「Illustratorのやさしい使い方から論文・学会発表まで」増刷
私が書いた「Illustratorのやさしい使い方から論文・学会発表まで」(羊土社)の増刷が決まりました。
出版社は、売れそうな部数を推察して、初回の刷数を決めます。それが、だいたいはけたところで、まだ売れそうなら増刷になるわけです。私が書くようなニッチな領域の本は、たいてい、初刷で、2000部程度のことが多いです。しかし、日本の本の流通というのは複雑で、半年は本屋に並んでいても、売れなければ、出版社に返本されます。だから、どのくらい売れているのかというのは、増刷がかかるかどうかまで、よくわかりません。増刷がかかれば、そこそこ売れていると言うことになります。
でも、それより大きな意味が増刷にはあって、一般的に、出版社に利益が生まれるのは、増刷がかかってからと言われています。ですから、増刷がかかると言うことは、私のようなものの書いた本を出版して下さる出版社への義理が果たせることになるのです。
私が、これまで出版してきた単行本は、全部で、4冊あるのですが、幸いにもIllustrator本以外の本は、順調に増刷がかかっていました。ここに来て、ようやくIllustrator本にも増刷がかかり、なんとか、義理を果たせた気がしています。
今回、増刷にあたって、自分の書いたものをもう一度読み直してみましたが、「Illustratorのやさしい使い方から論文・学会発表まで」は、なかなか、よい本だと自画自賛しています。
これからの学会シーズンで発表を控えている人は、是非、お買い求めを。