音楽の紹介「TOUCH」土岐麻子
「TOUCH」
土岐麻子、2009-01-14、ASIN:B001JI47VU【amazon.co.jp】【bk1】
私が、好きなアーティスト3本の指に入る、土岐麻子さんなので、もちろん、リリースと同時に購入したのですが、4ヶ月くらい経って、急に紹介してみたくなりました。
実は、この前のミニアルバム「Summerin'」が、めちゃくちゃ夏っぽくてポップなアルバムで気に入っていたのですが、そこから、少し「Debut」路線に戻った感じの印象のアルバムです。ご本人いわく、自分はもともとラブソングを歌うのがあまり好きではなかったのだけれど、「TOUCH」は全曲、ラブソングで作ってみました。そしたら、やっぱ、ラブソングっていいねぇ、ということらしいです。
私が土岐麻子さんを知ったのは、iTunes Storeが日本でオープンしたときに大々的に宣伝していたときでした。それ以来、私の中では、かなりメインストリームにいるわけですが、世間的に見れば、やっぱりマイナーですよね。でも、最近になって知ったのですが、「声のCM女王」とか呼ばれているらしく、CMのナレーターとか、CMのジングルで大活躍らしいです。たとえば、「これ、野村に聞いてみよ〜〜」なんていうのも土岐さんらしいです。
このTOUCHの中にもCMタイアップ曲があります。2曲目の「How Beautiful」はユニクロのCMソングですし、3曲目のビル・エヴァンスの名曲のカバー「Waltz for Debby」は日産ティアナのCMに使われていました。私的に、一番のお気に入りの歌は1曲目の「SUPERSTAR」ですね。4曲目のキリンジ弟、堀込泰行とのデュエット「FOOLS FALL IN LOVE」もいいですね。前半は、本当に濃密な出来と思います。土岐麻子さんの小学校の時の同級生でもあるという川口大輔さんの作曲の歌が、私のツボにはまります。
というわけで、だんだん、メジャーになってきたのかな。でも、今まで通り、小さな箱でじっくりと聞かせてくれる楽しいライブを続けて欲しいですね。