2016年6月積ん読本
今月からは、映画1本/月、本1冊/週、ライブ2本/月をちゃんとやろうと思って、積ん読本シリーズ再開します。
私が敬愛するプログラマー中島聡さんの、時間管理術と言うより、仕事術の本。中島さんは、日本人ながらWindows95を作った、伝説のプログラマーです。彼の時間管理術を一言で言ってしまうと、ロケットスタート(10日間の期限のある仕事であれば、2日間で80%のプロトタイプを作り上げる)ということに尽きます。こういう、時間管理術ができるから、これだけ仕事ができるんだなぁと思いました。僕のような締めきり-drivenな仕事術の人間には難しいです。でも、この本一冊が、彼の自叙伝のようで、とても面白く読めました。
昔はあれだけ、東野圭吾が好きだったのに、今読むと、とても薄っぺらく感じてしまうのは、なぜでしょうか。
未来を感じさせる本として、ものすごく脚光を浴びていますが、僕には、イマイチでした。
4月に見た映画「リップヴァンウィンクルの花嫁」は、僕にとって、ベスト3に入る映画でした。監督の岩井俊二さんが事前に、小説を書いて、そのあと、映画を撮影したと言うことで、どんな原作だったのか、知りたくなって、買ってみました。
古い推理小説ですが、最近読んだ推理小説の中では出色の一冊です。なんとなく、グロテスクな印象のするタイトルですが、ハサミ男の心情に寄り添う、やさしい小説です。お勧めのミステリー。
中外医学社
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市中病院で基礎研究ができる状態にない方が、毎年一定本数の英語論文を書くための指南書。
ビー・エヌ・エヌ新社 (2016-03-18)
ここ数年、僕が単行本を書くときは、必ず、Scrivenerを使っています。残念ながら、Scirivenerは日本語化されておらず、ちょっと、取っつきにくいのですが、この本を読めば、使いこなせるでしょう。
率直な、医療界への提言と受け取りました。
私が大好きな『嫌われる勇気』の第2弾。
大人気の極論で語るシリーズが、ついに、本丸に攻め込みました。極論×岩田健太郎。売れないわけがないでしょう。
僕のように、循環器内科を専門としない内科医にとってありがたい一冊。各分野、こういう形の本が出てくれるといいなぁ。しかし、村川先生は、タイトルをつける名人ですね。