積ん読本2012年8月
『カラマーゾフの妹』
著者:高野 史緒、出版社:講談社 (2012-08-02)
本年度江戸川乱歩賞受賞作
世界文学の最高峰として名高い『カラマーゾフの兄弟』には第二部があるはずでした。ドストエフスキーはその予告をしながら、ついに書き上げることなく世を去りました。大胆にも、その第二部を書いたのが、本書です。
やっぱり、『カラマーゾフの兄弟』を読んでいない私には、ミステリーとしての驚きが感じられませんでした(ちなみに、江戸川乱歩賞選者の一人の東野圭吾は、『カラマーゾフの兄弟』を読んでいないが、本作を受賞作に推薦しています)。というわけで、まずは『カラマーゾフの兄弟』を読まなきゃと買いましたが、5分冊なんですね。ちょっと、すぐには読み始められそうにもありません。
『虚像の道化師 ガリレオ 7』
著者:東野 圭吾、出版社:文藝春秋 (2012-08-10)
「ガリレオシリーズ」の最新短編集。10月にもう一冊短編集が出るので、また、ドラマで、ガリレオシリーズが再開するのですかね。
『人間の建設 (新潮文庫)』
著者:小林 秀雄、出版社:新潮社 (2010-02-26)
広田さんおすすめの一冊。小林秀雄と、数学者岡潔の対談というより雑談。初めのうちは、対話がちぐはぐでかみあっていませんが、途中から、岡先生が圧倒していきます。おもしろい。おすすめの一冊です。
『学歴革命 秋田発 国際教養大学の挑戦』
著者:中嶋 嶺雄、出版社:ベストセラーズ (2012-03-20)
最近、教養教育はどうあるべきかと考えているので、そのヒントになればと言うことで、注目されている秋田国際教養大学の本。この間、すぐ横をタクシーで通りましたが、本当に山の中にありました。