あなたは本のストーリーをどのくらい覚えていますか

2つ続けて本に関するエントリーを書こうと思います。

先月から、岩波少年文庫の宮崎駿が選んだ50冊を読みあさっています。まず、一番初めに手に取ったのが、「星の王子さま」。

小学生の時に数回読んでいますが、今回、30年ぶりくらいに読んだのです。数回読んだ私に残っている「星の王子さま」の記憶は、うわばみの絵だけ。ストーリーはまったく覚えていなく、なんで、うわばみの絵で、名作になっちゃうんだろうと思っていました。

それが、30年ぶりに読んだら、新鮮で。そして、泣きました~~~。

いい本ですね。是非、みなさんも読み返してみて下さい。この本は、子供の本ではなく大人の本ですね。理解するにはある程度の社会経験が必要だと思いました。

というわけで、私は「星の王子さま」に限らず、ほとんど、読んだ本のストーリーを覚えていないのです。

本好きの人と話していて感じるのが、「よく、そんなにストーリーを覚えているなぁ」ということ。どうやって、そんなにストーリーを覚えているのでしょう。

たしかに、私はものすごい速読です。推理小説の文庫だと半日くらいで読み切ってしまいます。ストーリーを覚えている人は、熟読派なのでしょうか。それと、私の場合、ほとんど例外なく1回しか読みません。本好きの人は、好きな本は何回も読む。1回でよくわからなければ、もう一度読むとおっしゃいます。

そういえば、こんなことがありました。

一時、東野圭吾にはまっていたときがあって、毎週1冊くらいのペースで読んでいました。基本的に、本をとっておかない性質なので、本屋で、どの本は読んで、どの本は読んでいないかわからなくなることがあるのです。特に、東野圭吾のように多作の作家の場合。

これは、読んだことがないはずだと思って、「悪意」という本を買って読み始めました。20ページくらい読んだら、作者が同じだから、似たような雰囲気の本だなぁと思っていました。50ページくらい読んだところで、なんか、犯人がわかったぞ、っと得意になってきました。そしたら、ほんとに、犯人もトリックも予想した通り。そして、最後まで読み切ったところで、「あっ、この本読んだことがある」。

そんなこともあったくらいです。

ということで、本好きではあるのですが、あまり深く、じっくり読むようなタイプではないのです。

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