音楽の紹介「冨田恵一 WORKS BEST~beautiful songs to remember~」
今日は「冨田恵一 WORKS BEST~beautiful songs to remember~」を紹介したい。
私が、冨田恵一氏を知ったのは、キリンジのプロデューサーとして。
最近、少し、キリンジから気持ちが離れてきたのは、やっぱり、キリンジごしに冨田恵一氏が好きだったからだと思っている。キリンジはデビューから7年間、冨田恵一氏がプロデュースし、数年前から、冨田氏はキリンジのプロデュースから離れている。
冨田恵一とかキリンジとか知らないという人にも、冨田恵一氏がプロデュースした作品として、中島美嘉「Will」、MISIA「Everything」、平井堅「Ring」をあげれば、きっとわかるだろう。ストリングを多用した、重厚な編曲で、慣れてくれば、これは、冨田氏のプロデュースであるとするわかるようになる。
冨田氏は、冨田ラボとして、「シップビルディング」「shiplaunching」「shipahead」の3部作を出している。どれも、名盤である。そして、2005年におこなった冨田ラボのライブを収めたDVD「Tomita Lab Concert」は傑作である。
「冨田恵一 WORKS BEST~beautiful songs to remember~」は、これまで、冨田氏がプロデュースしてきた作品を集めたベスト盤なのだが、このアルバムが、決して、単なるベスト盤ではないことは、Disc 1の第一曲目に持って来た新曲「エイプリルフール」(歌:坂本真綾)でわかる。
冨田恵一氏に興味を持ったら、是非、このアルバムを買ってみて欲しい。できれば、初回限定版を手に入れて欲しい。初回限定版には、冨田氏が、「エイプリルフール」を一から作り出すドキュメンタリーDVDが付いてくる。これを見れば、曲が、歌手のものではなく、プロデューサーの作品であるというのがよくわかる。
今年はライブもあるそうだ。前回、いけなくて悔し涙を流したので、絶対にチケット取ってやると思っている。