本の紹介『今日から使える 医療統計』
週刊医学界新聞での連載記事『今日から使える医療統計学講座』から新谷先生のファンでしたが、昨年の日本透析学会で一緒にセッションをさせていただいて、大ファンになり、本書が出るのを首を長く待ち望んでいました。
新谷先生は、数学科出身で、エール大学で米国で博士号を修めた後、13年間ヴァンダービルト大で生物統計家として活躍されており、昨年、大阪大学に移動されました。このあたりの経緯は今週号の医学界新聞の特集をどうぞ。(https://www.igaku-shoin.co.jp/paperDetail.do?id=PA03131_01)
新谷先生は「医療系論文に多用される統計」「論文査読でチェックされる要点」「医療者が研究に際し陥りがちなポイント」を熟知されており、“できるだけ数式を使わず” 今日から使える統計学の知識を、本書で、わかりやすく伝えています。ものすごく実践的な本です。
学生から、研修医から、専門医まで、臨床研究論文を読む人は、一人残らず買え、そういうレベルの本です。
今年の10月3日の日本腎臓学会東部学術集会の、学生・研修医のための教育セミナーに講師としてお呼びします。
医療統計ビデオ講座も、無料で公開されていて、こちらもお勧めです。http://stat.academy.jp/?page_id=132