さらに言えば、こういう口演がスクリプトとPowerPointファイル付きでたくさんPodcast配信されたらいいなと思います。とりあえず、お薦めの一冊として紹介しておきます。


「国際医学会のための実践英会話-海外で開催される学会出席のノウハウ」

著者:高階 経和、J・サカマノ共著、出版:南江堂、発行年月:1992.5、本体価格: ¥1,942、【bk1】【amazon.co.jp

二人の医師が国際学会に出席する際の準備から発表までの英会話を、左ページに英語で、右ページに対訳を載せている本。


「英語口頭発表のすべて-国際社会での活躍をめざす科学者・技術者のために」

著者: 中村 輝太郎編著、出版:丸善、発行年月:1982.1、本体価格: ¥2,600、【bk1】【amazon.co.jp


「科学者のための英語口頭発表のしかた」

著者: 中山 茂著、出版:朝倉書店、発行年月:1989.8、本体価格: ¥2,900、【bk1】【amazon.co.jp

  
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