ノースカロライナ州の運転免許取得体験談

ノースカロライナ州の運転免許取得に関してまいこさんから体験談をいただきましたので、紹介いたします。

ノースカロライナ州のチャペルヒルのUNCに留学中の者(J1)です。

運転免許取得について、他の州と若干状況が異なるのでご参考までに情報をお伝えいたします。ノースカロライナ州の運転免許センターNorth Carolina Division of Motor Vehicles (NCDMV)によると、

  1. ノースカロライナ州では国際免許証は有効ではなく、
  2. 州内で運転をする場合は「日本の有効な免許証」を携帯する必要がある。また、転入者は転居後60日以内に運転免許または練習許可証を取得する必要がある

とされています。以下に様々な条件、試験内容や感想を示します。

(必要書類)

  1. 住民であることの証明(銀行や公共サービスの請求書、現在有効な保険証やその契約書で書類に現住所が印刷されているもの)
  2. 年齢及び身分の証明
  3. ソーシャルセキュリティー番号: SSN(SSNが取得出来ない場合は個人納税者番号ITINを提示)
  4. 州内で有効な自動車損害賠償責任保険証明書(原本がまだ無い場合は書式DMVの書式DL-123または証書の複写を発行日から30日間なら使用可能)

私の場合は、転入後60日を過ぎていたのですが問題なく免許を取得出来ました。また上記1~3のかわりにDMVのPhoto ID(state ID)の提示のみで済みましたが、公的文書としてDS2019の提示を求められました。Photo IDとはDMVで発行されている非運転免許証で、パスポート代わりにID証として日常生活で汎用されています。大学のJ1オリエンテーションの際に作成を勧められました。作成の際にはDS2019、パスポートを含めた二種類の写真付ID、SSN及び住所の証明が必要です。

(新規取得要件)

  • 視力(視力測定器を覗き込み、指定された列の文字を左から読む)
  • 交通標識(視力測定器内に見える標識を番号順に読む、後半は標識内の文字が省かれた標識を見て省かれた文字を答える)
  • 運転知識(コンピュータ試験25問、8割正答で合格します。6問間違った時点で試験は自動的に終了します。日本語で受験可能)
  • 運転技能試験(停止したままブレーキ、ウインカーの正常作動を確認、その後は試験監を助手席にのせて路上試験にて標識に注意しながら走行する。細い道でスリーポイントターンを行う)

以上が無事終了すると小切手で料金を払い($4.00/year)、写真撮影を終えると無事免許証がもられます。他には有権者登録や臓器提供プログラムなどの署名について教本に書かれていますが、私が受験した時は特にありませんでした(留学者には不要)。教本はノースカロライナ日本センターの情報サイトからオンラインで入手可能です。http://www.ncsu.edu/ncjapancenter/DHB/index.html

私が試験を受けた日は待合室が込んでおり、試験監も機嫌を損ねて苦情を言う受験者の対応に追われていました。待ち時間が長く受験者が途中で帰ったり、興奮して運転試験問題を解けずに途中で帰って行く者も居ました。待ち時間は教本を確認しながら気長に過ごすことをお勧めします。

有効な情報として、チャペルヒル・ダーラム日本人会のサイト内にも情報が有ります。体験談の中では具体的な模擬試験問題を作成されている方のサイトも紹介されています。このサイトでは対応の良いofficeとしてDurham southを紹介していますが、私の行ったCarrboro(UNCキャンパスから比較的近いCarrboro Plaza内)も試験監の対応は良かったです。

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