Steve Jobs 1955-2011
Steve Jobsが亡くなりました。
8月末に、CEOを辞任したときに、近いうちに、この日が来ると覚悟していました。
彼の膵臓癌が見つかったとき、私は、はじめて、Steve Jobsがこの世からいなくなる。Steve JobsのいなくなるAppleになるという、とてつもない不安感に襲われました。しかし、彼の、あのスタンフォード大学でのスピーチにもあったように、幸い悪性度の低い膵癌で、カムバックしてきたとき本当にうれしかったです。
しかし、幸せな時間は長く続かず、壇上に立つ彼はだんだんやせ衰えて、ついには、肝臓移植を受けたという話が伝わってきました。
正確な病状は、わかりませんが、私も医師のはしくれなので、あんまり芳しくない病状だとは思っていました。そんな病状でも、Keynoteスピーチに登場し、私に夢を与えてくれる、彼に尊敬の念を抱いていました。
8月末に彼が、CEOを辞めたときの、私のSteve Jobsへの思いは、「ありがとう、スティーブ」というエントリーに書き留めてあります。悲しいではなく、ただ、ただ、ありがとう、そういう気持ちで一杯でした。そして、少しでも、家族との幸せな時間が続きますようにと願ってきました。
残念ながら、本日、彼が帰らない人になったとのニュースが世界をかけめぐりました。
月並みな言い方しかできませんが、彼が生み出したプロダクツ、イノベーション、ビジョンは、私の中で生き続けています。私も、身近な人、そして、ネットを通じて知り合った方々に、少数ではありますが、それを伝導して行き続けたいと思います。
彼が、スタンフォード大学のスピーチで残した言葉、
Death is very likely the single best invention of Life. It is Life's change agent. It clears out the old to make way for the new.
を胸にして。
今日一日は、研究留学ネットのトップページも特別バージョンにします。