2013年5月積ん読本
素晴らしい天気のGWも、家での静養を余儀なくされているので、好きな音楽を聴きながら、読書三昧のGWを送っています。
今年の4月から、NHKのラジオで「英語で読む村上春樹」という放送が始まって、聞いているのですが、その題材が、「象の消滅」なので、買ってみました。こうやって、順番が組み直されると、印象が変わりますね。
小林秀雄の没後30年記念特集として、未発表の小林秀雄と河上徹太郎の対談音声がCDで付録として付いているということで買ってみましたが、私としては、養老孟司氏の『ウィーンと治療ニヒリズム』の方が興味深かったです。一昨年訪れたウィーン大学医学部のNarrenturmとJosephinumなどが紹介されていました。
NHKのテレビ番組はそれほどおもしろくなかったので、買うのを躊躇していたのですが、入院中にお見舞いでいただいたので、読んでみようと思っています。
『極東ブログ』の作者であるfinalvent氏の著作。55歳になって、これまでの半生を振り返るという内容。沖縄問題や、リベラルアーツを学ぶことなど、結構おもしろかったです。
医学書院
著者のGroopmanはハーバード大学の医学部教授で、『医者は現場でどう考えるか』の著者でもあります。最善の選択はいかになされるかということを、多くの患者における選択のプロセスと通して語っています。興味のある方は、是非、HONZのレビューをお読み下さい。
かなり期待していたのですが、『ねじまき鳥クロニクル』を読んでいないと、すべては理解できないです。『ねじまき鳥クロニクル』を読んでから、読み直します。
地下鉄サリン事件の被害者に直接会って、話を聴くという形のノンフィクション。
古い本ですが、立川談志による落語論。落語はあまり得意ではないのですが、プレゼンテーションの勉強になるかなと思って、読んでいます。
読んでみて、自分が知っているお店が10%程度しかないので、すっかり、こういう世界からは隔絶されてしまったと思いました。
構造主義は苦手なので、まさに、寝ながら学びたいと思います。
この本は、良い本です。フルカラーで1000円を切っているので、コストパフォーマンスも高い。
プレゼンテーションに関する『実験医学』人気連載を書籍化したもの。
あの難解であるも名著であるサパイラが、須藤先生たちの苦労の末、翻訳されました。
同僚である、香坂先生の本。この本は、彼の本の中でも秀逸の出来です。心電図を勉強する本ではなくて、心電図を通して、循環器内科を俯瞰するような一冊。
またしても、香坂先生の本。
羊土社
本書で紹介されている血液ガスの7ステップ解析は、はじめて見る解析手法です。初心者にはかえって難しいように思いましたが、自分でも検証してみたいと思います。
羊土社
聖路加の長浜先生の編集によるもの。輸液の部分の基本的な部分は、教えるのが簡単なのですが、応用編となると、正解がない世界になるので、教えるのに苦労しています。本書は、その応用編にもかなり踏み込んでいますので、勉強させていただきたいと思います。