「特別鼎談 研究留学──Ten years after」掲載
以前、こちらやこちらでも紹介した、「特別鼎談 研究留学──Ten years after」(門川俊明、広田喜一、島岡要)の前編が、今週号の「週刊医学のあゆみ」に掲載されました。こちらのページの一番下に、今回の鼎談の一部が読める「立ち読み」というリンクが付いています。とても立ち読みだけでは読み切れないほどのボリュームがありますので、気に入ったら、是非、購入して下さい。
後編は、1週間後の次号に掲載される予定です。
以前、こちらやこちらでも紹介した、「特別鼎談 研究留学──Ten years after」(門川俊明、広田喜一、島岡要)の前編が、今週号の「週刊医学のあゆみ」に掲載されました。こちらのページの一番下に、今回の鼎談の一部が読める「立ち読み」というリンクが付いています。とても立ち読みだけでは読み切れないほどのボリュームがありますので、気に入ったら、是非、購入して下さい。
後編は、1週間後の次号に掲載される予定です。
半日、New Yorkで過ごしました。
どこに行っても、人、人、人、東京にも、こんなに人がいないぞ。
はじめて、Rockfeller Centerの展望デッキ、Top of the Rockに登りました。ここは、柵とか金網のような遮るものがなく、セントラルパーク側は、他に高い建物もないので、とても眺めがよいです。エンパイアステートビルのように並ばされることもないので、おすすめ。
セントパトリック教会は、少し、ゆっくり見れるかと思ったら、ここも中は大混雑でした。
今回のニューヨーク訪問の一つの目的は、先週、リニューアルオープンした「Apple Store, Fifth Avenue」を訪問することだったのですが、これまた、ありえないくらいの混雑ぶり。バックとかを買いたかったのですが、レジの前で1時間くらい並ばなければいけなそうだったので、あきらめました。
もう少しで、ホリデーシーズンですね。すでに、ロックフェラーセンター前のスケートリンクは、少し、ホリデーシーズンの趣。
私が、一番好きな駅。グランドセントラル。
ここに行く目的は、もちろん、オイスターバーに行くこと。品川の支店に比べたら、牡蠣の値段が、半分以下なので、ついつい食べ過ぎてしまいます。
締めは、ミュージカル。MARY POPPINS見て、不覚にも泣きました。あぁいうの、弱いんです。
今日は、相当歩きましたね。タクシーで少し楽しようと思ったのですが、まったく捕まらず、10kmくらい歩いたでしょうか。クタクタです。
でも、ニューヨークのエネルギーをもらうこともできました。日本に帰ったら、頑張りましょう。
アメリカ腎臓学会(ASN)は、最近、PhiladelphiaとSan Diegoを行ったり来たりしています。San Diegoはまだしも、Philadelphiaは、お楽しみが少ない町です。今回の、Philadelphia訪問は、4回目。でも、前回、飛行機でダイレクトにPhiladelphiaに入らずに、ニューヨークから電車で来ると、費用も時間も変わらずに、最後の夜がちょっと楽しくなることがわかって、私は、ニューヨークから電車という交通手段を選ぶようになりました。
さて、今回は、少しまじめに、なぜ、私がASNに毎年のように来ているかについて考えてみました。
留学するまでは、ASNで毎年発表することが、私の中での目標、というか課題でありました。毎年、ASNに出すと言うことは、1年間でそれなりの研究をしなければならない。そして、英語で発表、質問に答えられるだけの英語能力を身につけなければいけない。また、旅費を稼ぐために、各種グラントを取得しなければいけない。そう考えると、ASNで毎年発表するというのは、私の中で研究に対するモチベーションを維持するための、とてもよい「毎年の目標」であったわけです。 幸い、1回も落選することなく、課題をクリアしていました。Oralは1度しか採択されませんでしたが。
ASNそのものに関しては、毎年、巨大化が進み、参加して見聞をすることで得られることは、たいしたことはないように、だんだん、思えてきました。だから、発表なしで参加するような学会ではないと思います。でも、それにかわるものがないし、なんだかんだ言って、アメリカの腎臓内科のラボを持っている人は、たいてい参加していますので、留学先候補となる研究室を探すための貴重な場ではあります。
このような、ASNでの毎年発表という目標を持ちながら、研究生活を送ることによって、自分自身、成長できたと思っているので、自分が指導する大学院生にも、それをノルマとして課してきました。そのノルマをきちんとこなしてきた後輩は、ちゃんとした留学先を自分で見つけ、一人前の研究者になっています。
今回、ASNへの参加に当たって、後輩の発表のサポート役にまわったわけですが、本当に行かなきゃいけないかなと、随分悩みました。実際、ASNに来てみて、他の演題を聞いていても、うーん。と思ってしまうわけです。一番聞きたかったポスターは貼られていないし、質問したい演題の演者はポスター前にいなかったりして。でも、私は、自分が指導する後輩をエンカレッジする意味でも、やっぱり、参加しなければいけない、と思いました。
本日、後輩も立派に発表を終え、私の役目もすんだので、明日は、少し早めに抜け出して、NEW YORKに行きます。
(追記)翌朝、ホテルの周りを散歩しました。ホテルは、OLD TOWNにあるのですが、この辺は、とても趣のある場所でなかなかよかったです。夜はちょっと怖いですが。
発売初日、下巻「スティーブ・ジョブズ II」は本屋に山積みになっていたのにがbk1からなかなか届かず、我慢が出来ず本屋で買ってしまったら、翌日、bk1から届いて、2冊持ち状態に。→欲しい人、あげますよ。ただし、取りに来てくれる方。
下巻「スティーブ・ジョブズ II」も2日ほどで一気に読んでしまいました。
率直な感想として、私は面白かったです。下巻の内容は、リアルタイムで知っていたことがほとんどでしたが、それでも、こうやって、Steve Jobsの人生をクロニカルに振り返ることが出来て幸せでした。Steve Jobsが、そんなに天才でもないこと、人柄がいいわけではない(というか、かなり悪い)ことも知っていました。でも、それを、暴露本のようにセンセーショナルに書くのではなく、多くの関係者の取材を通して、客観的に伝えていること、作者に敬意を表します。いずれにしても、波瀾万丈なSteve Jobsの一生を、亡くなられてから、わずか1ヶ月というタイミングで振り返られたことがよかったです。
ここに来て、いろんなところから、「スティーブ・ジョブズ I」「スティーブ・ジョブズ II」の書評が出てきました。一つは、池谷裕二さんが読売新聞に書いた書評です。まぁ、無難な書評であり、好意的な書評です。
一方、朝日新聞の山形浩生氏の書評は、そうとう辛口。にもかかわらず、朝日新聞は書評タイトルを「「天才」の生と死いちはやく活写」としている。そんなことはどうでもよいのですが、山形浩生氏の主張は、本書には目新しいことがまったくなく、無理矢理新規性を出そうとして、些末なエピソードを詰め込んだせいで、ムダに分厚いという指摘です。彼が古参のパソコンマニアで、彼には、アップル草創期からのジョブスの活動はリアルタイムで知っていると言うことなのでしょう。
池谷さんのつぶやきによると、「実は、山形さんのコメントのほうが、私の実感に近いのですが、」とのこと。えっ、と思いましたよ。正反対じゃん。まぁ、大新聞の書評だから、思ったようには書けないのかもしれないのですが。
医学界新聞レジデント版に、「FAQ 血液透析患者のマネジメント」を寄稿しました。
お手元に届いている方は、どうぞ、ご一読を。Webでも読むことが出来ます。ちょうど同じ号の後ろから3ページ目に、拙著『レジデントのための血液透析患者マネジメント』についての川崎医科大学の柏原教授のあたたかい書評も掲載されています。
今どの本屋でも大量山積みの本です。スティーブ・ジョブズ本は、過去にもたくさん出されていますが、どの視点から書くかで、まったく異なる本になってしまう。それくらい、スティーブ・ジョブズの人生が波乱に満ちていて、気性も激しかったと言うことでしょう。近年は、iPhoneのヒットや、プレゼンテーションのうまさから、ポジティブに評価している人が多いですが、暗黒の時代のアップルを知っている立場からすると、決してよいところばかりではありません。
本書「スティーブ・ジョブズ I」は、スティーブ・ジョブズ本人が、取材をOKし、自伝として公認した唯一の本です。というか、むしろ、死期を予感し、子供の達に自分がどんな人生を送ってきたか、正確に書いて欲しいと、アメリカ を代表する伝記作家ウォルター・アイザクソンに依頼したと言われています。書いた内容について、一切文句を言わないから書いて欲しいと。
伝記作家ウォルター・アイザクソンらしく、非常に緻密で第三者の立場をかたくなに守っているというのが本書の特徴とも言えます。本書を読むと、傍若無人なスティーブ・ジョブズに驚くかもしれません。
上巻では、スティーブ・ジョブズがアップルを追い出されて、NeXTと立ち上げ、ピクサーを買い取った当たりまでを描いています。私が、Macに触れ始めたのは、20年前ですから、ちょうど、上巻の内容は、私がMacに触れ始める前のところまでになります。
写真がふんだんに掲載されているわけでもありません。是非とも、ネットでApple IIやMacintoshの写真を探して、それを見ながら、読んだらいいと思います。また、1984年のMacintoshの発表会がどれだけ熱狂的だったのか、、Youtubeの動画を見ながら読めば、楽しいと思います。伝説の1984のコマーシャルも、現物を見た方がよいです。たくさんの登場人物がいますが、それをWikipediaで追っかけてもおもしろい。
この本は、スティーブ・ジョブズ正史とも言えるものです。淡々として、客観的な視点の本ですが、それでも、スティーブ・ジョブズの人生があまりに波瀾万丈なので、面白すぎます。
明日は、ちょうど、下巻「スティーブ・ジョブズ II」が届きます。楽しみ。
研究留学ネットの更新情報と、管理人の雑文BLOGです。