本の紹介『診断推論のバックステージ』

訳者の獨協医科大学志水太郎先生から、献本いただきました。

元のタイトルは、「Teaching Clinical Reasoning」。志水先生、相変わらず、よいタイトルをつけるなと思いました。僕は、志水先生を、医学界きっての名コピーライターとして尊敬しています。

この本を読んだからと言って、診断推論は教えられないけれど、現在、診断推論を教えている人にとっては、この本を読むことで、何段階も、教える内容が深まるという印象の本です。

本書は米国内科学会(ACP)のTeaching Medicineシリーズの7部作の最終巻です。診断推論をどう教えるかの方法論にとどまらず、その歴史的背景や理論、カリキュラム作成や表か、ファカルティデベロップメント、そして指導者自身がどう伸びていくかについて、きちんとまとめられています。

さっそく、読ませていただいて、現在、自分が行っている診断推論実習のブラッシュアップに役立てたいと思います。

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