私の講演でのメモの取り方

私、講演でメモを取るのがとても苦手でした。

よく、講演を聞いていると、一生懸命ノートを取っている人いますよね。でも、私は一切メモを取らない。講演者の方から見たらとても態度の悪い聴講者だと思うのです。

実は、メモの取り方がよくわからなかったです。講演の内容を丁寧にノートにとっても、それを見返すチャンスってないなって思っていたのです。だから、メモを取るのにも力が入らなくて、いっそのこと、一切メモを取らないようにしていたのです。

でも、最近、講演でもメモを取るようになりました。

どんなメモを取っているかというと、講演者がしゃべっていることを書くのではなく、それを聴いて自分が考えたことをメモするようにしてます。講演者の話って、検索すれば、要点はだいたいどこかで見つかるものです。それより、それを聴いて自分がどう考えたかの方が重要です。

たとえば、研究についての講演を聴いていたとします。その先生が、あるAという遺伝子を見つけてきた話をしたら、Aについてのことは、ノートに書かない。必要なら、だいたいあとで検索できます。むしろ、Aという遺伝子を見つけてきた方法は、自分の研究で、何かいかせないだろうか?そういう視点で、自分のアイデアノートを作るのが重要です。あとで、調べなきゃいけないこと(たとえば、おもしろそうな文献が紹介されていたら、その文献を探して読む、って書いておきます)。そんなことの方が重要です。

だから、講演のメモは、講演自体ではなく、講演を聴いたことによって、自分の中で沸いてきたアイデアノートになっています。

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