おすすめのドラッカー本

ドラッカーは、イメージとして、企業経営に関する本が多いように思うかもしれませんが、決してそんなことはなく、企業経営に関わらない人にも有益な本が多いです。

ドラッカーの著作を何冊か持っているのですが、私が読み通した本は「経営者の条件」だけ。他の本はパラパラ程度だったので、もう一度、読んでみたいなと思ったら、本屋で見つけたのは、「週刊 ダイヤモンド 2010年 4/17号」。もっと知りたいドラッカー特集をしています。もし、ドラッカーの膨大な著作の中からどの本を読めばよいのか、そのガイドとなります。

さて、「週刊 ダイヤモンド 2010年 4/17号」を読んで、このブログを読んでいるような方々にお勧めする本は以下の3つだと思います。

プロフェッショナルの条件

著者:P・F. ドラッカー、出版社:ダイヤモンド社 (2000-07)、ASIN:4478300593【amazon.co.jp

これが、第一番目におすすめでしょうね。

原書名は『THE ESSENTIAL DRUCKER ON INDIVIDUALS』で、著作10点、論文1点から個人の生き方に関するエッセンスを抜き出し、ドラッカー自身が加筆・削除・修正したものです。つまり、オリジナル版ではなく、ベスト盤のような位置づけですが、はじめて読むドラッカー本として、おすすめ。


経営者の条件

著者:P.F.ドラッカー、出版社:ダイヤモンド社 (2006-11-10)、ASIN:4478300747【amazon.co.jp

経営者の条件というタイトルがよくないと思うのですが、この本は、知的生産をする人には、非常に示唆に富んだ好著です。原著のタイトルは、The Effective Executiveで、ドラッカーは成果を上げる人のことをすべて、エグゼクティブと呼んでいます。

私は、選書版を持っているのですが、選書版にはない、序章「成果をあげるには」が入っているらしいので、買い直そうと思っています。


マネジメント [エッセンシャル版]

著者:P・F. ドラッカー、出版社:ダイヤモンド社 (2001-12-14)、ASIN:4478410232【amazon.co.jp

マネジメントになるので、3番目と言うことにしましたが、この本がドラッカーの代表作であり、『もしドラ』のネタになった本です。


下記の2部作は、北海道の熱心なドラッカリアンの佐藤等氏が書かれた、ドラッカーの理論を実践するためのワークブックです。

本の中には、実践シートがついていて、そこに、自分の手で書き込む形式になっています。ドラッカーのたくさんの著作のエッセンスが集められていて、すぐに、ドラッカー理論を実践したい人にはよいかもしれません。

実践するドラッカー【思考編】佐藤 等[編著]、ダイヤモンド社

「強み」「貢献」「集中」など、自分自身を「成長」させるために必要な「思考」をテーマにしています。

実践するドラッカー【行動編】佐藤 等、ダイヤモンド社

「時間管理のコツ」のほか、意思決定・決断の要諦、目標管理の方法、計画と実践の秘訣など、成果をあげる人の行動習慣をテーマにしています。

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