2006.04.08

Safariの裏メニューDebugを有効にする

Safari で表示しているページを他のブラウザで表示する簡単な方法があります。それが、Safariの裏メニュー「Debug」を使う方法です。

「Debug」メニューを有効にするには、ターミナル.appを開けて、以下のコマンドを実行します。

$ defaults write com.apple.Safari IncludeDebugMenu -bool true

Safariを再起動すると、メニューバーの一番右にDebugというメニューが追加されているはずです。なお、ターミナルをいじるのがいやな方は、Safari Enhancerを使ってもDebugメニューを有効にすることができます。

Debugメニューの中で便利なのが、「Open with」というメニューで、今見ているページを他のブラウザで開くことができます。

また、銀行のサイトなどのサイトで「WindowsのInternet Explorer 6以上でないと見ることができません」とアラートが出ることがあります。これは、User AgentといってアクセスしているOSの種類やブラウザの種類を判定することで、アクセスを拒否していることが多いのです。このようなページにSafariを使ってアクセスするには、Debugメニューの「User Agent」で「Windows MSIE 6.0」とするのが一つの方法です。必ずしもうまくいくとは限りませんが。

 

Debugメニューを消したいとき

ターミナル.appを開けて、以下のコマンドを実行します。

$ defaults write com.apple.Safari IncludeDebugMenu -bool false

または、以下のコマンドを実行してもいいです。

$ defaults delete com.apple.Safari IncludeDebugMenu

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2006.04.06

Safariのブラウザウインドウ内でPDFを開かない方法

PubMedなどで探した論文のPDFファイル見る際に、ブラウザウインドウ内でPDFを見るというのは好きではなく、デスクトップにダウンロードしてAcrobatかプレビュー.appで開くというのが私の好みです。

Mac OS X標準のブラウザSafariの場合、version 2以前は、ブラウザウインドウ内でPDFを開くことはできず、PDFファイルへのリンクをクリックするとPDFファイルが自動的にダウンロードされるようになっていました。しかし、Acrobat 7(およびAdobe Reader 7)に「AdobePDFViewer.plugin」が同梱されるようになり、SafariではPDFをブラウザウインドウ内に表示できるようになりました(結構もたつきます)。従来通りPDFファイルのリンクをクリックしたときに、デスクトップにダウンロードしたいという向きには、/Libraries/Internet Plug-in/の中にあるAdobePDFViewer.pluginを他の場所(デスクトップなど)に動かして、Safariを再起動することで実現できます。

Safari 2以降(Safari RSS)では、AdobePDFViewer.pluginなしで、Safariのブラウザウインドウ内でPDFファイルが開けるようになっています(インライン表示)。AdobePDFVierwerに比べるとはるかに高速なので、だいぶストレスは減りますが、やはり、従来通りPDFファイルのリンクをクリックしたときにPDFファイルがダウンロードされる方がよいという場合は、以下の方法で実現できます。

ターミナル.appを開き、以下のコマンドを実行します。

$ defaults write com.apple.Safari WebKitOmitPDFSupport -bool true

上記のコマンドでは、-bool trueのかわりに「YES」でもいいです。

defaultsコマンドはCocoaアプリケーションで初期設定(拡張子plistのファイルに書き込まれている)を編集するためのコマンドです。拡張子plistのファイルはプログラムが参照するファイルでXMLで書かれたテキストファイルです。ちなみに、開発環境(XCode)をインストールすると、Plistエディタが使えるようになり、扱いやすくなります。

これでも、PDFがSafariのブラウザウインドウ内に表示されてしまう場合は、AdobePDFViewerがインストールされている場合がありますので、上記の方法でdisableして下さい。

 

設定を戻す方法

やっぱり、Safariのブラウザウインドウ内でPDFを開きたくなったら、以下のコマンドを実行して下さい。

$ defaults write com.apple.Safari WebKitOmitPDFSupport -bool false

-bool falseのかわりに「NO」でもいいです。もしくは、

$ defaults delete com.apple.Safari WebKitOmitPDFSupport

でもいいです。

なお、Intel MacのMacBook ProとMac miniでは、「WebKitOmitPDFSupport」ではなく、「WebkitOmitPDFSupport」 としないとうまく動いてくれませんでした。バグなのかもしれません。

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