iPadを使ったプレゼンテーション(2)

iPadを使ったプレゼンテーション(1)の続き。

実際に、プレゼンテーションを行うときの、機材の設定などはきわめて簡単である。Dockコネクタ側をiPadに接続し、VGAアダプタ側をプロジェクタやディスプレイのVGAポートに接続するだけである。Keynote for iPadのスライドショーをスタートすれば、プロジェクターへの投影がスタートする。

プロジェクターへの投影がスタートすると、iPadの画面は、プレゼンテーション画面ではなく、スライドの進行をコントロールする画面に切り替わる。

おもしろい機能として、iPad上でポインターを使うことができる。画面をタッチしたまま押さえると、赤のポインタがプロジェクター画面に登場する。

ただし、このポインターはあまり使い心地はよくない。なぜなら、iPad上にはスライド自体が映っていないので、どこをタッチすればいいか、プロジェクタの投影画面を見なければいけないからである。

もう一つ、実際に、iPadを使ったプレゼンテーションをおこなうと、不便に感じることがある。私は、通常のプレゼンテーションの際には、リモコン機能つきレーザーポインターを愛用しているので、スライドの進行にはリモコンを使い、演台から離れて、聴衆に向かってプレゼンテーションしている。しかし、iPadの場合、リモコンが使えないので、いちいち、スライドをタップしなければならず、演台から離れることができない。また、スライドの進行のために、いちいち、iPadに視線を落とさなければいけない。

しかも、iPadは持つには不安定だし、ケーブルが短いので、なかなか、安定した姿勢でプレゼンテーションできない。

ブルートゥースでスライドのコントロールできるデバイスが開発されたら、便利だろうと思う。

iPadを使ったプレゼンテーション(3)に続く。

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