2010.05.05

JビザからHビザへのステータスの変更の体験談

嶋崎幸生さんから、JビザからHビザへのステータスの変更を行い、日本へ一時帰国してHビザスタンプを取得してされた体験談をいただいたので掲載します。

Hビザの申請(ステータスの変更)

私の場合、ボストン大学医学部で3年間、研究室の移動に伴ってマサチューセッツ州立大学医学部でさらに2年間、いずれもJビザ(2年間の帰国義務なし)で研究を続けていました。2009年5月14日にJ-1プログラムが終了するにもかかわらず、ビザのステータス変更の申請準備が遅れていました。2008年の12月より、まずPIと、アメリカでの研究生活のゴール、プロジェクトの実現の見通し、滞在期間延長の必要性などを少し時間をかけて話し合い、JビザからHビザへの変更についてPIから承諾を得ました。以後、当大学でのHビザ申請の準備は、以下の様になりました。

ステップ1: H-1Bビザの申請資格の学内審査のために、学部学科(私の場合はDepartment of Medicine)の担当者と私で、雇用期間、給与額、雇用主のサインなどが記入された学内用の申請書を作成してISSO(International Students and Scholars Office)に提出・・・・・・2009年1月30日

ステップ2: H-1BビザのスポンサーなどについてISSOが書類を審査、パスすれば、労働局(DOL)とともに一般賃金との比較などを行い、ISSOから労働局へLCA(Labor Condition Application)を提出・・・・・・2009年2月2日

ステップ3: LCAが認定されるまでの間、移民局(USCIS)へHビザを申請するのに必要な書類を、学部学科と申請者のそれぞれで作成、チェックリストとともにすべての書類をISSOへ提出・・・・・・2009年2月6日(学部学科)、3月10日(申請者)
• 学部学科より: PIからのH-1B Support Letter; Processing Fee($320); “Anti-fraud” Fee($500)
• 申請者より: 英文の学位証明書; CV; I-94とパスポートおよびDS-2019のコピー; H-4申請書類(Form I-539、家族それぞれのI-94とパスポートおよびDS-2019のコピー、英文の婚姻証明書と出生証明書、J-2の労働許可証のコピー); Form I-539のfiling fee($300)

ステップ4: H-1Bビザ申請書(Form I-129他)およびH-4ビザ申請書(Form I-539他)をISSOから移民局へ提出・・・・・・2009年3月11日

最終的に、私と家族全員のI-797A(Approval Notice of H-1B or H-4)がISSOへ郵送されてきたのは、2009年4月6日でした(移民局は3月12日に受領、3月27日に通知、と記載されています)。

準備はしていたのですが、私の場合、申請前に外部機関からのCredential Evaluation(日本での最高学位に対する信認評価)を受けず、また、Premium Processing Fee($1000)を支払わなかったのは、ISSOのビザ担当者との面談を経て、そのアドバイスに従ったからです。当大学のHビザ申請者の95%は学位の認定書を提出しておらず、その費用を節約しており、仮に移民局から申請後にリクエストがあっても、それは審査の終了後ではなく、審査の途中であるためその時点で行えばよい、というものでした。Premium Processing については、申請書類の提出後一ヶ月ほど待ってI-797Aの通知がなければ、その時点で申請する、という方針を立てました(当時は、リーマン・ショックからまだ数ヶ月しか経っておらず、急速に景気が後退、アメリカ企業による外国人の雇用申請が極端に減っており、移民局によるH-1Bの審査プロセスが非常に迅速になっているらしい、という情報に基づいたものでした)。

振り返って見ると、出身大学・大学院から英文の学位証明書を発行していただくのに、日本に住む両親を通じて申請しなければならなかったため、入手まで一ヶ月ほどかかってしまいました。私の場合、ビザの申請時に学位の認定書を添付しないため、MDとPhDの両方の学位証明書、および学部と大学院の両方の成績証明書も移民局に提出しました。みなさんが体験談でアドバイスされている様に、とにかく英文の学位証明書をできるだけ早く入手され、以後、余裕を持って申請準備を進められる事をお勧めします。

Hビザスタンプの申請(アメリカ大使館での面接)

私が研究室で長期休暇を取りやすく、また娘たちが日本の公立小学校に体験入学のできる7月に、3週間ほど帰国する予定を立てました。私たちは九州出身ですが、福岡や大阪・神戸領事館ではなく、面接の予約枠の多い東京大使館で面接を受ける事に決めました。4月中はまだ7月の面接のオンライン予約ができず、5月17日にようやく7月8日の予約を取ることができました。ビザスタンプ取得目的の一時帰国についてISSOに連絡した際には、多くのtravel adviceをいただき、updated employment letterを人事課に準備してもらう様に勧められ、その様にしました。I-797Aはもちろんですが、I-129(コピー)も忘れないようにしました。

私と家族にとって5年ぶりの帰国で、ボストンからカナダ・トロント経由での長時間のフライトや時差による疲れは予想通りでしたが、日本での蒸し暑さ(まだ梅雨が明けていませんでした)にはかなり閉口しました。空港内でも、(省エネのためか)エアコンの温度が高めに設定されている様に感じました。面接日までわざと2日半ほど空けていましたので、大使館に近い赤坂のホテルに宿泊して私も家族も休息を取りつつ、カラー写真の撮影(現在は、新規のDS-160オンライン申請書にカラー写真をアップロードする事が必要で、さらにプリントされたカラー写真を面接時に持参する事が必要な様です)、ゆうちょ銀行での申請料金の支払い、エスパック500(現在は、レターパック500)の購入などを行いました。当日は午前9時の予約で、入館して2時間近く待ちましたが、家族全員が領事の方と少しずつ質疑応答を行った後、「あなたのビザ申請は、面接が終了して許可されました」という紙を渡され、午前11時ごろ終了しました。

アメリカ出国・入国審査

I-797AがISSOへ郵送されてきた直後にISSOの税務担当者と面談がありました。当大学ではI-797Aを個人で保管する様になっており、またI-797Aの右下にあるアップデートされたI-94(出入国カード)を切り離して、すでにパスポートにあるオリジナルのI-94に重ねてホチキスで止めておく様に説明されました。さらに、「出国時に」アップデートもオリジナルもI-94カードは両方ともパスポートから回収される、そして「入国時」に新しいI-94が発行される、との事でした。私たちは、ボストンの空港のチェックイン・カウンターで、これから出国してトロントに向かうため、エア・カナダのスタッフに説明してI-94を両方とも回収してもらいました。トロントでは、カナダの入国審査しかありませんでした。

帰りは成田からトロントに入って一泊したのですが、翌朝のトロント-ボストン便にチェックインする前に新しいI-94に必要事項を記入、そのあと移民審査官から少し質問を受け、H-1B(またはH-4)ステータスである事とその有効期限をそれぞれのI-94に記載してもらいました。ただ、その若い女性の審査官には(確認のために一度席をはずして戻って来てから)、「I-797AのアップデートされたI-94は、再入国までずっと保持しておくべきだった」と諭されました。

長くなりましたが、以上がHビザに関する私と私の家族の体験談です。これから申請される方々にとって、少しでもお役に立つことがありましたら幸いです。

2010.05.04

大阪領事館でビザ面接の体験談

研究留学ネットのWhat's new!も、ほとんど研究留学ネタを流さず、すっかり、管理人の戯れ言blogと化していますがいかがお過ごしでしょうか。うれしいことに、久しぶりに研究留学ネタが書けます。

EPICEさんから、大阪領事館でビザ面接の体験談をいただきましたので掲載します。

2010年3月10日 10:30の予約で大阪領事館でビザ面接を受けました。
面接を受けるにあたり、こちらのサイトの体験談を読まして頂き、大変参考になりました。
今後の方の参考になればと思い投稿させて頂きます。

ビザ面接当日の事について触れさせて頂きます。

こちらのサイトを拝見してみなさん30分前までには着いていらっしゃるようでしたので、道に迷ったりした場合の事も考えて、早めに着いてお茶でも飲もうと思い、9:00に梅田に到着する予定で家を出ました。領事館のサイトの地図をプリントアウトして持参しました。梅田から徒歩で15分と記載されていましたが、実際は10分位で到着しました。地図通り行けば迷うことなくとても分りやすかったので、9:10前後には到着してしまいましたので隣にある「なかおかコーヒー」という喫茶店でお茶してました(コーヒー500円とちょっと高めですが一番近いです・・・)。外を見ているとエクスパックを持って歩いている人がちらほら見えたので、みなさんビザ面接かなと思い眺めていました。

ちょっと早いかなと思ったのですが9:40には到着しました。

入口の前で数人の男性がいて、一人の方からまず携帯電話の電源をオフにしパスポートと予約票を出すように言われました(予約時間を確認しただけで返してくれます)。そこでエクスパックの差出人控え(番号が書いてあるシール)を取って保管しておくように言われました。それですぐに中に入れてくれました。入るとすぐ上着を脱ぎ、電子辞書と携帯電話を預け、番号札をもらい、空港の検査みたいなのを通りました。その後「VISA」と書かれた名札を胸につけられ3階に行って下さいと指示されました。

皆さん守衛さん(?)という感じのおじさまでした。関西弁の気さくな感じの方ばかりでした。
エレベーターで3階に着くと、ビザの種類によって2列に並ぶようになっていました。私はJビザなので、左の列の学生ビザ・その他という方に並びました。

3人の日本人の方が受付されていました。

小さいテレビのようなものがあり、ディズニーワールドみたいな画像が流れていました。

そこで持参書類を提出するのですが、左と右の受付の男性はにこやかで特に質問などもしていないのに、真ん中の女性の受付の方は、色々と質問をしていました。(「何の仕事するの?」「それはどういう意味?具体的に」とかズバズバ結構きつい言い方でした。私の前の人は書類不備でその女性から書き直すように言われ、横にあるテーブルで書類を広げていました)「できれば真ん中あたりたくないな・・・」と思っていたら、私は順番で真ん中の女性の方でした。宝くじ売り場のような透明の板越しで提出しました。

案の上「何をしにアメリカに行くの?」「どの部署でトレーニングを受けるの?」「いつから?」「何?聞こえない」「期間は?」と。面接かと思う位の質問攻めでした。ちょっと顔が引きつりました。緊張しました。

そこで私が指摘された事は、「DS2009のコピーを控えているか?」(「持ってない」と言ったらコピーをして渡して下さりました)とエクスパックの品名欄に「書類」と記載して下さいという事でした。

そこで書類を返却され、2階へ階段で降りるように指示されました。
また同じように列に並び、透明の板越しに面接となります。
黒人の男性と白人の男性の2人が面接官でした。
私は面接というからには部屋に入って対座でやりとりがあるのかと勝手に想像していたので、みんなの前で公開でやっているのでびっくりしました。
でもその方が前の人のやりとりも分るし、緊張しないので良いかもとおもいました。
空港の入国審査のような感じのものをご想像頂くと良いと思います。
様子を見ていると、白人の面接官の方はほとんど日本語でやりとりをしていました。終始笑顔で「コンニチハ」から始まってやり取りはほとんど日本語でした。
私の前の人が「3years」と言っても「3ネンネ」と日本語でリピートしてそれしか聞かれていなかったので驚きました。
思ったより簡単に終わるかもと期待していたのですが、もう一人の黒人の面接官の方は声が小さかったので近くに行くまで分りませんでしたが、笑顔もなく英語のみの面接でした。それに結構つっこんだ質問もしている感じでした。私は心の中で「白人の面接官の方がいいな・・・」と思っていたのですが、順番で黒人の面接官の方になりました。

「Good Morning」と挨拶から始まり、まず両手の指紋を取りました。
それからいくつか質問をしながら書類を見て、PCに入力して、また書類を見て、質問してというような感じでした。
透明の板越しの会話はやりにくく感じました。
面接官の方の声が少し小さく2回も聞き返してしまいました。
私の言っている事も聞こえなかったようで、3回同じ事を言いました。何度も聞き返されるので間違えた事言ってるかと思いあせりました。マイクを使ってもう一度と指示されました。
私への質問の内容は
「アメリカへ行く目的」
「トレーニングの内容」
「どのセクションでトレーニングを受けるか」
「期間」
「サラリーはもらうか」
「金額はいくらか」
「ホストカンパニーの名前は」(ここで3回会社名を答えました)
「その会社は何をしている会社か」
笑顔がないので緊張しました。
もう質問これ以上しないで・・・と思っていました。
私への質問はこれはビザおりないかなとか面接しながら心配しましたが、話している最中にハンコを押しているのが見えて、ほっとしました。
その後サッと白い紙を渡されました。
「ビザが許可されました。内容を確認して下さい」という内容の紙でした。
それで「明日発送します」と英語で言われて終了でした。
おそらく、文脈やグラマーはめちゃくちゃな英語だったと思いますが、単語をつないで何とか答えたという感じでした。

エージェントの方から黙るのが一番よくないと言われていたので、それでけはしないように心がけました。

たまに意地悪な質問もありえるとも聞いていましたので覚悟していましたが、そんなに困る質問はなかったです。

どちらかといえば、書類提出の際の女性とのやりとりが一番緊張しました。
面接官によって当たり外れが少しある気もしますが、バックグラウンドや書類がきちんとろっていれば心配はないと思います。
私はエージェントの方から、化粧は最小限に、服もできればスーツで襟つきのものをと言われていたので(アメリカに行って男を作ると思われたらダメらしいです・・・)、まさに就職面接のような格好で行きましたが、みなさん女性はブーツだったり普段着で来てる人の方が多かったです。
デニムの方もいました。逆に私の方が浮いてるかなと思う位でした。
10:30の面接予約で面接終了が10:20でした!
トータルで40分ちょっとで終わりました。

早く行きすぎたせいもあったのですが、面接予約時間より早く終わるとは、思ったよりかなるスピーディでした。

こちらを拝見してかなり待つとの事で覚悟し文庫本も持って行っていたのですが、必要ありませんでした。

2009.10.23

Two-year ruleのwaiverの体験談

Two-year ruleのwaiverの体験談をUCLAさんからいただきましたので紹介します。

最近2年ルールに関する投稿が無いようなのでレポートを上げておきます。

最初にアメリカに来た時に学術振興会の特別研究員として来た為、Two-year ruleが課されている状態だったので、waiverの手続きを行いました。手続き自体は特に難しいことはありませんでした

まずDept. of StateのWebで申請書を作成します。ここで迷うのはStatement of reasonぐらいだと思いますが、大学のOISSからもらった短いサンプル文(数行程度)をほぼそのまま使いました。「??大学???研究所で??の職の機会があり、将来日本に帰国した際に、この経験が大変役に立つのでwaiverを認めて欲しい」というようなことを書いておきました。あと個々のケースに応じて少し具体的なことを追加しておけば良いと思います。永住するつもりだとか余計なことを書かなければ問題ないと思います。安全のため一応OISSで作文内容をチェックしてもらった方が良いと思います。

そして申請書をプリントアウト、サインして、過去、現在すべてのDS2019のコピー、マネーオーダーをDept. of Stateに送ります。同時に日本大使館にもNo objection statementをDept. of Stateに送付して欲しいという手紙を必要書類と共に郵送します。私の場合ここで一つ問題がありました。実は過去のDS2019の一つを紛失していました。そこで以前勤めていた大学のOISSに連絡してコピーを送ってもらいそれを使いました。それで全く問題ありませんでした。

書類を2009年7月末に郵送して、3週間後にDept. of Stateが日本大使館からNo objection statementを受け取り(私もそのコピーを日本大使館から受け取りました)、それから3週間程度でDept. of StateがRecommendationをUSCISに送り、その後一週間程度で正式にApprove されました。しかし、書類がUSCISから届いたのはそれから何故か2週間掛かりました。USCISからの郵送自体は決定後すぐにされたようですが、何故か二週間手紙が届きませんでした。経済危機が郵便局の効率に影響しているのかもしれません。

H1bに関してはこれからですが、情報も多いので省略します。

2009.07.31

ノースカロライナ州の運転免許取得体験談

ノースカロライナ州の運転免許取得に関してまいこさんから体験談をいただきましたので、紹介いたします。

ノースカロライナ州のチャペルヒルのUNCに留学中の者(J1)です。

運転免許取得について、他の州と若干状況が異なるのでご参考までに情報をお伝えいたします。ノースカロライナ州の運転免許センターNorth Carolina Division of Motor Vehicles (NCDMV)によると、

  1. ノースカロライナ州では国際免許証は有効ではなく、
  2. 州内で運転をする場合は「日本の有効な免許証」を携帯する必要がある。また、転入者は転居後60日以内に運転免許または練習許可証を取得する必要がある

とされています。以下に様々な条件、試験内容や感想を示します。

(必要書類)

  1. 住民であることの証明(銀行や公共サービスの請求書、現在有効な保険証やその契約書で書類に現住所が印刷されているもの)
  2. 年齢及び身分の証明
  3. ソーシャルセキュリティー番号: SSN(SSNが取得出来ない場合は個人納税者番号ITINを提示)
  4. 州内で有効な自動車損害賠償責任保険証明書(原本がまだ無い場合は書式DMVの書式DL-123または証書の複写を発行日から30日間なら使用可能)

私の場合は、転入後60日を過ぎていたのですが問題なく免許を取得出来ました。また上記1~3のかわりにDMVのPhoto ID(state ID)の提示のみで済みましたが、公的文書としてDS2019の提示を求められました。Photo IDとはDMVで発行されている非運転免許証で、パスポート代わりにID証として日常生活で汎用されています。大学のJ1オリエンテーションの際に作成を勧められました。作成の際にはDS2019、パスポートを含めた二種類の写真付ID、SSN及び住所の証明が必要です。

(新規取得要件)

  • 視力(視力測定器を覗き込み、指定された列の文字を左から読む)
  • 交通標識(視力測定器内に見える標識を番号順に読む、後半は標識内の文字が省かれた標識を見て省かれた文字を答える)
  • 運転知識(コンピュータ試験25問、8割正答で合格します。6問間違った時点で試験は自動的に終了します。日本語で受験可能)
  • 運転技能試験(停止したままブレーキ、ウインカーの正常作動を確認、その後は試験監を助手席にのせて路上試験にて標識に注意しながら走行する。細い道でスリーポイントターンを行う)

以上が無事終了すると小切手で料金を払い($4.00/year)、写真撮影を終えると無事免許証がもられます。他には有権者登録や臓器提供プログラムなどの署名について教本に書かれていますが、私が受験した時は特にありませんでした(留学者には不要)。教本はノースカロライナ日本センターの情報サイトからオンラインで入手可能です。http://www.ncsu.edu/ncjapancenter/DHB/index.html

私が試験を受けた日は待合室が込んでおり、試験監も機嫌を損ねて苦情を言う受験者の対応に追われていました。待ち時間が長く受験者が途中で帰ったり、興奮して運転試験問題を解けずに途中で帰って行く者も居ました。待ち時間は教本を確認しながら気長に過ごすことをお勧めします。

有効な情報として、チャペルヒル・ダーラム日本人会のサイト内にも情報が有ります。体験談の中では具体的な模擬試験問題を作成されている方のサイトも紹介されています。このサイトでは対応の良いofficeとしてDurham southを紹介していますが、私の行ったCarrboro(UNCキャンパスから比較的近いCarrboro Plaza内)も試験監の対応は良かったです。

2008.01.27

留学中にビザステッカーの貼ってあるパスポートを紛失した場合の対処法(体験談)

miwaccoさんから、留学中にJ1ビザステッカーの貼ってあるパスポートを紛失されたときの体験談をいただきました。万が一の時にはとても参考になると思いますので、掲載いたします。

先日、J1ステータスのビザステッカーを貼ったパスポートを紛失してしまいました。アメリカで研究留学にこられた方がこのような経験をされることはまれかと思いますが、今後の参考になるかと思いますのでご報告申し上げた次第です。以下に私の質問に対する米国大使館からの回答を載せます。今後の参考としていただければ幸いです。なお、私はDS−2019とI-94を所持していました。もし盗難などにあわれ、この二つも紛失された場合は、移民局への届け出も必要になるようです。

以下回答↓

手元にI-94とDS-2019を保持していれば、ビザがなくてもI-94に記載されている滞在期間の間に米国に滞在することはできます。日本に一時帰国する必要がありませんが、帰国した場合、米国に戻るために新しいビザを再申請する必要があります。

ただし、ビザが紛失に関して、http://japan.usembassy.gov/j/visa/tvisaj-form-niv-lostppt.htmlに報告してください。

新しいJ1ビザを再申請するため、必要書類は以下の通りです:

  1. SEVISシステムによって発行された新しいDS-2019 (A-B)。このフォームは、学校の適切な担当者が記入し署名している必要があります。
  2. 米国での生活費がまかなえることの証明
  3. 機関求められる成績証明書またはその他の資格の証明書。
  4. 16歳以上の申請者:もれなく記入したDS-158
    補足情報:このフォームは、非移民ビザ申請者の連絡先情報と職歴を記入するものです。詳細は、以下のURLを参照してください。http://japan.usembassy.gov/e/visa/tvisa-nivforms.html
  5. SEVIS費用を支払った証明 (SEVISのステータスはまだ有効である場合、そのを証明できるものを持っててください。SEVIS費用を再支払う必要がありません)

上記以外の他、面接時に、一般的な出願書類の必要書類も必要となります。これらの文書のリストは、大使館のウェブサイトhttp://japan.usembassy.gov/e/visa/tvisa-niv-walkin1.htmlを参照してください。

詳細は、大使館のウェブサイトhttp://japan.usembassy.gov/e/visa/tvisa-niv-fm.htmlを参照してください。

2007.12.06

EAD(労働許可証)取得の体験談

研究留学ネットのWhat's new!も、ほとんど研究留学ネタを流さず、すっかり、管理人の戯れ言blogと化していますがいかがお過ごしでしょうか。うれしいことに、久しぶりに研究留学ネタが書けます。

Aさんから、EAD(J2の労働許可証)を取得したときの体験談をいただきましたので掲載します。

2007年12月にJ-2ホルダーとしてEADを取得する際、J-2ビザ所持者の労働のページを参考にさせていただきましたので、私の状況を報告させていただきます。

NJ在住で、書類郵送にて申請して、取得までに約3ヶ月を要しました。

2007年9月13日 申請書類を郵送
2007年9月29日 2007年9月17日に申請書類が受理された旨の通知が郵送で届く2007年12月1日 2007年11月27日に承認がおりた旨の通知が郵送で届く
2007年12月3日 USCISのサイト上でEADのカードが郵送されたこと確認。現在カードの到着待ち

送付した書類は以下の通りです。

A. I-765
B. 手数料$340のマネーオーダー
C. 写真2枚
D. J-1とJ-2のI-94のコピー(表裏両方)
E. J-1とJ-2のパスポートのビザのページと顔写真の貼ってあるページのコピー
F. J-1とJ-2のDS-2019のコピー(IAP-66)
G. J-2ビザ所持者の労働がJ1ビザ所持者の経済的サポートでないことを示した手紙
H. 手紙に書いた資産総額を証明するための、アメリカの銀行のバンクステートメントと日本の銀行の英文残高証明書

A~Hの書類すべてが、必ずしも必要ではないのですが、万全を期すためにすべて揃えました。

EADの申込用紙であるI-765はこちらからダウンロードしました。
http://www.uscis.gov/files/form/I-765.pdf

I-765の申請方法の詳細はこちらを参考にしました。
http://www.uscis.gov/files/form/I-765instr.pdf

I-765の記入項目で、わかりにくいものを下にあげます
9.Social Security Number:この時点で申請していなかったので未記入
10.Alien Registration Number:I-94のDeparture Numberを記入
14.Manner of Last Entry: "J-2"と記入
15.Current Immigration Status: "J-2"と記入

手数料は小切手ではなく、必ずマネーオーダーにするようにと、大学からアドバイスを受けました。小切手決済時の事故を避けるためだそうです。U.S.Post Officeにて手数料90¢、宛先はU.S. Department of Homeland Securityとしました。

写真はフェデックスの店舗で$14.04で撮影してもらいました。パスポート用写真撮影サービスのある店ならどこでも、このくらいの金額で撮影してもらえるようです。

Hの手紙の裏付けとなる証明書はステートメントや残高証明書のほかに、現在の収入証明書もあるとベターだそうです。

申請後の進捗状況の確認はこのサイトでタイムリーに確認できます。
https://egov.uscis.gov/cris/caseStatusSearchDisplay.do

申請書類を郵送した事務所の、I-765の平均申請処理時間が確認できます。
https://egov.uscis.gov/cris/jsps/ptimes.jsp

以上です。

関連の記事は 研究留学ガイド > J-2ビザ所持者の労働 をご覧下さい。

2007.09.12

EAD(労働許可証)取得の体験談

たらさんから、EAD(J2の労働許可証)を取得したときの体験談をいただきましたので掲載します。

2007年9月にJ-2 holderの妻が労働許可書を取得しましたので、その体験談を報告します。

労働許可の申請料金が値上がりする直前に駆け込みで申し込みしました。郵送で申請して、40日ほどでEADカードが手元に届きました。
7月26日 申請書類を送付(フロリダ在住なのでTXにあるUSCISに送付)。
8月8日 申請書を受け取ったことを示す手紙が届く。
9月6日 有効期限が2年9ヶ月のEADカードが届く。

送付した書類は以下の通りです。
1. Form I-765 for Employment Authorization
2. 手数料$180のcheck (現在は$340になっているはずです)
3. 写真2枚
4. J-1とJ-2のI-94のコピー(表、裏の両方)
5. J-1とJ-2のパスポートのビザのページと顔写真の貼ってあるページのコピー
6. J-1とJ-2のDS-2019のコピー
7. J-2ビザ所持者の労働がJ1ビザ所持者の経済的サポートでないことを示した手紙

配偶者であることを証明する書類は同封しませんでした。これを後で要求されることもなかったです。写真は自分でデジカメで撮ったものをドラッグストアーでプリントアウトしてもらい、それを指定の大きさに切りそろえて用意しました。なお、発行されたEADカードの有効期限はDS-2019の有効期限と同じでした。

参考になった情報は、Florida State UniversityのInternational CenterのWebサイトでした。このサイトに手紙の例文があります。

関連の記事は 研究留学ガイド > J-2ビザ所持者の労働 をご覧下さい。

2007.03.28

EAD(労働許可証)取得の体験談

popoさんから、EAD(J2の労働許可証)を取得したときの体験談をいただきましたので掲載します。

婚姻証明がなくても労働許可証が取得できたので、一応報告します。

現在J-2でメリーランド州に滞在しています。労働許可証を郵送で申請して、約1ヶ月で取得しました。

郵送したものは

  • Form I-765:ダウンロードして、打ち込みました。
  • 手数料$180:Check
  • 背景白の正面を向いた写真2枚:写真屋で撮りましたが、普通の照明で白幕の前でデジカメで撮ってプリントだったので、家で撮影しても変わらないと思いました。
  • DS-2019のコピー(J-1とJ-2両方)
  • I-94のコピー(表裏両面、J-1とJ-2両方)
  • パスポートのビザのページのコピー(J-1とJ-2両方)
  • パスポート顔写真の貼ってあるページのコピー(J-1とJ-2両方)
  • 労働許可の申請が、J-1ビザホルダーの経済サポートのためではないことを示したレター(Fabreさんの投稿記事を参考に作成しました)

以上を2007年1月24日に郵送し、1月31日に受領したとの手紙が届く。
2007年2月26日にUSCISのサイトでカードの作成に入ったと表示。
2007年3月2日にEADカードが到着。

多くの人が書いているような特別な婚姻証明はなくても発行されました(私が見たサイトにはJ-2の該当欄には必要と書かれていなかったし、DS-2019自体が証明も兼ねていると思い送りませんでした)。

郵送は手間も少なく、思ったより早い(時期にもよる?)ので、e-filingより簡単でいいと思いました。

関連の記事は 研究留学ガイド > J-2ビザ所持者の労働 をご覧下さい。

2006.10.24

EAD(労働許可証)取得の体験談

mayaさんから、EAD(J2の労働許可証)を取得したときの体験談をいただきましたので掲載します。

私はJ-2で現在カリフォルニアに滞在中です。労働許可証を郵送にて申請しました。

(用意した書類)

  • Form I-765 for Employment Authorization。→USCISのサイトからダウンロード。
  • 手数料$180。→私名義のCheckにて送付。
  • 正面を向いた写真2枚→ FedEXの店舗にて労働許可証用といって撮ってもらった。確か15ドルくらいでした。
  • I-94のコピー(表裏両方、J-1とJ-2両方)
  • パスポートのビザのページと顔写真の貼ってあるページのコピー →J-1,J-2の両方を用意しました。J-1は要るとは書かれていませんでしたが、念のために用意。
  • J-1とJ-2のDS-2019のコピー
  • 婚姻証明→サンフランシスコの日本総領事館にて申請。(サイトによってはこれが必要とかかれていない場合もある)
  • 労働許可の申請が、J-1ビザホルダーの経済サポートのためではないことを示したレター

これを全て揃え、2006年8月9日付でUSCISのカリフォルニア管轄のオフィスに郵送。

4日後に書類を受け取ったという手紙がUSCISから届く。

そこからは音沙汰なし。USCISのサイトで審査状況をチェックすることができるのでこまめに見ていたが変化なし。

10月12日付けでサイト上に「許可が下りた。カードの作成に入ったのでカードが出来次第郵送する」という表示が出た。

10月20日、普通郵便にてEADが到着。申請から約2ヶ月かかりました。

小さな子供がいるので、オフィスに出向いたりするのは避けたかったので、郵送にしました。書類さえ完璧であれば一回の郵便局訪問で済むので楽でした。オンライン申請のほうが到着までの時間は早いんでしょうね。

関連情報は研究留学ガイドJ-2ビザ所持者の労働をご覧下さい。

2006.08.09

札幌総領事館でのビザ取得の体験談

札幌総領事館でのビザ取得の体験談をasumiさんからいただきましたので紹介します。札幌路総領事館の手続きは、東京、大阪と異なる点が多く、参考になると思います。

2006年の夏よりアメリカの大学でポスドク勤務を予定。米国領事館(札幌)でJ1-VISA取得の面接を行った体験談をご報告します。

手続きスタートは、5月中旬に現ボスの了解を経て新ボスへ連絡し、DS-2019の発行手続き開始。郵送手続きのトラブルで若干遅れたものの、DS-2019は7月初旬に到着。DS-2019は書式に幸い記述ミスも無く、7月末に札幌のアメリカ領事館での面接を行い、4日ほどでVISAが届きました。

DS-2019については、新ボス及び事務方との連絡が密であったため、かなり短時間で取得できました。周囲の経験者談によると、DS-2019取得にはもっと長時間かかり、多くのVISA遅延トラブルの原因であると聞いてます。

札幌での面接手続きについて気になったのが2点ありました。一つは面接申し込み可能日の枠の少ない点です。6月から10月までの申し込み可能日を調べてみたところ、月当たり連続して2日分が現在の枠のようです。私は、渡航計画上時間的に差し迫っており、書類不備などのトラブル時は、東京面接も考えました。もう一つは面接前に複数の書類を郵送する必要がある点です。私は同時期に国際学会への参加を計画していましたが、パスポートも事前郵送書類に含まれるため、手続き時期の制限となりました。また、郵送前にDS-2019の複写を怠ったため、VISA以外の手続きにも影響しました。

面接について
10:30に面接を予約、10:05程に領事館を訪ねました。空港でみられる手荷物検査をうけ入館し、待合室で呼び出しを待ちました。時間になると呼び出され、8人ほどが待ち合う小さな面接場で待機しました。面接場は、手続きを行う女性の事務員と、男性の面接官が受け持ち、順次面接を進めていました。面接内容は、現在の職業、渡航目的、帰国後の生活などを中心に質問が行われていました。私の面接では、直前の申請者の方への面接が長引き、申請書類の中身を口頭で確認するだけの比較的簡単なもので数分で終了しました。

以下提出書類について

面接前郵送書類

  • パスポート (記載されている滞在国はスウェーデンとアメリカ)
  • DS-156 (web上で作成、禁則文字種が多くエラーに次ぐエラー、プリントアウトし写真を糊付けで添付)
  • DS-157 (web上のPDFファイルをIllustraterで加工、プリントアウト)
  • DS-158 (web上のPDFファイルをIllustraterで加工、プリントアウト)
  • DS-2019 (勤務先大学から発行)
  • I-901 SEVIS費確認書 (WEB上で決済を確認したページをプリントアウト)
  • 英文成績証明書 (出身大学より博士課程成績証明書を発行)
  • 財政証明書 (郵貯と銀行分)
  • クリアファイル

面接時提出書類

  • 面接予約通知 (e-mailでPDF形式で送られてきたものをプリントアウト。私の予約中に規定変更され、現在、面接予約通知は面接前郵送書類に)
  • 古いパスポート
  • EX-PACK

多くの方から寄せられているビザ取得の体験談はビザ取得情報データベースを、ビザ取得の基礎知識についてはJビザの取得(基本編)をご覧ください。

2006.04.11

Social Security Number取得の体験談

Social Security Number取得の体験談をMOさんからいただきましたので紹介します。入国から10日ほど経ってから申請すると、比較的早く手に入るようですね。

ビザ:J1
入国日:2006/3/15
滞在先:メリーランド州
大学への届け出:2006/3/17
SSNでの手続き:2006/4/3
SSN受け取り(郵送):2006/4/7
手続きをしたオフィス:
SUITE L20
11006 VEIRS MILL ROAD
SILVER SPRING, MD 20902
※住所はSilver Springですが、WeatonのWestfield Shoppingtown の敷地内にあります。ショッピングモールとは別のCircuit City(量販電気店)が入っている別棟にあり、Checkersというファーストフード店の隣です。

大学にまず入国を報告しましたが、その際、SSオフィスに行くまで10日間(business day)は待つように言われました。

持参した書類:パスポート(J1ビザ)、DS-2019、大学からの証明書(J1ビザで滞在しているresearch scholarである、という内容)
※最後の証明書はその場で返却されました。

手続きそのものは5分足らずで特に問題なく終了しました。ただ、2時頃にオフィスに着いたのですがすごく混んでいて、順番が来るまで1時間半待ちました。

※私の場合、米国で給与が支給されるわけではありませんので必ずしもSSNは必要ないのですが、それでも問題なく発行されました。ご参考になれば幸いです。

2006.02.04

EAD(労働許可証)取得の体験談

ANさんから、奥様がEAD(J2の労働許可証)を取得したときの体験談をいただきましたので掲載します。

J2 Emplayment Authorization Document (EAD) 取得の覚書

1.申請してからカードが交付されるまでの期間。

およそ4ヶ月(2005年9月22日に申請;2006年1月30日に受領)

2.費用

2005年9月現在; US$175のApplication feeと雑費(交通費、切手代等)。

3.申請資格;申請場所

J-2 Visa Holder (配偶者)。 申請場所はニューヨーク州。

4.手続きの流れ。

(1) ウェブページで申し込み(9月22日)。

US Citizenship and Immigration Service(USCIS)のウェッブページで申請した(e-filing;申請フォームはI-765)。記入完了、送信後にpdfファイルとして保存される。また、このI-765の他にレシートも作成される。この申請時に同時にクレジットカードで$175を払う(チェックで後払いも可)。必要があればSupporting MaterialをUSCISに郵送する旨も指示されているが、今回の申請ではこの時点でのSupporting Materialの送付はしなかった。

(2) 写真撮影;指紋採取(10月21日)

ウェッブでの申し込みが完了すると、電話で予約をしてUSCISのField Officeに出向いて顔写真撮影と指紋採取が行われる。最寄のField Officeはhttp://uscis.gov/graphics/fieldoffices/ascs/index.htmで調べることができる。この際には(1)で作成したI-765とレシートを印刷して持っていく必要がある。写真撮影、指紋採取後にレシートにスタンプが押される。

(3) 必要書類の送付(12月22日)

12月上旬に必要書類を送付するように指示が書かれた手紙が届く。このとき要求された書類は、

a. J1 holderとの結びつきを示す書類。具体的には(日本の)戸籍抄本のコピー.これに適当な翻訳を付ける必要があるが、うちの場合は自分でいい加減に作った翻訳を付けた。実は戸籍抄本が手元になかったので、日本でスキャンした画像ファイルを電子メールで送ってもらい、こちらで印刷した。書類はコピーでもよいと明記されていたのでこれでもよいだろうと判断した。

b. 労働許可申請理由の上申書。とにかく、J-1の給料が少ないからという理由以外であればなんでもよいということで、今回の理由は、“旅行したいから”。

c.その他 ビザ、パスポート、I-94、DS2019、SEVISの領収書等々のコピー

これらの書類を郵便でUSCISのVermont Office(これはNY州の場合)に送った。郵便は受領証明書が送られてくる書留を使った。

(4) EADカードの受け取り(1月30日)。

1月下旬にまず、労働許可が下りてカードを発行した旨を知らせる手紙が届く。その2‾3日後に別の郵便でカード本体が届く。EADの有効期限は来年3月までのほぼ14ヶ月。失効日はJ2(J1)ビザの期限と一致している。

(5) SSNの取得

カードが届いた翌日に早速、Social Security Officeに出向いてSocial Security Numberの入手手続きを行った。正確にどのような書類が必要なのかがわからなかったが、結局EADカードとパスポート(含ビザ、DS2019)、SSNの申請書(ウェブで入手可能) だけで手続きができた。念のため、Social Security OfficeにはJ1のSEVIS領収書、パスポート、DS2019等を持っていったが必要はなかったようだ。オフィスではEmployeeからの手紙はあるかと訊かれたそうだが、まだだということで問題はなかったようだ。SSNは2週間で届く(予定)。

5. その他雑感

まず何より、上の覚書もこの雑感も手続きを実際に行った家内ではなく、それを横目で見ていた自分の感想・記録なので、不正確な点があるかもしれないが、あくまでひとつの情報としてご勘弁いただきたい。

家内の意見とは異なるかもしれないが、手続きは、それ自体に時間がかかったことを除けば特にトラブルもなくスムーズに進んだように見えた。ただ、10月のインタビュー後12月に手紙が届くまでまったく音沙汰なしだったので、その間はちょっと不安であった。

実は9月の申請後、自分の母が亡くなり家内も一緒に急遽帰国した。ウェブ申請時にI-94の番号を登録する必要があったので、再入国時のI-94の更新が気になり電話でいろいろ問い合わせてみたが、回答は”問題ない”だった。ただ、電話の相手がこちらの状況(EAD取得のためI-94の番号を登録している)をよく理解していなかったのも事実。

情報によると、申請してから発行されるまで3ヶ月程度という話だったが結局4ヶ月かかった。申請時期が9月末でThanksgivingとクリスマスホリデーが挟まっているので、そのせいか?あるいは10月の写真撮影、指紋採取から3ヶ月だと辻褄が合う。

“J1 holderとの結びつきを示す書類”であるが、そもそもJ2が発行される時点でJ1の家族であることが前提であるので、この要求は何か釈然としない(逆に言うとそれだけJ2の発行がいい加減なのか? )。釈然としなくても必要なものは必要なので、用意するしかない。日本人の場合、婚姻証明書に変わるものは戸籍になるが、これに英訳をつける必要がある。日本領事館に戸籍を持っていけば英語で書かれた婚姻届を作ってくるそうだが、戸籍の原本が必要で有料($11; NY領事館)。今回の申請では、自分たちで作ったいい加減な翻訳で結果的にOKだった。

関連情報は研究留学ガイドJ-2ビザ所持者の労働をご覧下さい。

2006.02.01

EAD(労働許可証)取得の体験談

Fabreさんから、奥様がEAD(J2の労働許可証)とSSNを取得したときの体験談をいただきましたので掲載します。

まず、当サイトを参考にさせていただき、Form I-765を作製しました。それに、J1(私)とJ2(妻)のビザ、パスポート、I-94の両面のコピー、労働の目的はJ-1の補助ではないというstatement、小切手(現在$180になっています)をUSCISのオフィスに郵送しました。12/26に発送したところ、12/28付けで受領した旨のnotificationが届きました。その後、1/12付けでapproveされたというeメール(登録しておける)が届き、1/17に発送されたEADカードが1/18に届きました。ここまで、約20日でした。

次に1/24にSSオフィスでSSNを申請、このときは申請書にパスポートとEADのみを要求されました。SSNの申請にはなんら困難は無く、申請書にパスポート(出生証明のかわり?)+EADで、窓口では5分で終わりでした。ここで2週間以内に発行されるという証明書をもらい、しばらく待つと、1/27に発送されたSSNが1/28に届きました。

情報の通り、Form I-765のSSNのところに「Will apply」と書いたのがよかったのかもしれません。以下にこれまでに情報がなかったstatementの作文を参考になればとあげておきます。

Statement for necessity of my employment

To Whom It May Concern:

I am a J-2 dependent of my husband who is working with the US Environmental Protection Agency as a post doctoral fellow at the National Exposure Research Laboratory in Research Triangle Park, NC. His program is administered by the Oak Ridge Institute for Science and Education (ORISE) which pays him stipend of $**** per year. This salary is enough for us to live in this country, and I am under no obligation to seek employment while I remain in the US.

However, I hold a Bachelor of Science degree in chemistry from a university in Japan, and I wish to maintain my skill and knowledge of chemistry and learn more in related areas if I can.

I would appreciate it if you would please give me the authorization for employment so I will be able to work in the field of chemistry and develop my knowledge and skills further. I feel that this would help me remain current in my field and it should help me obtain a better job when I return to Japan.

Thank you for your kind consideration.

Sincerely,

関連情報は研究留学ガイドJ-2ビザ所持者の労働をご覧下さい。

2005.04.09

ヴァージニア州の運転免許取得の体験談

J.S.さんからヴァージニア州の運転免許取得の体験談をいただきましたので掲載致します。

J.Sです。いつも研究留学サイトにはお世話になっております。今回はバージニア州の運転免許について書いてみたいと思います。なお、アメリカの運転免許に関する法律は州ごとに違うために他の州とは事情が異なると思います。ご注意ください。

ご存知のように9.11テロ以降、アメリカでは多くの外国人に関する法律が変わってきております。不運にも9.11テロの犯人の何人かがバージニア州の運転免許を不法に使用していたという理由で、外国人がバージニア州の運転免許を取得する場合はかなり困難が予想されます。特にJ2ビザのご家族の方が免許を取る場合には在米日本大使館が警告しているように注意が必要です。

J2ビザで運転を希望される方はなるべく長い有効期間のある国際免許を持参されることをお勧めいたします。またバージニア州ではJ1のかたもSSNが来るまで(約1ヶ月)、さらに仮免から本試験までの1ヶ月の最低2ヶ月は免許を取得できないことに注意が必要です。

<在米日本大使館、アメリカの運転免許証取得>
http://www.us.emb-japan.go.jp/j/html/genchi/d_license.htm
<バージニア州DMVホームページ>
http://www.dmv.state.va.us/index.asp
<申請時書類一覧(pdfファイル)>
http://www.dmv.state.va.us/webdoc/pdf/dmv141.pdf
<バージニアドライバーズマニュアル>
http://www.dmv.state.va.us/webdoc/citizen/drivers/manual

申請に必要な書類
1.2つの身分証明書
2.バージニアに居住している証明
3.ソーシャルセキュリティーナンバー(SSN)
4.Proof of legal presence

バージニア州のDMVでは、基本的に運転免許取得にソーシャルセキュリティーナンバー(SSN)が必須とされております。そのためJ1の方はSSNが来るまでの約1ヶ月は免許を取ることは出来ません。さらには労働許可をもらわないJ2の方はSSNが受け取れませんので運転も出来ない、ということになってしまいます。それでは困るので例外措置として最低2種類の身分証明書で受け付けるということのようです(下記参照。ルール上では本当はダメなようです)。

pdfのリストを見てもらうとわかりますが、使える物のほとんどがアメリカ国内で発行される写真つきのIDです。J2ビザの方の場合、このIDの中で入手が容易なのはパスポートのみです。日本の国際免許などは身分証明書として受け付けてもらえません。私の妻が免許を取得するときにも、やはりJ2ビザでIDがパスポートのみ、SSNがないのが問題になりました。そこで初日は運転免許ではなくまずDMV発行の身分証明書IDを10ドルで発行してもらいました。これはSSNがなくても取得可能です。ただIDが2つ必要だと思いましたが、そこはあえて触れませんでした。即日交付も可能でした。翌日、そのIDを持って「運転免許の申請に来たのですが」というと、あら不思議、昨日はあんなにもめていた係員が「じゃあ必要書類を書いて試験受けて」とあっさり話が進むではないですか。しかもID発行の10ドルを払っているので仮免のときは発行されるときお金は取られませんでした。

結局、2種類のID+SSNと居住証明があれば問題はありません。大半のJ1の方はパスポートと大学のphoto ID、SSNで大丈夫だと思われます。J2の方は、個人的な経験では1種類のIDとresidencyの証明(妻との連名のアパートの契約書など)→DMV発行IDカード→2種類のID、という流れで申請してどうにかなりました。しかしDMVの規則を文面どおりに解釈すると、DMV発行IDカードのステップとSSNなしでの免許申請の2箇所がやはり問題になると思います。ここが現場のスタッフの裁量範囲なのかもしれません。

また最近来られた先生の奥様はパスポート、DS2019、アパートの連名契約書のみですぐ受験可能だったようです。別の方では最初、1年のビザステータスでは受験を断られた場合もあったようです(最終的にはその日のうちに受けられたようですが)。

上記で不十分とされた場合、在米日本大使館のページにあるようにDMVに直接身分に関する証明を取る必要があると思われます。事実、バージニアの日系企業の奥様の中には免許取得まで半年近くかかった方がいらっしゃるようです。そのため、万一に備えてなるべく長い国際免許の有効期間があったほうがいいと思われます。

テストに関しては、視覚、筆記(コンピューター)、実技となっております。残念ながらバージニア州は日本語での受験は出来ません。英語かスペイン語のみとなっております。辞書に関しては事前に係員に確認してもらうと使用可能、通訳(つまり妻や旦那)は係員の同席が必要です。DMVが人でごった返しているときはまず不可能ですが、知り合いの韓国人は3時間かけて係りの人の手が空くのを待って、奥さんの免許の通訳をしたそうです。

他州と違い、仮免の後で実地練習をする期間として30日を設定しています。つまり、筆記が終わって仮免取得から1ヶ月は実地試験が受けられないということです。州認定のドライバー講習を受けた証明があると期間は短縮できるようですが、詳細は不明です。実地試験に関しての予約はありません。メインコンテンツ同様に自分で車を持参のうえ、車の確認ののち路上試験となります。合格の場合はその場で運転免許が発行されます。内容は他州の方が書かれているのとほぼ同様だと思われます。

なお、運転免許の有効期間に関してはビザステイタスに依存するようになってきているようです。以前はビザと関係なく長い運転免許の有効期限が取得可能だったようですが、私たちは最初J1,J2ビザが1年でしたので運転免許も1年となっておりました。その後ビザ延長をしましたので、新しいDS-2019をもらってすぐ運転免許の更新に行きました。料金は免許1年当たり4ドルでした。

以上のようにバージニア州は運転免許に関して特殊事情があると思われます。日本の方が多いわけではありませんが、来られる方は十分ご注意ください。最後にお話を聞かせていただいた他の研究留学の方々、研究留学ネットの門川先生(ここと著書にどれだけ助けられたことか!)に感謝いたします。

2005.01.02

J-1 waiverの取得の体験談

J-1 waiverの取得の体験談をTKさんからいただきましたので紹介致します。

いつも拝読させていただいています。先日もH-1Bビザへの変更の際に参考にさせていただきましたが、幸いにもUSCISのWEB siteにある予定期間よりも早くにJ-1waiverの手続きが終わってH-1Bを取ることができましたので、申請が間に合うか思案中の方の参考になればと思い投稿させていただきました。また、自分のJ-1visaスタンプ上に「 **** IS SUBJECT TO 212E」と書かれていることに納得できない場合はAdvisory Opinionを申請するという方法もあるということも併せて書かせていただきます。

私の場合、2004年5月31日でJ-1visaの3年が経ってしまうところでしたので、3月上旬にJ-1visa extensionの手続きをはじめ、5月の第3週にようやくextension期間のための新たなDS-2019を手にしました。今後H-1visaの申請を始めるとアメリカ国外に出れなくなるということもあり、幾つか片付けたいことがあったので、そのまま1週間ほど一時帰国しました。
用事や気分転換を済ませて日本を発ったのが5月29日だったのですが、J-1visaスタンプのexpiration dateが5月31日であったためか、成田空港での搭乗手続きの際に「このvisaでアメリカに入国できるのか分からないので・・・」と係員が電話で確認を取るのに少しだけ足止めされました。もちろん問題なく手続きを終えて飛行機に搭乗することができましたが、「visa スタンプの有効期限が数ヶ月残っていないとダメらしい」という噂も耳にしたこともあり、スタンプが何を示しているのかについての解釈が少し混乱しているようです。基本的にはvisaスタンプ上のexpiration dateは入国審査を受けることができる期間を示しているもので、DS-2019(IAP-66)に示されている滞在可能期間が充分残っていれば入国できるということのようです。
アメリカでの入国審査の際にも「たった2日しか残っていないのに」と苦笑しながら通してくれました。ただ、この時に気をつけるべきことは、審査官に「J-1 extension termが終わったらどうするのか?」と聞かれた場合には「home countryである日本に帰る」と答えるということです。仮にH-1visaを申請する予定であっても、こう答えないと入国を拒否される可能性があると大学のscholar officeで念押しされました。
また、年々入国審査が厳しくなっているということは聞いていましたので、念のためボスにお願いして「この人物は11月まではJ-1visaをもって自分のラボで研究する予定なので、入国を許して欲しい」という内容のレターを書いて貰い、懐に入れておきました。

さて、H-1B visaの申請ですが、ラボの引っ越しや論文投稿の準備等に忙殺され、ハッと気がついたら9月になってしまっていました。慌ててボスにH-1visaを申請したい旨を相談すると、「わかった。だが、日本からの場合もJ-1waiverが必要なのか?もし必要だとしたら、先にそれを済ませないといけないから、調べてみろ」と言われました。
それまで、私の場合は日本からは何のサポートも得ていなかったのでJ-1waiverの申請は必要ないという思い込みがあり、premium processを使えばJ-1が切れる11月30日までにH-1visa取得までのプロセスが終わるだろうと考えていました。実際、私の周りにいる知人達にH-1Bvisaを申請した際の話を聞くと、J-1waiverを必要としなかったというケースの方が多かったのです。ところが、自分のvisaスタンプを確認すると「P-*-****, IS SUBJECT TO 212E」と書かれており、これがいわゆる2-years ruleに従うことを意味しているということを知って愕然としました。中国出身の同僚に聞くと、J-1waiverを得るまでに半年かかったと言われ、ここに至ってJ-1waiver取得の手続きが最も時間が掛かるステップだということを悟ったのでした。
グラント申請の時期で忙しいボスに色々な申請書類を整えて貰うのは心苦しかったのですが、とにかくやるしかないと、書類の送付にはFedex-overnightを使う等して縮められるところは縮めるように努力し、human resources officeの方達にも色々と骨を折っていただいて、なんと12月1日にH-1B visaがapproveされたという連絡がLawyer officeから届きました。下に実際の日程を示します。
<2004年>
Sep.08; J-1 waiver application formsをUS Department of State宛に送る
Sep.16; Case numberが与えられる(手紙を受け取ったのはSep.28)
Oct.06; ワシントンDCの日本大使館に「No objection」letterの申請書を送る
Oct.18; 日本大使館より「No objection」letterをWaiver Review Divisionに送っていただく(写しを受け取ったのはOct.26)
Oct.27; Waiver Review DivisionよりUSCIS宛に、私のwaiverを推薦する旨のletterが送られる(写しを受け取ったのはNov.06)
<Nov.02 ; 所属機関のhuman resources officeにH-1Bvisa申請に必要な書類を提出する>
Nov.08; USCISよりwaiverの推薦状を受け取った旨のletter(Receipt Notice, Fee waived)が発行される
Nov.19 ; USCISよりJ-1 waiverがapproveされた旨のletter (Approval Notice)が発行される
Dec.03; Lawyer officeより、H-1BvisaがDec.01付けでapproveされた旨のE-mailを受け取る
Dec.21; 実際にH-1B approval notice/I-797Aの書類がhuman resources officeに届く。必要書類にサインをして私の手元に。

いまもって、なぜ私が2-years ruleに従う必要があったのか分からないのですが、そのような場合にはJ-1waiverの申請手続きを始める前にAdvisory opinionを請求するという手もあり、場合によってはJ-1waiverを申請する必要がなくなる(必要無いことが分かる)ことがあるそうです。ちょうどその頃にセミナーで知り合った方に「Advisory opinion」というものの存在を教えていただき、急いで大学のScholar Officeでletterの例文や詳細について教えてもらって請求してみました(10月上旬)。私の場合はAdvisory Opinionに関する返事がくる前に「J-1waiverにrecommendする」というletterの写しが届いてしまい、そのままwaiverを取得する方向で物事が進んだのですが、同じ大学の中でもAdvisory Opinionによりwaiverを取得しなくて良いことが分かったケースが何件かあったそうです。通常ですと4−5週間で返事を貰えるそうで、そのletterの写しを同封すれば、Visa stamp上に「**** IS SUBJECT TO 212E」と書かれている場合でもH-1Bビザの申請をスタートすることができると 聞きました。Advisory opinionの請求は
Advisory opinionの請求は、
U.S. Department of State
CA/VO/L/W, Visa Services
2401 E Street, NW, (SA-1)
Washington, DC 20522-0106
宛に
「I would like to request an advisory opinion.」から始まり、「American Consulate in Japanが自分をsection 212(e) of the Immigration and Nationality Act PL 94-484に従うとしたが、
(1) government fundingを受けていない、
(2)日本はskills listに載っていない、
(3)medical trainingでアメリカに来たわけではない、
ので自分がsection 212(e)に従う理由が分からない。是非advisory opinionを**(宛先)**に送って貰えないか」という内容のletterをpassport photo page, visa stamp, I-94 card, DS-2019 (IAP-66)のコピー、そして返信用の封筒を同封して送りました。(できれば、現在の給料を出している機関より「この機関はgovernment agenecyではなく、申請者の給与はgovernmentのfundingからは出ていない」というletterも書いて貰うと良いそうです。ただ、これを付さなくてもAdvisory opinionを得られたという人もいました)
Waiverの申請には$230の手数料が掛かりますので、もし疑問に思う場合にはadvisory opinionを試されてみてはと思います。

以上、乱文で恐縮ですが私の体験を書かせていただきました。H-1の申請で慌てている方の参考になりましたら幸いです。

これからも研究留学ネットを楽しみにしております。

2004.11.11

J2ビザの労働許可証取得の体験談

J2ビザの労働許可証取得の体験談をちささんから頂きましたので紹介します。

J-2ビサホルダーとしてEADを申請(郵送)しました。
  1. 申請中の一時帰国について
  2. 旧姓をミドルネームにすることについて
少し新しい情報がありますので、投稿させていただきます。

夫がJ-1ビザホルダーとして渡米して2年半経ってから、ようやくJ-2ビザで渡米しました。私は近くの大学で一教授の研究助手をすることになり、EADを申請しました。なお、私たちは半年後にHビザへの切り替えを予定しており、その際には、合法的に労働できなくなるので、短期間のEADを取得すると言うことになります。

申請はスムーズに進み、2004年9月16日に書類一式を発送し、11月5日に3月末まで有効のEACardが郵送されてきました。写真入りの立派なIDです。発行は10月29日となっていました。実は申請の際、9月20日から一時帰国する用事があり、提出書類のI-94(コピー)がすぐに無効になってしまうことが心配でした。申請期間中は国外に出てはいけないという情報もあったので、INSのDistrict Director宛ての手紙以外にもう一通、帰国の理由とともに「もし新しいI-94が必要ならすぐに送りますから却下しないでください」という趣旨の手紙をつけました。これが効いたのかどうか不明ですが、INSからの問い合わせ等は全くなしでEACが出ました。労働許可の期間の短さは問題にならなかったようです。

また、私の場合は仕事でずっと旧姓を使用しており、パスポートは1ページ目が旧姓で4ページ目に戸籍姓への修正が入った形になっています。(米国で出産する可能性があったため、子供のことを考え渡米前にやむなく変更しました。)EAD申請用紙に旧姓をミドルネームとして記入したところ、返送されてきたEACにはそれがイニシャルで入っていました。これを持って今日Social Security Numberを申請しに行くと、パスポートではなくEADに登録されたフルネームを登録することになると言われ、旧姓がそのままミドルネームになりました。勤務先や運転免許の登録名もこれでいけそうです。研究活動はすべて旧姓なので、非常に助かりました。

2004.08.05

J2の労働許可取得の体験談

エイトさんからJ2の労働許可取得の体験談をいただきましたので紹介します。

このページを利用し、無事に労働許可の申請が取れました。また今度取ろうとする人のために参考になれば、と思い投稿してみました。

  1. 書類は主人が勤めている大学でもらいました。申請するときの写真も大学で撮ってもらい、2枚で10ドルでした。
  2. 提出する書類はForm I-765,J-1とJ-2のビザのコピー、パスポートの写真のコピー、I-94Departure Record の両面コピー(パスポートの中にホチキスでとめられていましたが、はずしてコピーしました。)労働の目的はJ-1の補助ではないという文、小切手$175です。

早く申請が下りるポイントはForm I-765の番号9でsocial security numberを書く欄があるのですが、そこにwill applyと書くといいようです。

実際、私の場合も7/16/2004に申請し、一週間後にNotice of actionが届き、7/31/2004に労働許可が下りました。実際手元に届いたのは8/2/2004でしたが、比較的早く許可証を手に入れたと思います。州により提出書類が若干違うと思いますが、参考にしてみてください。

2004.07.07

帰国後の確定申告の体験談

KAZU@テネシーさんから帰国後の確定申告の体験談をいただきましたので紹介します。

なお、「Refundが戻ってきたから、税金の解釈が正かった」とは必ずしもいえません。あくまでも一人の方の体験談とお考えください。研究留学ネットが内容の確かさを保証するわけではありません。

米国滞在期間:2000年12月〜2003年3月
独身
VISA:J-1
2003年3月までの給料:全額アメリカでの給料のみ(日本からは無し)
2003年4月からの給料:全額日本での給料のみ

私の場合の特殊事情:
アメリカは2003年3月21日に離れましたが、学会参加とその打ち合わせのため6月24日から7月4日まで11日間再びアメリカに滞在してしまったこと。

  1. 私流の確定申告資料作成の手順を記します。
    Publication 519 2003 (以下p519)によりsubstantial presence testによりresident alien for tax purposeであることを確認
  2. p519によりdual-statusになることとresidency termination dateを確認。もちろんearlier residency termination dateを選び、statement for the residency termination date(任意の様式)を作成し、念のため日本での辞令のコピー(日本語)に記載されている語句の英訳(自己流)を書き込み、voidになったJ-1 visaのコピーも添付。またstatement for the residency termination dateの項目5のcloser connection to Japanを証明するために、Form 8840を作成し添付。
  3. p519の6章に従い、Form 1040の1枚目上部にdual-status statementと書き込み、residentの期間のものを記入、もちろんstandard deductionやhead of household、joint returnは使えないというルールに従う(まあ私は独身のため後2者は関係ないですが)。そしてForm 1040NR-EZの1枚目上部にdual-status returnと書き込み、non-residentの期間のものを記入、米国での収入はないので当然すべて0ドル。
  4. 大学から来たW-2のcopy B (FEDERAL tax return用)を添付。
  5. 住所変更のForm 8822を作成し送付、これだけ送り先が違う!!!。

これでいいと思ったのですが、ここで大問題が発生しました。6−7月に11日間滞在したことにより、residency termination dateが3月ではなく7月4日になってしまったのです。p519によれば一旦離米した後の再入国はde minimis presenceとして通算10日まで除外できるのですが、11日以上の場合はその11日を含んだ滞在の最終日がresidency termination dateとなってしまうのです。そのため4月からresidency termination dateまでは全世界の収入が申告対象となり、当然日本での収入も申告対象となってしまいました。

さてどうするか。まずはForm1040のline7 wages, salaries, tips, etcにアメリカから送られてきたW-2の他に、日本での所得も合計して記入しなければなりません。ここで、p519 6章のforeign tax creditの項によると、外国での収入の取り扱いは外国での所得税が一部減免できる措置があり、publication 514 2003(以下p514)が紹介されています。p514によると、外国で課税された所得税はcreditかdeductionを選択して減免できます。前者のcreditとはForm1116を作成しこれで外国での課税額を計算して、Form1040 line44のforeign tax creditに書き込み、全世界の所得を対象とした場合のアメリカの税額から日本の税額を減じるものです。後者のdeductionはForm1040 schedule Aを作成しline8のother taxesに日本の所得税額を記入して国外での課税額を計算し、Form1040 line37のitemized deductionsに書き込み全世界の所得そのものから、日本の税額を控除するものです。アメリカの税額は控除後の所得から計算することになります。どちらもForm3903を添付することにより帰国費用moving expenseが控除できると思います。私の場合は、creditだと353ドル、deductionだと794ドルの追加払いとなってしまいました。

ここで目に入ったのがp519の3章のresident alienにあるforeign earned incomeの項でした。これに書かれているpublication 54 2003(以下p54)を見ると、physical presence test(有名なsubstantial presence testとは異なる)で連続する12ヶ月の間に330日以上外国に居住しているresident alienはアメリカ以外の収入そのものを除外できるようです。私の場合は、3月22日から7月4日まで実際には出国しているのにresident alienとなっているわけですから、この間を外国に居住しているので日本の収入を除外することにしました。具体的には2003年3月23日から2004年3月22日までの12ヶ月間がphysical presence testに適合することをForm2555に記入し、form1040のline21にother incomeとしてForm2555と記入したうえで、日本の所得を()を付けて記入します。これをline34で丸々line7の額から引くわけです。この方式で計算すると、333ドル払い過ぎており戻ってくる掘?彁擦砲覆蠅泙靴拭?海両豺腓p54 5章によると帰国費用moving expenseは除外できないわけですが、私の場合はこの方が有利だったわけです。
整理すると1月1日から3月21日までが米国在住のresident alien、3月22日から7月4日までが海外在住のresident alienとして1枚のForm1040で申告、7月5日から12月31日までがnon-resident alienとしてForm1040NR-EZで申告ということになりました。

余談になりますが、もし私が11日の滞在をしていなければどうしたかというと、帰国費用moving expenseをForm3903を作成してForm1040 line 27に書き込み控除したと思います。また私は適合するものがありませんでしたが、Form1040 schedule Aに書き込むものがある場合はそれも書き込んでForm1040 line37のitemized deductionsで控除できると思います。ちなみにこのケースで計算してみると、moving expenseが控除できることにより所得が減るので、575ドル戻ってくる計算になりました。つまり1日余分に滞在したせいで、240ドルほど損したことになります。トホホ・・・

先日、私が計算した通りの額のtax refundのチェックが送られてきました。これで私の解釈が正しかったことが認められたわけです。ここに書いたのはあくまでも2003年の私の場合ですので、上にも書いた通り個々の状況、例えば家族の有無、所得額、不動産収入の有無、配当収入の有無、年度などにより大きく異なります。そのため具体的な記入方法はあまり参考にならないかもしれませんが、お伝えしたかったのは主に2点、万全を期すなら実に多くのformを提出しなければならないことと、一旦帰国した後はその年のうちは10日を越えて米国には滞在してはならないこと、です。長くなってしまいましたが、少しでも参考になれば幸いです。

2004.05.23

バハマへの旅にて(大事なI-94を取られました)の体験談

立つんだジョーさんから、バハマへの旅にて(大事なI-94を取られました)の体験談を頂きましたので掲載致します。

私、家族4人は2004年4月末から5月始めまで、3泊4日でカリブ海のバハマ(首都ナッソー)へ旅行に行ってきました。われわれ、JIビザホルダーがアメリカ近隣諸国へ出かける場合の注意として、我が施設の移民担当の方より、「絶対に、I-94 formを取られてはいけない、そうでないと出国した事になり、アメリカへ再度入れない」と言われて、パスポートを持ちながら、これだけは取られないぞと心に決めて出かけたのですが、バハマからアメリカへ帰国する時に、バハマ、ナッソーの空港で移民担当より、I-94を指して「これは取り去るから、新しいI-94を書け」と言われ、慌てて、「バハマ、カリブ海諸国(キューバをのぞく)、カナダ、メキシコは、アメリカの近隣諸国だから、このI-94 formは絶対取られるなと言われている。どうして取るんだ。」と押し問答となり、30分程して、「お前は、バハマはカリブ海諸国と思っているのか。違うぞ。バハマはカリブ海諸国ではない。」と言われ、「この新しいI-94を書けば入国できるのか」「そうだ」との声で、自分もこのままやっていてもアメリカへ入れなくなるし、諦めて言われるように、新しいI-94 formを書いて古い物は取られました。

幸いアメリカへ無事入国できたのですが、勤め先の移民担当に聞いた所、初めは、まさかバハマは、カリブ海諸国に決まっているでしょうとアメリカ人自身が疑っていたのですが、バハマ、ナッソーへ電話で聞いてくれて後、私に連絡があり、「お前は正しい。バハマはカリブ海諸国扱いではなく、完全に米国を出国したという扱いになる。」と言われほっとしました。

バハマ、ナッソーの国際空港に車で到着したのが、出発3時間以上前でしたが、いざ搭乗口行けたのが、出発の15分前でしたので、ヒヤヒヤものでした。

同じ経験をされた方はありますか。バハマ、ナッソーはアメリカ人が、避寒地として冬に良く行く観光地だと思います。とてもきれいな海で、楽園でしたが、帰りには、ヒヤヒヤしました。

2004.05.08

Bellinghamでの自動車運転免許

ナカヤチさんから、ワシントン州最北の街、Bellinghamでの自動車運転免許取得の体験談を頂きましたので掲載致します。

人口の少ない街でどの程度ご参考になるかわかりませんが;

  1. DOLの事務所にテキストの日本語版があり、依頼するとその場で手渡されます。試験もパソコン版が日本語で受けられます。特に予約は不要でした。準備は、やはり、日本語の方がずっと楽でした。
  2. 受験申請には住所を特定できるものを持参する必要があります。私は、銀行から送られてきた封筒を見せましたが"That's good!"とのこと。SSNカードが送られてきたときの封筒なども役立ちそうです。
  3. 実技試験も予約は受付けません。当日分が空いていればすぐに受けられますが、一杯なら出直しです。私は週末ならすいているだろうと思って土曜日の朝イチに出かけたのですが、これが大間違いで、土曜日は高校生とその親で、時間前から長蛇の列でした。8:30から並んで、試験が終わったのは12時前でした。予約なしの事務所なら、平日の方がマシでしょう。
  4. 実技の内容はこちらのサイトに書かれているとおりです。列に並んでいるオヤジさんが「カリフォルニア州では3ポイントターンがあって、あれが難物で」と雑談してました。ワシントン州では技術的にはどうということはなく、テストはきちんと採点されますが、スピード管理と安全確認ができれば大丈夫な感じです。
  5. 現金か小切手が求められ、クレジットカードは受け入れられません。やはり、現金がスムーズです。
  6. 身長と体重を尋ねられるので、フィート、ポンドで答えられるようにしておいた方がスムーズです。でも、変換表が係員の手元にあるので、わからないとどうしようもなくなるということはありません。

免許証は運転そのものだけでなく、小切手を切るときなどに強く求められます。私はBest Buyでパソコン周辺機器を買い、小切手を使おうとしましたが、係員に「パスポートや国際免許証ではダメ、州発行の免許証がないとオレが仕事を失う」とまでいわれました。
「運転免許の方がPhDよりずっと頼りになる」と受け入れ教授に言ったら笑われました。

2004.05.01

E-Filingシステムを使ったEADの更新

たまたま、「Rue D'Allonvilleの屋根裏部屋から」というサイトを発見して、J-2の労働許可証(EAD)の申請がインターネット経由できるようになったことを知りました。同サイト管理人のFRanさんにお願いして、E-Filingシステムを使ったEAD(Employment Authorization Document)の更新についてまとめて頂きました。

E-Filingシステムを使ったEAD(Employment Authorization Document)の更新

注意事項:申請する移民局の正式名称はここ数年でたびたび変更されています。2年前はINS (Immigration & Naturalization Service)でしたが、BCIS (The Bureau of Citizenship and Immigration Services)という名前を経て、現在はUSCIS (United States Citizenship and Immigration Services)になっています。受け取る書類にはこの3種類の名称が使われ統一されておらず紛らわしかったです。

手続きの流れ:

1.EADの申請は、2003年5月29日より、2種類の方法で申請が可能となりました。一つは従来の方法で書類をUSCISに郵送するもの、もう一つはEADの申請書類であるForm I-765をインターネット上で作成、送信するという新しい方法です。詳しい説明はBCIS e-Serviceというサイトに記載されています。

2.インターネットでUSCIS Service CenterのホームページのE-FilingからForm I-765を作成すると申請料の$120が請求されます。支払い方法は、クレジットカードか銀行から直接引き落とされる形のどちらかを選択します。申請完了後、「I-765 Form: Application for Employment Authorization Confirmation Receipt」がPDFファイルで表示されるので、それをプリントアウトし保管します。これは面接予約をする説明が書かれているので大切です。

3.申請1週間後くらいにUSCIS Service Centerから受領書(Receipt Notice, Form I-797C)が郵送されてきました。

4.先程のForm I-765を申請したときに発行されたConfirmation receiptの内容に従って、BCIS National Customer Service Centerに電話し予約を取ります。EAD作成に必要な写真撮影、指紋、サインの取り込みのためです。電話番号:1-800-375-5283 (TTY 1-800-767-1833)。このとき、音声に従って進むだけですが、最後に直接人と話をして予約しなくてはなりません。ここで繋がるのに最低20分はかかりました。

5.予約をとった日時に指定されたApplication Support Centerへ行き、指紋、写真、サインを取ってもらいました。

6.その約1ヵ月半後、青色のForm I-797が送られてきました。そして次の書類を約80日以内(正確には日にちが指定されている)に提出するよう要請を受けました。また、そこには書類を受け取ってから14日以内にはEADを作成する旨が書かれていました。

必要書類:

  • 送られてきた青色のForm I-797(これだけはオリジナル
  • パスポート、DS-2019、 I-94(表裏)のコピー
  • これらのJ1ビザホルダーのコピー、
  • 自分がJ-1ステータスの配偶者であることの証明書(私は戸籍謄本の原本とその翻訳のコピーを送りました)
  • Form I-766 (EAD cardのこと)のオリジナルかコピー
  • 生活費の補充ではなく自己啓発を目的として労働する、というようなことを書いた手紙

その他、今まで送られてきた書類として、Form I-765とそのConfirmation Receipt、Form I-797Cのコピーも添付し、USCISへ速達で送りました(滞在する州によって管轄するサービスセンターが異なります)。

7.速達で送ってから20日後、有効期限1日前に新しいEAD(Form I-766)が自宅に届きました。新しいEADの有効期限は2004年5月1日から2005年3月30日まで。DS-2019の有効期限と一致していました。

E-Filingシステムを使ったEAD更新のメリット、デメリット

メリット: 6ヶ月前から手続き可能なので焦らずできる。新しいDS-2019が届く前に、写真撮影のところまで手続きが進められる。この場合、DS-2019の準備が有効期限ギリギリになった場合にも、空白期間が最小限に抑えられる。

デメリット: E-Filingシステムは、正直手間がかかるので面倒くさい。

2004.04.25

オンラインでのタックスリターンの体験談

Kさんから、オンラインでのタックスリターンの体験談をいただいたので、紹介します。

私はH-1B(J-1ではありませんので御注意)ビザで働いております。オンラインでのタックスリターンをしましたのでご報告します。ご報告する理由は、申告が非常に楽で、合理的、低コストだったからです。もしこの報告を参考にされる方は、この報告を最後までよく読んでから始めてください。

私が選んだサイト上の申告処理ソフトは、IRSに紹介されていた20ほどのもののうちのひとつでした。ソフトによって、下記の状況は違ってくるかも知れません。私の選んだソフトは税金のことがほとんどわからなくても、簡単な質問にこたえるだけ(一問一答形式)で、最終申告書(PDFファイル、Form1040と州税関連の2通の書類)の各項目が埋められていきます。所要時間は私の場合はゆっくりやって2時間ほどでした。

IRSのサイトの状況を叙述した下記1−5は2004年前半現在のものでしたが、年ごとに変わっていくかもしれません。しかし、IRSのサイトの主要な目的のひとつは、オンラインでの申告処理のようですから、年が変わってサイトの様子が変わっても目的のサイトまでたどり着くのは簡単だと想像できます。

  1. まず、IRSのサイトへ行きます。http://www.irs.gov/
  2. e-file を選びます。
  3. e-file for Individual Taxpayersを選びます。Free Fileを選びます。
  4. Start Now!を押します。すると20個ほどのサイトが紹介されているページが現れます。これらは営利サイトのようです。IRSがサイトを紹介しているのならば、比較的安全かもしれないと私は考えました。
  5. 私はフリーということで以下のサイトを選びました。
    FreeTaxUSA.com: Free federal online tax preparation & e-filing if you live in either CA, NY, PA, NJ, OH, IL, GA, NC, VA, IN, LA, AZ, CO, or UT. http://www.freetaxusa.com/
  6. 上記営利サイトへ飛びます。このサイトでは、処理ソフトを自分のパソコンにダウンロードするのではなく、すべてサイト上で処理が行われるようです。Begin E-filing New Return NOWを選びます。
  7. 同意事項を確認し、同意できれば、個人情報などをいれていきます。
  8. あとは、日本の源泉徴収書に相当するW-2と私の場合は銀行の利子収入の証明書の2通の情報を一問一答形式でいれていきます。簡単な質問形式になっているのが非常によくできていると思いました。
  9. さらに寄付をした場合の金額とか、年間の食事代などを入れます。
  10. さらに州税の質問とその答えに移ります。
  11. わたしは、税金のことはほとんど分かりませんが、難しい質問は一つもありませんでした。すべて回答した後に、きれいに作成されたPDFファイルのForm1040を確認できます。また自分のパソコンにこのファイルを保存するのも可能ですので保存します。
  12. このサイトの場合、Form1040を作成し、保存したり送るのはタダですが、私の州税(私は上記の州に居住)のFormを作成、送付には$9.95が必要でした。非常によくできているので、すべてタダだと逆に気持ちが悪かったのですが、これでようやく納得。(でも実際の店においてある市販のソフトよりはずっと安いようです。)クレジットカードのナンバーを入れて購入。領収、引き落としの通知がe-mailですぐ届く。利用者の心理をよく考えた上手な商売です。
  13. 還付金ための私の口座情報を入力(電子送金を選択)。チェックで受け取る選択も可能ですが、郵送のトラブルも考えて(紛失すると損害が大きい)電子送金を選びました。
  14. ステップ16)を省くためには送付のスイッチを押す前にself-select pinの選択(電子的にe-file を認証できる)が必要なので注意。これは初めてだとわかりにくい。ちゃんと書いてあったんですが、ここだけがこのシステムの不満なポイントでした。私はそれを選択せず、IRSと州の担当部署へ送付のスイッチを押し、電子的に送付。
  15. 数時間後(サイトには24-48時間とある)、IRSがあなたの申告を受理しましたのe-mailが届く。州の方は1−2日後でした。この返事にはとても安心できます。また、サイトには好きなときにログインできます。すべてを一度に終わりにする必要はありません。
  16. e-fileしたことの認証書類Form 8453-OL(個人用にこれも自動作成されている、IRAの受理後)をサイトから保存、印刷、サイン、IRSへ送付。Form 8453-OLの裏面には、自分の申告書の処理状況をチェック(トラッキング)するやり方も書いてある。未記入Form 8453-OLはIRSのサイトからもダウンロードできる。
  17. 連邦税は受理が04/13/2004、還付金の口座入金04/20/2004
    州税は受理が04/14/2004、還付金の口座入金04/23/2004
  18. なお、次年度のため、ひとつひとつ、もしくは印象的な質問をスクリーンショット(PCではプリントスクリーン、画面の保存)しておくのは良いことかもしれません。

私の場合、連邦税900ドル、州税が200ドルがかえってくるようです。私の場合、特に還ってくるお金はほとんどないと思っていたので、金額が大きいのに驚きました。私はH-1Bですが、J-1に対応できるかどうかは不明です。J-1のかたは各サイトに「買う前に」直接質問してみるのも考えられます。(Non-resident alienしての取り扱いが可能か?Form 8843が提出可能か?など。需要供給の面からは、対応は???ですが。) 

使ってみて、とっても申告が楽、合理的、低コスト、最終還付までの時間が短い、知らないうちに多額の還付金がついている(すべて正直に申告)、インタラクティブである(2つの最終提出先が申告書を受理した、もしくは拒否したという返事がすぐもらえるなど。ちなみに拒否の場合の作り直しは無料。拒否の理由はSSNの誤記など単純ミスが多いとのこと。)のに驚きました。上記サイトを含め、それぞれの営利サイトは自己責任でご使用ください。

2004.04.20

米国からカナダへの入国拒否の体験談

Akkunさんから、米国からカナダへの入国拒否にあったという体験談が送られてきましたので、紹介します。

米国からカナダへの入国拒否

Jビザで米国にて研究留学中のものです。ナイアガラ滝見物予定で一泊の予定で カナダに入国しようとして、入国拒否されましたので報告します。

研究が一段落し最近帰宅がいつも夜中で、家族の強い希望もあったので家族4人分の書類(パスポート、ビザスタンプ、DS2019、滞在許可書I-94)と車のタイトル、保険証を確認し出かけました。8時間のドライブ予定でしたが 途中で多く休みをとったのと、道を間違えたこともありカナダ入国が夜9時になってしまいました。カナダ入国のゲートでパスポートを見せたところimmigration officeへ車をまわすようにいわれ、あれ聞いている話とずいぶん違うなと思いつつ指示されたところで待ちました。

順番がきて呼ばれ、入国目的と国籍や、滞在予定をきかれ1泊して米国へ戻る予定を説明したところ、DS2019の期限失効が2週間後に迫っており、(日本への)帰国の予定を聞かれたので正直に大学を通して現在滞在延長の申請中である旨を説明しましたが、これで出国すると、あなたは米国に再入国できないだろうといわれました。滞在延長が許可されなかったらどうするのかと聞かれ、そのときは帰国するというと、じゃ航空券があれば入国を許可する。といわれ 持っていないというと カナダへの入国を拒否されました。その後、米滞在期限失効後退去まで1ヶ月のgrace periodがあること。当夜のホテルの予約をとってあることも説明すると米国側のimmigrationで今すぐ再入国のguaranteeをもらってくれば入国を許可するといって書類を5部渡されたので、米国のimmigrationにいくとそのようなguaranteeはだせない。といわれ(あたりまえか)入国をあきらめました。翌日アメリカ側からだけ見て帰ってきました。

ちなみに最初のカナダの職員に2週間が短いなら幾日あればよいのかと何度も聞きましたが具体的な日数は聞けませんでした。

滞在期限失効近いときはカナダといえども要注意です。数日前にテロ警報も出ていたようですが。

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