2010.12.31

2010年を振り返って

私は、今年2月に、大きな転換点を迎えました。

19年間続けていた内科を辞め、教育専任の部署に移りました。もちろん、この異動は私が望んだものであり、2009年には、その決断をするために、悩みに悩みました。

働く場所が変わったわけでもないのだから、たいした違いはないのではないと言われることもあります。でも、所属大学が変わるより、キャリアパスという点では、大きな変化なのです。なぜなら、自分の目指すものが180度変わり、今まで、私が19年蓄積していた腎臓内科の研究業績はほとんど利用価値がなくなってしまうわけですから。そういう意味では、2010年は、私にとって、忘れがたい年になると思います。

医学教育は大変ですが、きっと私の天職だと思うくらい、やりがいのある仕事です。

さて、今年の目標は「種をまき、基礎力を付けたい」ということでした。種をまかずに長年刈り入れを続けてきたために、近年蓄えが減ってきたことを感じることが多くなり、この目標を掲げました。基礎体力とは、英語力とか、知識の蓄えとか、のことです。

そんな目標を立てたものの、2月に自分のキャリアが大きく変わることになって、少し、軌道修正が必要になりました。とにかく、1年間は、何でも見て聞いて眺めてみよう。そして、1年経ったら、その中で、自分がやるべきことにフォーカスしていけばよいと考えました。

長期のワークショップにも3つ参加し、医学教育の勉強ができる機会にはできる限り足を運びました。学内の委員に推薦されてもできるだけ断らないで引き受けました。数えてみたら、自分が委員になっている委員会は20を超えていました。

そんな中で、書籍の執筆を2冊(これは、まだできあがっていない)、共著を1冊(これは、めでたく出版されました)引き受け、さらに、腎臓学会の役員を引き受け、共用試験機構の委員も引き受けました。基礎体力をつけるどころか、1日1日を過ごすのに精一杯になり、時間のコントロールは自分ではできなくなり、途中から、コントロールすることもあきらめました。目の前のもの、組まれたスケジュールに、そのまま身を任せることにしたのです。

まぁ、こんな一年があってもいいのでしょう。

さて、こんな感じで、慌ただしかった一年でしたが、私にとって、2010年がどんな年だったか?清水寺では、毎年1年を1文字で表すということがおこなわれています。今年の一文字は「暑」でした。清水寺でのイベントのまねをさせていただいて、今年1年を、漢字一文字で表してみたいと思います。

「芽」です。

一歩前に出ることによって、たくさんの経験を自分の中に蓄えることができました。その力は、少しずつですが、芽を出しつつあります。

今年、1年間、お読み下さりありがとうございました。

皆様、よいお年をお迎え下さい。

2010.12.29

2010年のベスト~ブログエントリー~

全部で書いたエントリーは、123。3日に1エントリーのペースになりますね。そんなに書いた印象はないのですが、7月末から1ヶ月、毎日エントリーを書いたのが、効いているのでしょう。

今月1ヶ月で調べてみると、私が今年書いたエントリーでアクセスの多さランキングは以下の通り。

1位:「iPhoneを海外で使う(2010年7月改訂版)
2位:「おすすめのドラッカー本
3位:「MacBook Air (Late 2010) 1ヶ月レビュー
4位:「驚きのiPhoneアプリ「Akinator」
5位:「Portable wifiを4ヶ月使ってみて」

私のブログのエントリーは、ほとんど、検索サイトからアクセスされていますので、検索されやすい語が含まれているもの、Googleでのランクが高いエントリーが上位に来ています。

ちなみに、もっともブックマークが多いのは、

なぜ、この10年間で、研究留学する人が減ったのか

しかし、自分の思い入れが大きいエントリーは、

仕事の10箇条

です。折を見て、自分でも読むようにしています。

2010.12.26

2010年のベスト~お買い物~

今年もずいぶん散財したなと思うのですが、今年手に入れたガジェットたちを振り返り、星を付けて、反省(?)したいと思います。

☆☆☆☆☆…大満足
☆☆☆☆ …満足。
☆☆☆  …まあまあかな。
☆☆   …買わなきゃよかった。
☆    …返品できるなら返品したい。

Mac関係はノートを1台とiPhoneとiPadです。

MacBook Air (Late 2010、MC504J/A)」(紹介記事)☆☆☆☆☆

Macbook Air自体、三台目の購入になります。Macbook Airは代を重ねるごとに、強烈によくなっています。そのさくさく感は、一度体験したら、Macbook Proにも戻りにくくなります。

このMacbook Airは本当に馬鹿売れしているようで、特に、大学で、これまでWindowsだった人からのMacへの移行が目立ちます。


「iPhone 4」☆☆☆☆

いいか、悪いかとコメントするまでもなく、私の生活に深く入り込んでいます。3GSに比べてよいところは?と聞かれると、実はあまりない(カメラの性能アップくらい)というのが実感なのですが、きっと、3GSに戻ったら、遅くて使えないと言うことになるのでしょう。

不満点としては、裸では持ちにくいと言うこと。黄緑色のバンパーを付けていますが、ケースがあまりそろっていないのも、不満点。でも、その程度です。


「iPad」☆☆☆

勢いよく、手に入れたiPadですが、実は、あまり使っていません。ベッドでごろごろしながら、Youtubeを見たり、時々、プレゼンテーションの時に使うくらい。それというのも、Macbook Airの出来がよすぎて、24時間Macbook Airを持ち歩いているので、すべて、iPhone4かMacbook Airで済むので、必要がなくなってしまったのです。電子書籍が苦手な私には、なかなか使用用途が見つかりません。


カメラは今年、2台購入しました。

Nikon デジタル一眼レフカメラ D7000」☆☆☆☆

これまでのメインカメラは、Nikon D300。ほとんど不満はなかったのですが、あえてあげると、高感度が弱いこと。そして、重たいことでした。D7000は、その2つの不満点を見事に解消しています。D7000はNikon的には、D300とD90の間という位置づけのようですが、D300の後継機がいつになったら出るのかわからず、そして、D300の後継機は、D300同様重たくなるだろうと予想して、購入しました。私のような素人には、過剰すぎる機能だと思いますが、一つ、不満点をあげるなら、モードダイヤルが回転式で、いつの間にか、変わっていることがあるという点でしょうか。


PENTAX 防水デジタルカメラ Optio W90」(紹介記事)☆☆☆

西表島で、水中撮影するために買ったカメラです。ダイビングされる方には、物足りないかもしれませんが、シュノーケリングであれば、まったく問題ない、水深10m防水です。

このカメラのおかげで、マンタもたくさん撮ることができました。


そのほかのガジェット

BUFFALO Portable Wi-Fi DWR-PG」(紹介記事)☆☆☆☆

e-mobileからの乗り換えです。詳しいレビューはこちらをご覧下さい。☆4つですので、かなり満足。特に、FOMAの電波網のおかげで、西表島や富士山、地下鉄の中でもつながり、助かりました。

不満点を2つあげると、接続が確立するまでに、90秒ほどかかるということ。そして、出先で充電しながら、使っていると、ついつい、置き忘れてしまうと言うこと。私も、3回ほど置き忘れました。うまく、電池をローテーションしながら使うといいと思います。


WiFi Body Scale WBS01」(紹介記事)☆☆☆

Wifi経由で、自動的に、体重をサーバーに記録する体重計です。記録した体重は、WebでもiPhoneの専用アプリでもみられて、便利です。これを導入して、3キロのダイエットを目指しましたが、今のところ成功していません。まぁ、増えていないので、よしとしましょう。

欠点は、測定した体重が、すべてサーバーに送られてしまうので、家族からは不評と言うことです。


FUJITSU ScanSnap S1500M FI-S1500M (Macモデル)」(紹介記事)☆☆☆☆

実は、以前にも、ScanSnapを買ったことがあるのですが、そのときはまったく使いませんでした。一つの理由は、紙づまりが多いこと。でも、この機種になって、紙詰まりがまったくなくなりました。超音波マルチフィードセンサという機能が効いているようです。

さて、私は、委員会の議事録や、紙でしか持っていない情報はすべて、このScanSnapを使って、PDF化して、紙は捨てると言うことにしています。そして、ScanしたPDFはすべてDropBoxに置くことで、万一、委員会で、過去の議事録が必要になれば、iPhoneでも検索が可能と言うことになっています。

ということで、オフィスのペーパーレス化に重要な一台です。


プラス 断裁機 裁断幅A4 PK-513L 26-106」(紹介記事)☆☆☆

私は、めったに自炊はしませんが、自炊をする人には、必須の裁断機でしょうね。この裁断機とScanSnapの組み合わせは強力です。

ただ、大きな欠点は、ハンドルを折りたたんだ状態で固定ができないので、収納が非常に場所を取ると言うことです。


Panasonic ラムダッシュ 黒 ES-LA94-K」☆☆☆

ひげそりって、どんなにいいのを買っても、1ヶ月くらいするとガクっと、そり味が下がります。実は、定期的に掃除をしないといけないらしいです。今回、奮発して、自動洗浄機付きのこの機種を買って、定期的に、洗浄するようになったら、ずっと、そり味が維持できるようになりました。めったに買い換えるものではないので、少しいいものを買って正解でした。あと、この機種には、旅行に持って行くためのハードケースがついています。これが、とっても便利。


「L字型の机」☆☆☆☆☆

実は、私の長年の夢は、「L字型の机」をオフィスに入れるという事だったのですが、今年、初めて実現しました。L字の片面では、コンピュータモニターを見ながら、作業。そして、もう一つの面には、机の上に何も置かずに、考えたり、書き物をしたり、そんなことがようやくできるようになりました。といいつつ、徐々に、机の上に書類が積まれつつありますが、、、。


ということで、今年は、買ったもの、どれも当たり。ベストは、Macbook Airか、L字型の机ですが、みなさんにも自信を持っておすすめできるMacbook Airとします。

2010.12.24

2010年のベスト~旅行~

面倒くさがりの、私が、今年は4回も海外に出かけました。

あっ、いずれも仕事です。ヨーロッパに出かけたのは、実は、15年ぶり。ヨーロッパの良さを再認識し、来年からも、できるだけヨーロッパに行きたいなと思っています。

国内では、

など。

この中で、プライベートの旅行は、西表島だけなので、楽しかったのは、間違いなく、西表島なのですが、自分のプライドがこなごなに壊されて、新しいキャリアのスタートとなった、あのハードなボストンをベスト旅行に選びたいと思います。

2010.12.23

2010年のベスト~うまいもの~

幸せなことに、日常的に、おいしいものをいただくことは多いのですが、心の底からうまかったといえる機会は、それほどあるわけではありません。

うまかったと感じるものには、必ず、味ではない要素が何か付け加わっています。それが、旅であったり、一緒に食べる友人であったり、何かうれしいことがあったときのお祝いだったり。そういう意味で、純粋に味だけで判断はできないのだと感じています。もちろん、まずいものはありますけどね。

味以外の要素なしに、気に入るようなものは、好物と呼ぶのでしょう。いつ食べてもいいわけですから。

そういう意味で今年うまかったというイベントの一つは餃子ツアー。これは、楽しかったなぁ。2人の友人と、六本木界隈のおいしい餃子を、腹一杯になるまではしごするというものでした(2月24日のエントリー)。ところで、餃子ツアー第2弾はどうなっているのでしょうか?->関係者殿。

でも、単品でうまかったもの一つあげるならば、ソウルのドラム缶焼き肉(紹介記事)ですかね。友人から伝え聞いた記憶だけをたよりにたどりつき、カルビをむしゃぶり食ったのが思い出されます。

2010.12.22

2010年のベスト~本(ノンフィクション)~

2010年のベスト本、ノンフィクション部門です。今年は、結構たくさん(月1冊くらい)は自己啓発本的なものを読みましたが、いまいちピンとくるものが少なかったです。

というわけで、他の方にもおすすめできるのは、

その中でも、今年出た本ではないのですが、自分の中にもっともインパクトをあたえたということで、プレゼンテーションZEN紹介記事)を選びたいと思います。

2010.12.21

2010年のベスト~本(フィクション)~

2010年も残すところ、10日間。例年の企画をスタートしたいと思います。

2010年のベスト企画は、まず本、フィクション部門から。

今年は、ずば抜けている本があるんですよ。まちがいなくこれで決まりです。

全国的にも、2010年の発行部数トップでしょうから、つまらないチョイスなのは、わかっています。でも、この本3冊を一気に読み切った2週間は、本当に、どっぷり、この小説につかりました。私と貴重な時間を過ごしたという意味で、この本をベストとしたいと思います。

ちなみに、私、村上春樹、苦手です。きらいというわけではなく、苦手なのです。友人からすすめてもらって読もうとしても、10ページくらいで、先に進めない。だから、最後まで読み通せたのは、高校生の時に読んだ、ノルウェイの森と、1Q84だけなのです。友人に「村上春樹のおすすめ本」を聞いて、全部買って、チャレンジしてみましたが、やっぱり駄目でした。でも、いつか、スッと読めるような日が来るのであろうと思っています。

2010.12.20

本の紹介「絶対ブレない「軸」のつくり方」

「絶対ブレない「軸」のつくり方」

著者:南 壮一郎、出版社:ダイヤモンド社 (2010-12-10)、ASIN:4478015082【amazon.co.jp

年末になると、自分を総括するような、そして、力をもらえる本が読みたくなります。IDEA*IDEAで紹介されていた本書を手に取り、一気に読み終えたのでご紹介します。

「メージャーリーグのオーナーになる」という小さいときからの夢をもとに、投資銀行を辞めて、ゼロからスタートして、楽天イーグルスの立ち上げスタッフになるまでの話です。もちろん、「メジャーリーグのオーナーになる」という夢は叶えられていないのですが、著者の行動力、軸のブレなさ、読んでいてホレボレします。

私の中で一番印象に残った言葉は、

面倒なことにこそ巻き込まれよう

これは、私が、この10年くらいモットーにしていることです。仕事の上でも、プライベートでも、ボランティアに近いこと、断ってもよいようなことはたくさんあります。仕事で言えば、論文の査読、学内の委員会、断れば断れますが、私は、原則的には断りません。

そして、私が心がけていることは、

巻き込まれるなら、中心に行け

ということです。委員会でも、末席で、いやそうな顔して参加するのではなく、どうせ参加するのなら、進んで輪の中心で働こうと言うことです。


2010.12.19

積ん読本2010年12月

年末ってみなさん好きですか?私はあまり好きではありません。12月31日という動かせない締め切りの元に、年賀状とか、大掃除とか、1年の総括とかが、否応なしに待っている、本をじっくり読む時間もない。

というわけで、2010年12月の積ん読本のご紹介。今年中に読んでおきたい本ばかりなのですが、果たして、読めるのかしら。最近、読書量が減っています。一番の原因は、電車の中で、twitterのタイムラインを見ることが多くなり、本を開くことがなくなったことだと思います。。

寝る前の、積ん読本読書は、だいたい、5分くらいで眠りに落ちてしまっていますし。

「イシューからはじめよ―知的生産の「シンプルな本質」」

著者:安宅和人、出版社:英治出版 (2010-11-24)、ASIN:4862760856【amazon.co.jp

マッキンゼー→脳科科学者(エール大学PhD取得)→マッキンゼー→YAHOOというかなり変わった経歴の方。彼のブログのエントリー「圧倒的に生産性の高い人(サイエンティスト)の研究スタイル」を読んでいただくと、この本の意図がよくわかると思う。

年末までには読み切りたい一冊。

「量子の社会哲学 革命は過去を救うと猫が言う」

著者:大澤 真幸、出版社:講談社 (2010-10-08)、ASIN:4062165570【amazon.co.jp

大澤「先生のことは、週刊医学新聞204号の、「リハビリの夜」の作者、熊谷晋一郎との対談記事を読んで知りました。ちなみに、この対談、かなりおもしろいです。


「東京百年レストラン ‐大人が幸せになれる店‐」

著者:伊藤章良、出版社:梧桐書院 (2010-12-07)、ASIN:4340100080【amazon.co.jp

レストランガイドで、ここまで、レストランへの愛情が伝わってくる本はありません。幸い、私が行ったことがあるのは1店だけ。世界で最高の美食の街、東京は奥が深いです。


「人生を無理なく変えていく「シフト」の法則 (ハヤカワ新書juice)」

著者:ピーター・アーネル、出版社:早川書房 (2010-11-26)、ASIN:4153200158【amazon.co.jp

作者の減量体験記が全面に出ているように思えますが、「無理なく」自分を変える方法満載の一冊です。


「Harvard Business Review (ハーバード・ビジネス・レビュー) 2010年 06月号 [雑誌]」

ダイヤモンド社、ASIN:B003H2ECD4【amazon.co.jp

ドラッカーのオリジナル論文を読んでみたくて、古本屋で手に入れました。


「ニコン D7000 完全ガイド (インプレスムック DCM MOOK)」

著者:高橋 良輔、出版社:インプレスジャパン (2010-12-10)、ASIN:4844329545【amazon.co.jp

11月にD7000を購入して、メインカメラにしつつあります。D300に比べて、結構変わったこともあったので、買ってみました。どっちかというと、D7000でデジ一デビューといった人向けかな。


2010.12.16

メディカルプレゼンテーションのリソース

噂通り、とても充実した富士研WS終了。

私の新しいキャリアの1年目の最後を飾る充実したWSでした。医学教育に関わる方、みなさんにおすすめです。いつも希望者が定員を上回っているようなので、希望者全員が受けられるわけではないようですが。

さて、富士研WSでは、3分間プレゼンテーションの実演をおこないましたが、私のおこなった3分間プレゼンテーションを多くの方に褒めて下さいました。参考にしているサイトや書籍を教えてほしい、と言うことだったので、メモがてら。

プレゼンテーションに関して、私にもっとも影響を与えた一冊と言えば、やはり、「プレゼンテーションZEN」でしょう。ZENの考え方を、そのままメディカルプレゼンテーションに使うのは難しいと考える人もいるでしょうが、その考え方を応用することは不可能ではありません。是非、多くの方に読んでいただきたい一冊です。

最近見つけた、「〈JJNスペシャル〉医療者のための伝わるプレゼンテーション」は、看護雑誌のMOOKですが、かなりいい本だと思います。メディカルプレゼンテーションの本としては、 初心者から、中上級者までをカバーする一冊。

そして、上級者を目指すなら、TED。これは、かなり高度なプレゼンテーションの集まりですが、とてもInspireされます。日本語字幕付きもあります。

メディカルプレゼンテーションについては、一度、自分の頭を整理する上でも、まとまったアウトプットをしてみたい気持ちがあります。

2010.12.15

富士研WS

日曜日から、富士山の見える研修所に泊まり込みの研修に来ています。

今年は、ハワイ、ボストンに続き3度目の長期間のワークショップ。

今日、講演していただいた、日野原先生は、第1回から37回連続の皆勤賞。

お話をさせていただいて、私の愛読書でもある「平静の心」にサインをしていただく。

「富士山の見えるこの環境が重要である。そして、富士山に何らかのスピリチュアリティがある」というお話に、いたく同感。

昨日は、たくさんの流れ星が見えたし。

2010.12.10

Qulver社のモレスキンのペンフォルダー

いつも使っている、ソフトカバーのスクエアのモレスキンが1冊使い終わったところで、ちょっと、気分を変えたくなって、赤のハードカバーに変更した。中身はスクエア。

9月14日のエントリーで、「トラベラーズノート ペンホルダーM」をつけて、LAMY picoを差していると紹介しましたが、その後、だんだん、ペンホルダーの革がなじんでくると、LAMY picoが落ちてしまうことが頻発して困っていました。

あと、LAMY picoの書き味があまり、モレスキンの紙質に合わない。最近、お気に入りのぺんてるの水性ボールペン、エナージェルにノック式があることを知る。前からあるのか、最近発売されたのかわからないのだが、エナージェルの書き味は好きなのにキャップ式なのがネックで持ち歩いていなかった。ノック式なら、最高!と思い、ノック式エナージェル黒0.5mmノック式エナージェル赤0.5mmをまとめ買い。

これをモレスキンに取り付けるのに、いいペンフォルダーを発見。

Quilver社のもので、残念ながら、日本では発売していないので、アメリカから取り寄せた。

一つは、2本のペンが刺さるタイプ。これは、かなりよいのだが、シンプルなモレスキンの良さが少々失われるかも。ちなみに、ソフトではうまく取り付けできないので、赤のハードタイプにしたわけです。

革の色は、色は黒とブラウンがある。値段も1200円ちょっとと安いのだが、革は高級感があって、手触りがよい。

もうひとつは、1本ながら、背表紙の部分にペンがくるので、厚みが増さないのがメリット。ただし、これ、付けてみると、表紙が閉まりにくくなってしまう。革がなじんでくればもう少しよくなるかも。あと、うしろの、ポケットが使えなくなってしまう。

しばらく、2本差しの方を使ってみます。

2010.12.05

アラフィに転籍しました

アラフォーからアラフィに籍を移すに当たり、無性に本が読みたくなって、読書三昧。

まずは、「七つの習慣」。誰もが知っている自己啓発書のベストセラー。

(1)主体性を発揮する
(2)目的を持って始める
(3)重要事項を優先する
(4)Win-Winを考える
(5) 理解してから理解される
(6)相乗効果を発揮する
(7)刃を研ぐ

私が、日頃、どこかで聞いたことがある、「自分がコントロールできること(影響の輪)に専念する」「緊急ではないが重要なことに集中する」というのは、この本が出典なんですね。かなり、急いで読んでしまったので、また、何年か経ったら読んでみようと思います。

 

そして、私が大切にしている本の一冊。ジェームズアレンの「「原因」と「結果」の法則」を再読。私は、基本的には、同じ本を2回以上読むことはないのですが、この本だけは例外です。本の厚さが薄いということもあり、ちょっと読みたいなというときに、繰り返し読んでいます。ジェームズアレンの本はほとんど読んでいますが、この本が一番好きです。いわゆる自己啓発本みたいなものなので、すべての方におすすめするわけではありませんが。

 

次に、手を伸ばしたのが、最近手に入れたデビッドアレンの「ひとつ上のGTD ストレスフリーの整理術 実践編 仕事というゲームと人生というビジネスに勝利する方法」。思っていたより読みにくい。確かに、1つめのストレスフリーの仕事術も、本としては、読みにくかった。GTDの考え方はとっても好きなのですが、オリジナルのGTDは、私にとってはルールが厳格すぎてついて行けないので、GTD的な考え方を少し取り入れているという感じです。というわけで、30ページくらいまで読んだところでギブアップ。もう少し、頭の中がすっきりしているときに読み直しましょう。

 

自己啓発書ばかり読んでいて、楽しくなくなってきたので、小説にしようということになり、大切に取ってあった、村上春樹の「世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド」に突入。hif1さんのブログに影響されました。ちょっと、風邪の具合が芳しくなく、残念ながら、38章、39章まではたどりつけず。

 

友人からお誕生日祝いと言うことで一鶴の骨付き鳥をいただく。これが、くせになるうまさ。おすすめです。

2010.12.03

私の講演でのメモの取り方

私、講演でメモを取るのがとても苦手でした。

よく、講演を聞いていると、一生懸命ノートを取っている人いますよね。でも、私は一切メモを取らない。講演者の方から見たらとても態度の悪い聴講者だと思うのです。

実は、メモの取り方がよくわからなかったです。講演の内容を丁寧にノートにとっても、それを見返すチャンスってないなって思っていたのです。だから、メモを取るのにも力が入らなくて、いっそのこと、一切メモを取らないようにしていたのです。

でも、最近、講演でもメモを取るようになりました。

どんなメモを取っているかというと、講演者がしゃべっていることを書くのではなく、それを聴いて自分が考えたことをメモするようにしてます。講演者の話って、検索すれば、要点はだいたいどこかで見つかるものです。それより、それを聴いて自分がどう考えたかの方が重要です。

たとえば、研究についての講演を聴いていたとします。その先生が、あるAという遺伝子を見つけてきた話をしたら、Aについてのことは、ノートに書かない。必要なら、だいたいあとで検索できます。むしろ、Aという遺伝子を見つけてきた方法は、自分の研究で、何かいかせないだろうか?そういう視点で、自分のアイデアノートを作るのが重要です。あとで、調べなきゃいけないこと(たとえば、おもしろそうな文献が紹介されていたら、その文献を探して読む、って書いておきます)。そんなことの方が重要です。

だから、講演のメモは、講演自体ではなく、講演を聴いたことによって、自分の中で沸いてきたアイデアノートになっています。

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