「13階段」と「果つる底なき」

さっそく、「13階段」を手に入れて、読み始めたのですが、なにか、違和感が、、、、。結末が予想できる。デジャヴ感が、、、。読み進めるうちに、この本読んだことがある!と気がつきました。こういうことよくあるんですよね。特に、東野圭吾の本で頻発します。

ということで、池井戸潤氏の本を選ぶことに。同じサラリーマン小説系は避けたかったので、江戸川乱歩賞を受賞したデビュー作「果つる底なき」を選びました。ストーリーのテンポの良さとかから、きっと、この方は、放送作家出身なのかなと思ったら、もともとは、銀行マンで、その後、企業コンサルタントをやりながら、ビジネス書を書いていた人なのだそうです。そして、1ヶ月で、初めて小説にチャレンジしたのがこの作品とのこと。「1ヶ月しか時間は取れないから、取材する時間もない。そのために銀行員時代に体験した債権回収の出来事がそのまま題材となって出てきます」と、池井戸潤氏が自作を語っているBOOK asahi.comの記事、に書かれていました。とてもテンポがよく、最後までじっくり読ませるハードボイルド的な推理小説でした。

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