2012年のテーマ
明けましておめでとうございます。
去年のテーマは「外に向けて発信する」でしたが、昨日書いたように、十分に発信することは出来ませんでした。年末に、村上春樹の「走ることについて語るときに僕の語ること」を、読んでいたら、自分に足りないもの、もう力を入れてやらなければいけないものが少しはっきりしてきました。
本書では、村上春樹は「長距離を走る」と「長編小説を書く」ということは、かなり重なることがあると語っています。私は、あきらかに中距離ランナー。1週間から1ヶ月くらいの準備をおこなって、書き物をしたり、講演の準備をしたりするのは得意なのですが、もっと長いタームで仕事をするのは苦手です。だから、目の前の雑事に目をとらわれすぎて、緊急性はないのだけれども、自分がレベルアップするためにやらなければいけない地味で時間のかかる仕事からついつい目を背けて、後回しにしてしまいます。時間管理では、緊急性と重要性の2軸で、2x2のマトリックスに仕事を分けますが、その中の「緊急ではないが、重要な仕事」、今年は、これにフォーカスしていきたいと思います。
そこで、2012年のテーマは、
「長編小説を書く」
もちろん、実際に小説を書くわけではなく比喩です。村上春樹が「長編小説を書く」時に実践しているような生活・仕事のやり方・フレームワークを自分の生活の中に取り組みたいと言うことです。
時間がかかり、これまで忌避していたものにしっかりと向き合い、それをおこなう生活スタイルをつくり、やりあげたいと思っています。
「緊急ではないが、重要な仕事にしっかり向き合い、着実に仕上げていく」
2012年もよろしくお願いいたします。
「走ることについて語るときに僕の語ること (文春文庫)」
著者:村上 春樹、出版社:文藝春秋 (2010-06-10)、ASIN:4167502100【amazon.co.jp】
毎年1つのフルマラソンを走っている村上春樹の「走ること」についてのエッセイですが、実は、「走ること」を通して、「書くこと」について語った、村上春樹のメモアールです。