ユニバーサルバイナリ化された「Office 2008 for Mac ファミリー&アカデミック」は待ちに待ったソフトだったので、発売と同時に2本購入しました。うれしかったのは、1本に3つのライセンスがついていること。現在使っている4台にインストールしても、まだ、2つライセンスが残る。こうやって、ちゃんとお金を払って購入した人には、複数のライセンスがついてくるって言う仕組みはとてもいいと思います。
でも、3月6日現在、この「Office 2008 for Mac ファミリー&アカデミック」は封を切っておらずインストールしておりません。
インストールをためらわせる理由がいくつかあります。
- WindowsのOffice 2007と同様、ファイルフォーマットがOffice Open XML Formats (OOXML) ベースになっているため、下位互換がない。もし、古いバージョンでも読めるようにするには、別形式で保存する必要があります(もしくは、読み取る側でコンバーターを使って変換する)。他の人にファイルをあげるときにも注意が必要です。WindowsでもOffice 2007を使い始めた人が結構苦労しているようです。数年すれば、OOXMLベースのファイル形式が一般的になるのでしょうが、、。
- EndnoteがWord 2008 for Macに対応していない。
- Excel 2008 for MacがVBAが動作しなくなった。そんなにマクロを使う機会はないのですが、企業で使う人にとっては致命的でしょう。
- これまでのExcelではグラフに誤差範囲(エラーバー)を描くとき、あらかじめセルに入力しておいた誤差範囲の値を指定できていましたが、Excel 2008 for Macでは、その指定ができなくなっているらしい。これほんとだとするとかなり困るなぁ。 かなり致命的な仕様。
- そんでもって、ユニバーサル化されて早くなっているのかと思ったら、Mac系の雑誌なんかを読むと、ソフトが肥大化した分、ユニバーサル化されたスピードアップは相殺されて、体感的にはほとんどかわらないそうな。
- で、一番大きな理由は、今困っていないから、あえてインストールする理由が見つからない、というものです。
PowerBook Alの後継となるMacBook Proが届いたようで、本当はこのタイミングでインストールしたかったのですがマイナーアップデートが出るまでは待とうかな。
「Office 2008 for Mac ファミリー&アカデミック」
マイクロソフト(2008/01/16)、価格:¥ 21,546(税込)、ASIN:B000W9EGA4
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