2012年のベスト~本(フィクション)~

2012年も残すところ10日間。いつものように、今年1年のブログを振り返りながら、「今年のベスト」企画をおこないたいと思います。

2012年のベスト企画は、まず本、フィクション部門から。

実は、今年は、1年間にわたって、私にとって大作とも言える単行本の著作にかかりっきりになっていたため、寝る前の読書の時間を取ると言うことが出来ませんでした。また、通勤の電車の中ではFacebookをやることが多く、これも読書を阻害する大きな要因でした。というわけで、いいわけじみていますが、読み切った本というのが少なくて、あまり、よいものを紹介できないことをお詫びしておきます。

こうやって、本を読む時間が少なくなってくると、新作であたりかはずれかわからない本より、名作と呼ばれる物についつい手が伸びてしまいます。そこで、今年は、ベストフィクションとして、旧作から1冊、新作から1冊を選ぶことにしました。

今年の夏に、これまで何回もチャレンジして読み切れなかった『ロング・グッドバイ』と『夏の扉』を読破することができました。どちらも、すばらしい本ですが、『夏の扉』を旧作の「2012年のベストフィクション」としたいと思います。

夏への扉[新訳版]
夏への扉[新訳版]
posted with amazlet at 12.12.22
ロバート・A・ハインライン
早川書房

そして、新作ですが、『カラマーゾフの妹』は、私が『カラマーゾフの兄弟』を読んでいないので、もう一つでした。『ナミヤ雑貨店の奇蹟』は予想外におもしろかったです。『舟を編む』『二流小説家』は今ひとつ。ということで、新作のベストフィクションは『楽園のカンヴァス』とさせていただきたいと思います。

楽園のカンヴァス
楽園のカンヴァス
posted with amazlet at 12.12.22
原田 マハ
新潮社

来年は、もっとたくさんの本を読みたいです。

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