2013.08.30

本の紹介『Dr.夏秋の臨床図鑑 虫と皮膚炎』

Dr.夏秋の臨床図鑑 虫と皮膚炎
夏秋 優
学研メディカル秀潤社

月曜日の外来には、週末に虫刺されになった人とかがよく来ます。私自身、あぶとぶよの違いも分からないような人間なので、通り一遍の手当しか出来ないのですが、この本を見て、考えを改めました。たまたま本屋で見つけ、12000円もしたのですが、夢中で読みました。この本は、「虫による皮膚疾患のアトラス」であると同時に、「人に皮膚炎をおこす虫の図鑑」でもあります。Dr. 夏秋、直接は存じ上げませんが、間違いなく、虫オタクだと思います。しかも、出版社が学研というのがいけています。

この値段なのに、発売2ヶ月で5500部売れているらしいです。

2013.08.29

本の紹介『医療関係者のための Google & クラウド活用ガイド』

Gmail、Google検索、Google Scholar、Googleカレンダー、Mendeley、Google Drive、ストレージサービスといった感じ。紹介されているサービスも、かなりGoogle寄り。

どれも丁寧に解説されているけど、「あっ、こんな使い方もあるのね」といった驚きが少ない本でした。どちらかというと、「○○がしたい→△△のサービスを使えば、こんな使い方が出来るよ」というLifehackの紹介が中心の本の方が私は好きです。

2013.08.25

シャリキンホッピーを家で飲む

最近、ビールよりホッピーを好んで飲んでいるのですが、意外と東京の人でも、ホッピーのこと知らなかったりするので、今日は、ホッピーの話をします。

ホッピーは、ビールが高嶺の花だった頃に、ビールテイストの飲料として登場しました。ホッピーはビールのような味わいはありますが、アルコールは含まれていない(正確には、0.8%のアルコール分が含まれているが1%未満のため、清涼飲料水の扱いとなっている)ので、焼酎で割ることによって、アルコール飲料として飲みます。ホッピー5に対して、焼酎1で、5%のアルコール飲料ができあがります。

普通のビールと黒ビールがあるように、ホッピーにも白と黒があります。私は、黒ビールは苦手なのですが、ホッピーは黒の方が好きです。

ホッピーを割る焼酎は安い焼酎がよく、一番相性がいいのが、キンミヤ焼酎ということになっています。

お店で、ホッピーを注文するときには、、黒か白のホッピーと焼酎を頼むことになるので、これを「セット」と呼びます。アルコールと焼酎の割り方は自由にできるので、アルコール度数を自由に設定できるのがホッピーの良いところであります。セットで頼んでも、焼酎が足りなくなったり、ホッピーが足りなくなったりするので、そんなときは、「ナカミ」(焼酎のこと)または「ソト」(ホッピーのこと)を追加します。

それから、私はほとんど気にしませんが、ビールに比べて低カロリー、低糖質、プリン体ゼロで、健康にいいとか言われていますが、健康を気にする人は飲まない方がいいでしょう。

さて、こんなお手軽で安い飲み物なのですが、ホッピー好きにも多少はこだわりがあって、ホッピーは氷が入るとどうしても薄まって風味が落ちてしまうので、グラスを凍らせて、ホッピーも冷やして、氷なしで飲むのが、通の飲み方です。意外と氷なしでホッピーが出てくる店というのは少ないんですよ。さらによいのは、焼酎を凍らしてシャーベット状にしたものを使うのです。これをシャリキンホッピーと呼びます。飲食店では、タッパーにキンミヤ焼酎を入れて、冷凍庫に入れて、焼酎のシャーベットを作っているのですが、最近、シャリキン専用のシャリキン焼酎のパウチが登場しました。これで、家でも手軽にシャリキンホッピーが飲めるようになりました。

初めての方は、こんなスターターキットもありますよ。

2013.08.24

日本橋カメラ散歩

室町コレドで、アートアクアリウムというのをやっていました。

金魚さんたち、あんなに、いろんな色の照明を浴びて、大丈夫なんでしょうか。

日本橋って、行ってみたらがっかりする度合いは、札幌の時計台並みの場所なんですが、東野圭吾の『麒麟の翼』で、麒麟の像が有名になったので、ちょっとはましになりましたかねぇ。

妙に、浴衣を着た人が多かった。

2013.08.23

本の紹介『科研費獲得の方法とコツ 改訂第3版~実例とポイントでわかる申請書の書き方と応募戦略』

この本、羊土社の中でも、相当なヒット本になりました。しかも、児島先生はとても真面目な先生なので、毎年ルールの変わる科研費の仕組みを、webでもフォローし、そして、毎回大改訂をおこなって、改訂第3版まできました。

科研費申請書を初めて書く人、いつも採用されない人は、絶対、読むべきです。科研費の審査の仕組み、通る科研費申請書の書き方が分かります。これ読まずして、毎年落ちているというのはもったいない。少なくとも若手Bは業績をあまり問われないのですから、アイデアと書き方次第です。

私は、今年は、更新年ではないので、他人事のような気分ですが。

2013.08.20

Quiet Music

夏の夜というとBossa Novaを聴くことが多いのですが、今年は、少し趣向を変えてみました。静かな夏の夜に聞いている、私の好きな音楽を紹介します。Quiet Musicと名付けて10曲をピックアップしました。女性ヴォーカルばかり、カバー曲が多くなってしまいましたが、お気に召していただいた音楽が、少しでもあれば、幸いです。

Cry Me a River - Rodrigo Rodrigues.

2005 年に夭折したブラジルのシンガー・ソングライター、ホドリーゴ・ホドリゲスが遺した唯一の本人名義作品『Fake Standards』からの一曲。本人亡き後その音源が見つかり、関係者の努力によりリリースに至ったという感動の一枚。

Stacey Kent-Gentle Rain

Stacey Kentは、歌声がキュートなイギリスで活躍してる女性ジャズボーカリスト。

k.d.lang - A Case Of You

A Case of Youは、ジョニ・ミッチェルがオリジナルなのですが、ホントは、Diana Krallのカバーが一番好き。でも、k.d. langのカバーも捨てがたい。

Marlena Shaw - Feel Like Makin' Love

Marlena Shawの「Who Is This Bitch, Anyway?」からの一曲。1974年もう40年近く前になりますけど、まったく古くさくないです。 毎年、ビルボードに来ているので、来年は行ってみよう。

John Mayer - Daughters

ちょっと、この10曲に入れるかどうか迷いましたが、この曲、私、とても好きなのです。

Corrinne May - (They Long To Be) Close To You - Single 2010

シンガポールの歌姫。伸びやかな歌声で、Quiet Musicではないかも知れませんが、カーペンターズの名曲のカバーをセレクト。

Yael Naim new soul

いかにもフランスっぽいですよね。AppleのCMで使われて有名になりました。

Diana Krall - Just The Way You Are

Diana Krallは、一番好きなJazz ヴォーカリストなのですが、ここはあえてスタンダードではなく、ビリージョエルの素顔のままでのカバーを。

Norah Jones - Don't Know Why

有名な曲ですね。

Inger Marie - Will you still love me tomorrow

Inger Marie Gundersenは北欧のJazzシンガー。

Quiet Music / Quiet Starsというブログを、すごく気に入って、そこで紹介されたアルバムを買い集めました。

2013.08.18

2013年8月積ん読本

7月は本の紹介やりそこねたので、たくさんたまっています。

「迷ったら、二つとも買え!」書店で見たとき、私と同じような人がいると思って、買ったのですが、読んでみたら、全然私とは違いました。買いたいと思ったら、迷わずに、買うべきと言う信念は私と同じ(もちろん、買い物の金額は、島地さんに比べて1桁少ないです)ですが、決定的に違うことがありました。それは、私には所有欲というものがないということ。つまり、コレクションして、部屋に飾って愛でるという気持ちはまったくありません。だから、使うつもりのものしか買いません。ただ、実際に買ってみて使い物にならないことに気付くことが多く、その点、浪費家であることは否定しません。

真夏の方程式 (文春文庫)
東野 圭吾
文藝春秋 (2013-05-10)

映画を見た後、原作はどうなっているんだろうと気になって、読んでみました。驚いたことに、映画は、原作にものすごく忠実です。あえて言えば、前田吟がちょっと違うかな。杏は彼女しかいないというくらいはまっています。で、内容はどうかと言えば、いまいちかなぁ。私は東野圭吾は好きですが、ガリレオシリーズはあまり好きではないのです。

永遠の0 (講談社文庫)
永遠の0 (講談社文庫)
posted with amazlet at 13.08.12
百田 尚樹
講談社

4年前から読まずに積んで置いたのですが、ついに読みました。おもしろいとはおもいますが、私は戦争物はあまり好きではないので、、、、。

ハードカバーの時に読みましたが、もう一度読みたくなって、文庫を買い直しました。

ここまで、くると、「キャリアポルノ」とか言っていられない。林さんががすごいことは認めるけど、自分は、ここまで押し出せないなぁ。そういえば、情熱大陸に出ていた林真理子さんの執筆スタイルに完動しました。原稿用紙に黒のサインペンで原稿を書くのですが、その早さがすごい。原稿用紙1枚を1−2分で書き上げていました。やっぱり、天才なので、このくらいのこと言っても許されます。

医療安全がらみの勉強をしている中で、読みました。

敬愛する山本雄士先生の著作。「投資型医療」を実現するために、以下の7つの提言をされています。
1. 社会全体でイノベーションを促進しよう
2. 病気にならない、病気にさせないための投資をしよう
3. 開かれた医療でケアの勝ちを追求しよう
4. 情報の集約と開示をしよう
5. 資源の最適再配置をしよう
6. 政策立案と合意形成のプロセスを進化させよう
7. Small-Winを広げよう

私が、今まで習ってきた中でもっとも強烈なインパクトを残された土屋先生のこんな本があると見つけて、思わず買ってみました。でも、タイトルの「ミイラとなって昭和に出現」の部分はいらないのじゃないかと思いました。中身は、ごく普通の、福沢諭吉と医学の接点を丁寧にたどった本です。

2013.08.16

表参道から六本木のあたり

昔、写真が上手な人に、「どんな風にしたら、そんな素敵な写真が撮れるのでしょうか」と聞いたことがあります。答えは「一つの被写体を撮るのに、5構図以上は撮ることを心がける」というものでした。

なかなか写真の腕は上がりませんが、それ以来、これを撮ると決めたら、近寄ったり、ひいたり、裏に回ったり、下から、上からと、5構図以上撮るように心がけています。

そんなわけで、私のカメラ散歩は結構な歩数歩くことになるのですが、3月の足の手術以来、歩くことがなかなかできなかったのですが、今週は、少しリハビリがてら、街のスナップを撮ってみました。

お盆休みなのに、表参道は人がたくさん。

寺山修司幻想図書館というのをのぞいてみました。

六本木の国立新美術館でやっているアンドレアス・グルスキー展を見ました。これは、すごいです。写真好きはもちろん、そうでない人も必見。

ついでといっては何ですが、同時開催している、アメリカンポップアート展も見てきました。

国立新美術館は、建物が素晴らしく、前から、一度行ってみたかったんです。

モヒートがいろいろ飲める、ミッドタウンカフェは、いまいちでした。モヒート自体もいまいちだし、FOODが全然なっていない。モヒート好きとしては、苦言を呈したいと思います。

2013.08.11

本の紹介『後世への最大遺物・デンマルク国の話』

最近、年月を加算式で考えることより、減算式で考えることが多くなってきました。自分は、今まで何年かけて○○をやってきたという思考パターンではなく、あと自分に残された時間はどのくらいだろうから、その中で何をやっていけるかという思考パターンです。

47歳という年齢は、日本人の男性の平均寿命からみても、半分以上が過ぎていることは間違いありませんし、生きている間、すべての時間が健康で今と同じような頭脳を保てるわけではありません。今年、大きな怪我をして、ほんとに、自分に残された時間で、何をしたいか。やっぱり、本当に自分が好きなこと、自分がやるべき事にきちんと時間を使っていこうという思いが強くなりました。

さて、この本は、内村鑑三が、明治27年におこなった講演「後生への最大の遺物」という講演と、明治44年におこなった講演「デンマルク国の話」の二編が収録されています。本当は、「デンマルク国の話」に惹かれて、この本を購入し、読み始めたのですが、私にとっては、「後生への最大の遺物」の方がおもしろかったです。後生へ残していくべき第1のものは金である。金を貯める才能がなければ、事業である。事業をなす社会の位置もなければ、思想である。本を書くこと、または、教えることによって、思想を残す。思想も残せないとしても、誰にでも出来ることがある。それが、勇ましい高尚なる人生を送るということである。と説きます。

金を貯める才能はないと思いますが、何か、事業を残し、自分の思想を残したいという気持ちは強くあります。あんまり、迷っている時間はないので、突き進みましょう。

2013.08.09

玉置浩二は天才だ!

先週末、安全地帯のLiveの映像をYoutubeで発見してしまって、はまってしまいました。
http://youtu.be/pbqM8TIDidM?t=34m22s

実は、7月はじめにブルーノートで玉置浩二のライブがあって、行こうかどうか、かなり迷ったのですが、天の声が聞こえたような気がして、チケット取らなかったのです。そしたら、案の上、体調不良でキャンセルになってしまいました。

その代わりと言ってはなんですが、安全地帯のLIVEのDVD3枚も買いました。
30周年コンサートThe Ballad House
完全復活コンサートツアー2010
Unplugged Live(完全休止前の最後のライブで、もっとも脂がのっていると言われています)
この中で、一番、いいのは、30周年コンサートThe Ballad Houseです。安全地帯のファンじゃなくても、泣いちゃいますよ。

これらのライブを見て、私は、長らく玉置浩二を誤解していたことに気づきました。玉置浩二天才です。もちろん、若いときのようなパーフェクトな歌声もいいのですが、私にとっては、枯れた玉置浩二のよさがとても身にしみます。高音は出なくなっていますし、fake入れすぎな感じだし、見た目もやっぱり年をくっている。でも、私は、昔のパーフェクトな歌いざまより、今の玉置浩二の歌い方の方がずっと好きです。3回も離婚して、病気とも闘って、でも、こうして、すごいライブをしている。

やっぱり、一生のうちに絶対、玉置浩二を見に行かねば。今度は、たとえ、キャンセルになる可能性があっても、チケット取ります。

2013.08.06

夏休み@軽井沢

短い夏休みを軽井沢で過ごしました。

雨ならではの写真が撮れました。

食事も素晴らしかったです。

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