「新版 医師のためのモバイル仕事術: iPad/iPhoneを使い倒す!」発売されました
本日「医師のためのモバイル仕事術」の改訂版である「新版 医師のためのモバイル仕事術: iPad/iPhoneを使い倒す!」が発売となりました。
改訂版とは言っても、ほとんど書き直したまったく新しい本です。まぁ、私のコントリビューションは少ないですが。
アマゾンでは一時売り切れになっていますが、そのうち入ると思いますので、是非、ご購入を。
本日「医師のためのモバイル仕事術」の改訂版である「新版 医師のためのモバイル仕事術: iPad/iPhoneを使い倒す!」が発売となりました。
改訂版とは言っても、ほとんど書き直したまったく新しい本です。まぁ、私のコントリビューションは少ないですが。
アマゾンでは一時売り切れになっていますが、そのうち入ると思いますので、是非、ご購入を。
今月の積ん読本、ご紹介します。怒濤の講義ラッシュが終わったので、最近は、1日1冊ペースで本を読みまくっています。
著者:原田 マハ、出版社:新潮社 (2012-01-20)
美術ミステリーとでもいうものか。読んでいると、ダヴィンチコードを彷彿する。文体にはややぎこちない部分はあるが、ミステリーとしてはなかなかおもしろい一冊でした。おすすめ。山本周五郎賞受賞し、2012年ナンバーワンとの呼び声も高いです。
著者:北川 智子、出版社:新潮社 (2012-05-17)
アメリカで日本人が日本史の研究をすることの意義というのが私にはよくわからないのですが、ここまで言われるといったいどんな授業なのか聞いてみたくなりました。
著者:六車 由実、出版社:医学書院 (2012-03-07)
最近、医学書院の編集者、白石正明氏(@shiraishimas)の本は飛び抜けて質が高いです。『逝かない身体―ALS的日常を生きる (シリーズケアをひらく)』『リハビリの夜 (シリーズケアをひらく)』いずれも名著です。この本も含めて、もっと多くの方に読んでもらえたらと思います。
著者:木下 是雄、出版社:中央公論新社 (1981-01)
1981年出版のロングセラー。調査報告、出張報告、技術報告、研究計画の申請書などといった文章を理系の人間もかかなければいけないのですが、デコレーションを廃し、必要な情報に絞り込み、論理的に記述する方法を解説しています。
大学院生を指導するような教員は一読をおすすめします。
著者:東野 圭吾、出版社:集英社 (2012-01-20)
札幌出張の際に暇つぶしで買った本。一つ一つの短編は、小ネタ過ぎて、読むのがだんだんいやになってきたのですが、半分を超えてから、短編が複合的につながっているのがわかってきて、どんどんおもしろくなりました。
著者:小鷹昌明、出版社:中外医学社 (2012-06)
『医者になってどうする!』を書かれた小鷹先生は、2012年に大学をやめて、南相馬市民病院で働き始められました。そのときの、思いを綴った本です。
3月から、必死になって、「医師のためのモバイル仕事術」の改訂作業をやっています。というか、私のパートは随分少ないので、私と言うより共著者の讃岐先生や編集社の方がやって下さっています。
6月29日発売予定で、すでに、Amazonでも予約を受け付けていて、これで、WWDC2012でiPhone5やiPad4が出ちゃったら、いったいどうなるのか、勝手にハラハラしていたわけですが、無事、WWDC2012を乗り越えられ、なんとか発売にこぎ着けられそうです。
私のパートで、「海外でiPhoneを使う」というのがあって、かなり気合いを入れて、書いたつもりだったのですが、最近、ソフトバンクから、「海外パケットし放題」なるアプリが出ていることを知って、徒労感たっぷりになっています。でも、私の説明をよく読んで、このアプリを使えば、間違いありません!っと、声を大にして言いたいです。
そろそろ、案内しても良さそうなので、「新版 医師のためのモバイル仕事術: iPad/iPhoneを使い倒す!」絶賛予約受付中です。
現在のメイン機のMacBook Airのトラックパッドがどうにもならず、心待ちにしていたWWDC2012。
MacBook Air、MacBook Pro全部のリニューアルになりましたね。一番の話題は、MacBook Pro 15 with Retinaディスプレイ。購入の第一候補ではあったのですが、薄くはなったとはいえ2kg越え。フルBTOすると30万円な上に、2週間かかるのが気になりました。老眼の身には高精細ディスプレイはかえって目が疲れるといいわけし、パス。
うれしいことに、MacBook Air 13インチが、形はそのままながら、CPUが早くなり、しかも、512G SSDが選べるようになったので、即、ポチッといきました。
医学部を目指す高校生達が、どのように医学部をとらえているのかを知りたくて、医学部受験本を読み漁ってみました。
はじめの2冊は、実際の医師が医学部を受験したいと思う学生に対して、医師になると言うことはどうなのかを解説した本で、どちらかというと、現在の「成績がよいから医学部を目指す」という状況に警鐘を鳴らしている本です。あとの2冊は、朝日新聞と旺文社が、医学部受験生に、医学部で学ぶこと、医学部を卒業した後のキャリアについて客観的な情報を与える本になっています。普通、後者の2冊のどちらかを買うのでしょうが、医学部を受けたいと思う人は、早い時期に前者2冊のどちらかを読んで欲しいと思います。
著者:早川 豊、出版社:中外医学社 (2003-09)
この本は、1992年に出版されて、2003年までに、6回の改訂を経ています。その当時、本当に正直な、医学部を目指す人向けの唯一の本でした。医学部を受験したいという人みんなに読むことを薦めていました。
10年ぶりくらいに読んでみましたが、その頃と今では、まったく、医学部卒業生のキャリアについては社会情勢が変わっています。臨床研修制度の必修化、医学部定員の大幅増員、専門医制度が確立、ジェネラリストに対する見方が大きく変わったこと。だから、この本を鵜呑みにできないのですが、社会情勢が変わっても、根っこの本質的な部分は十分通用するように思います。早川豊氏というのはペンネームで、昭和30年生まれの医師の方のようです。
著者:小鷹昌明、出版社:中外医学社 (2009-08)
今、医学部を目指す高校生に勧めるとしたら、この本です。タイトルからしてもわかるように、医師になってもいいことばかりでないことがはっきりと書いてあります。それでも医学部を目指す高校生に熱いエールを送っています。小鷹 昌明氏は獨協大学の神経内科に勤務されていましたが、2012年4月に、一念発起され、南相馬市立病院に移られています。
朝日新聞出版、2011-09-03
医学部受験MOOKとして正当派の一冊。医学生や医師の紹介、インタビュー記事も多く、値段も安いです。でも、きわめて表層をながめているような感じがしてなりません。
著者:岩嶋 宏恭、出版社:旺文社 (2008-05)
旺文社らしい、医学部の現状、医学部卒業後のキャリアの現状を丹念に詳細に書いています。後半1/4は医学部受験対策です。2008年なので、ちょっと古くなっているので、改訂が望まれますが、ほとんどの部分は今でも通用すると思う。
著者:林 公一、出版社:中外医学社 (2012-05-25)
名作マンガを通して、「統合失調症」「うつ病」「高次脳機能障害」「パーソナリティ障害」について精神医学的な解説を加えるという内容。
各章の中心となるのは、
一章 統合失調症─『わが家の母はビョーキです』 (中村ユキ)
二章 うつ病─『ツレがうつになりまして。』 (細川貂々)
三章 高次脳機能障害─『日々コウジ中』 (柴本 礼)
四章 パーソナリティ障害─『ブラックジャックによろしく』 (佐藤秀峰)
監修者の村松先生の前書きにもあるように、
“臨床医学を学ぶ時、最も有用な資料は実例のケースレポートであるが、現代では個人情報の問題等のため、実例の発表は学会でもかなりの制約がかかるようになっている。そんな状況下にあって、『わが家の母はビョーキです』『ツレがうつになりまして。』『日々コウジ中』は、医学文献としてもきわめて貴重なものである。”
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