リベラルアートとして読んでおくべき本
山形大学医学部長の嘉山孝正先生の講演を聴きました。中医協のメンバーであり、次期がんセンター理事長に内定するなど、オピニオンリーダーとしても、もっとも旬な医療人の一人であることは間違いないでしょう。
今回の講演は医学教育で、山形大学の医学部2年生に「リベラルアートとして読んでおくべき本」として課題にしている10冊というのが気になりました。その10冊を紹介しておきます。
- 『知の技法』小林康夫/舟曳建夫編(東京大学出版会)
- 『考えあう技術』苅谷剛彦/西研(ちくま書房)
- 『医療の限界』小松秀樹(新潮新書)
- 『法とは何か』渡辺洋三(岩波新書)
- 『マクベス』第一幕第七場シェイクスピア(新潮文庫)
- 『人間的、あまりに人間的』ニーチェ(ちくま学芸文庫)
- 『南原繁の言葉』立花隆編(東京大学出版会)
- 『権利のための闘争』イエーリング著(岩波文庫)
- 『アダム・スミス』堂目卓生(中公新書)
- 『SiCKO』マイケルムーア(ギャガコミュニケーションズ、DVD)
- 『新訳アーサー王物語』ブルフィンチ(角川文庫)
学生から感想文を集めて、医学部長自ら、一人一人にコメントを書いてらっしゃるそうです。
講演後、食事をご一緒させていただきましたが、オフレコな話満載だったので、ここでは、、、。