GTDの具体的な手順
Getting things done (GTD)を先日紹介しましたが、「Life Hacks PRESS  ̄デジタル世代の「カイゼン」術 ̄」の「第2章:GTDをやってみる」を元に、GTDの具体的な手順についてまとめてみました。
1. 「あなたの注意を引くことすべて」を書き出します(これをIn-Boxという)。すべてを書き出すことで、頭を空っぽにして、何かやらなければいけないのではないかというストレスから解放されることがGTDの最大の効果です。
書き出したアイテムを以下の5つのリストに振り分けていきます。
- 「いつかやること / 多分やること」リスト
- 「資料」リスト
- 「プロジェクト」リスト
- 「連絡待ち」リスト
- 「次の物理的なアクション」リスト
2. まず、それが今やることがどうかを判断します。今やらないことは、
- ゴミ箱
- 「いつかやること / 多分やること」リスト
- 「資料」リスト
のいずれかに振り分けます。「いつかやること / 多分やること」リストは、将来に実行したいと思っていること、買いたいもの、読みたい本なども入ります。
3. 今やるべきことは、それが「次の物理的なアクションが1つか、2つ以上か」判断します。物理的なアクションが2つ以上の場合は
- 「プロジェクト」リスト
に振り分けます。後日レビューして、物理的アクションにまで分解し、行動計画を立てます。
4. 物理的なアクションが1つで、2分以内にできるなら、その場ですぐやります。
5. 2分以内に終えることができないのであれば、「自分でやるか」「誰かに頼むか」を判断します。誰かにまかせるのなら、
- 「連絡待ち」リスト
に振り分けます。
6. 2分以内に終えることができず、自分でやることであれば、
- 「次の物理的なアクション」リスト
- カレンダー
に振り分けます。特定の日付にやるべきことは「カレンダー」、それ以外は「次の物理的なアクション」リストに振り分けます。
以上に振り分けたものを実行していくわけですが、定期的に、これらのリストをレビューして見直していきます。
GTDは紙ベースでやることも可能ですし、PDAを使ってもいいですし、自分のライフスタイルにあったツールを使うことが長続きする秘訣です。「Life Hacks PRESS  ̄デジタル世代の「カイゼン」術 ̄」には3色フォルダを使う方法、MoleskineのMemo Pocketを使う方法、 Hipster PDAを使う方法、check*pad、 GTD Tiddly Wiki、など、個性的な方法が紹介されています。