映画の紹介「マネーボール」
従来の打率、防御率と言った指標ではなく、OPSやWHIPといったあらたな指標に注目すること(これをセイバーメトリックスという)によって、値段が高くないけれども勝利に貢献できる選手を集めて、安い年俸でチームを強くしたアスレチックの実話に基づく映画。
すでに、原作は読んでいて、非常におもしろかったのですが、それをブラッドピット主演で映画化するのは難しいだろうなと思っていました。ブラッドピットの演じるアスレチックスのGMビリー・ビーンは、自分のチームの試合も観なければ、腹が立てば人やモノに当たり散らす短気で風変わりな男として描かれていますが、少々空回りしている印象。メジャーリーグ好きで、セイバーメトリックスがわかっていなければ、ちょっと、この映画を楽しむことは出来ないだろうと思います。今では、セイバーメトリックスは、メジャーリーグのすべてのチームに浸透していますから、アメリカの人には理解できるでしょうが、ちょっと日本人には難しいかなという印象。
評価☆☆