本の紹介『できる研究者の論文生産術 どうすれば「たくさん」書けるのか』
講談社
気の向いたときに一気に執筆する「一気書き」派(binge wiriting)が使う様々ないいわけ「まとまった時間さえ取れれば、書けるのに」「気分が乗ってくるのを待っている」をばっさりと切り捨て、
1週間のスケジュールの中で執筆にかけるスケジュールを確保し、その時間は執筆に専念する「スケジュール」派になるべきだと説いている。
著者は毎日の朝8時から10時までを執筆時間にあて、その時間はメールのチェックもしないし、会議があっても断るという。そして、毎日の執筆時間に実際にどのくらい執筆したかをExcelで管理している。これによって、無理なく、たくさんの論文、本が書けているという。
村上春樹も『走ることについて語るときに僕の語ること』で、習慣がもっとも大事であって、規則正しい生活を送ることが小説を書き続けることに重要であると説いている。
私も彼らの意見には強く同調するけれど、能力としてそういう規則正しい執筆活動ができない人がたくさんいることも事実である。私なんかはbinge wrintingの最たるものであるが、それでも、わたくしなりの方法がある。それについては、また、いつか書きたいと思う。
でも、年末に向けて、本格的な本を1冊書きたいと思っているので、もう一度「スケジュール派」挑戦してみようかな。