2008.02.25

MacBook Airの6つのよい点、7つの不便な点

Apple Store(Japan)

MacBook Airを購入後、2つの出張にお伴してもらい、一通り使ってみたのでレビューしたいと思います。

よい点

  1. やはりデザインですね。自分としては、ふたを閉じてしまえばMacBook Proと変わらないと思うのですが、これが、意外なほど目立つようで、しょっちゅう、声をかけられます。
  2. 電池の持ちがいい。MacBook Airはバッテリーの交換ができないのが、デメリットですが、電池の持ちはいいです。MacBook Proは通常使用で、2時間強くらいですが、MacBook Airでは3時間後半くらい持ちます。この1時間ちょっとが結構大きくて、3時間後半だと国内の出張はだいたいカバーできるようになります。
  3. 軽量、薄さは格別。出張や外出先で使うときだけ持ち歩くつもりでしたが、ほとんど毎日鞄に入れています。
  4. ボディの堅牢さ。薄さばかりがアピールされていますが、ボディは非常に堅牢で、キータッチも歴代のノートの中でもピカイチだと思います。
  5. 熱くならない。MacBook Proは底面が熱くなるので、とてもラップトップでは使えないのですが、MacBook Airはわずかに温かくなる程度です。
  6. マルチタッチはなかなか便利。特に、二本指でのスクロールは多用しています。

不便な点

  1. ハードディスクの容量が少ないこと。最低限のアプリケーションを入れて、データファイル(写真があるので40G程度になる)を入れただけで、残り数ギガになってしまいました。とりあえず、MacBook Airには音楽ファイルや映像ファイルは入れないことにしましたが、残り数ギガというのは心許ないです。
  2. 外部接続端子がUSB1つしかないこと。せめて、USB端子が2つあるか、Firewire端子がついているとずいぶん使いやすくなるのですが、それはこのスタイルのためにあきらめろということですね。
  3. 処理速度は合格点ですが、ときにもたつくこともあり、処理速度が速いとはいえません。それは、CPUの問題とハードディスクのスピードと両方が影響しているのだと思います。
  4. 無線LANは日本ではあまり頼りにならない。MacBook Airは、基本的に無線LANでインターネットにつなぐことを想定して作られているわけですが、日本では、無線LANのアクセスポイントが少なく、しかも、いろいろなプロバイダが入り乱れているので、なかなかアクセスできません。ホテルの部屋では、私は、イーサーネットケーブルをAirMac Expressにつなぐことで、部屋の中を無線LAN状態にして使って快適でした。USB Ethernetアダプタがあるので、それを介してイーサーネットケーブルにつないでもいいのですが、たった一つのUSB端子が埋まってしまうので、あまりおすすめできません。
  5. 光学ドライブがないのはセットアップの時は不便。光学ドライブをなくして、軽量化を図ったので仕方ないのですが、セットアップ時にソフトウェアを複数インストールするときには、やはりMacBook Air Superdriveがあった方が便利です。光学ドライブのかわりに用意されたのが、無線LANを介して近くにあるMacやWindowsとCDやDVDを共有するRemote Discという機能。しかし、あらかじめ、共有するコンピュータにソフトウェアをインストールすることが必要であったり、Remote Discでは「DVD ムービーやリッピングされた CD メディアを再生できない」そうなので、MacBook Air Superdriveは持っていた方がいいかなと思います。
  6. 電源アダプタはMacBookやMacBook Proのもの(Apple MagSafe電源アダプタ(85W) MA938J/A )とは異なる専用のもの(Apple 45W MagSafe 電源アダプタ for MacBook Air MB283J/A )が必要。MacBook ProのACアダプターもつなぐことはできるのですが、下に突き出てしまう形になるので、MacBook Airの下に厚めの本などを入れて本体を浮かせないといけません。逆に、MacBook AirのACアダプターをMacBook Proに使うのはOKでした。ちょっと外れやすいけど。
  7. USB端子の周囲は、かなりコンパクトな作りなので、ヘッドホン、USB、micro-DVIを全部つけると、かなりきちきちな状態です。あまり厚みのあるUSBメモリなどは、つけると本体が浮いたりまします。

これら、不便な点に関しては、いろいろ工夫して欠点をカバーしているので、その方法については、追って紹介します。

さて、MacBook Airをひとことでいうと言うと「やせがまんのノートブック」。そのスタイルのために、潔くさまざまなものをそぎ落としているので、そこを勘違いして、レッツノートと比較したりしては駄目です。私は出張用、外出用のモバイルマシンとして、MacBook Airに大変満足してます。すでに、Macを1台持っていて、私のように持ち歩けるMacBookをお求めの方にはオススメできますが、これをメインマシンにしようと思っていたり、この機会にWindowsからMacBook Airに乗り換えようという人には勧めません。

2008.02.24

MacBook Air用 ハンドメイドフェルトケース

MacBook Airは思ったより堅牢なので、はじめは鞄に放り込んでいましたが、やはり、あんまり手荒なのもよくないかな、とか、衝撃のことをもう少し考えた方がいいかなと考えて、ケースを買うことにしました。

そしたら、いいのがありましたよ。buzz-house designのMacBook Air用ハンドメイドフェルトケースです。あのMacBook Airの宣伝に登場するマニラ封筒を模したフェルトケースです。色は、ブラウンとブラックがありますが、ここはもちろんブラウンでしょう。

amazon.comでも扱っているのですが、かなりの人気で、ハンドメイドのため、入荷未定になっていたので、buzz-house designの方で直接予約をしました。2-3週間でお届けとなっていましたが、2月9日に予約を入れて、19日には届きました。

MacBook Airにジャストフィットで、なかなかいい感じです。なにしろ、鞄から取り出し、フェルトケースからMacBook Airを取り出すのを見せるだけで、たいてい、かなり受けます。

2008.02.21

iPulse Bear

めったにかわいい系には反応しない私なのですが、これは、かわいい。

熊のぬいぐるみの形をしたiPod用スピーカーです。音に合わせて、手足のイルミネーションが光るのがかわいい。

接続はステレオプラグなので、iPod以外のオーディオ機器でもつなげます。そのかわり、熊側からiPodを操作できるわけではなく、曲を進めたり、止めたりするにはiPodを操作しなければなりません。熊側からできる操作は電源のon/off(右手)とイルミネーションのon/off(左手)のみ。また、電池とACアダプターどちらでも動作するので、持ち出すことも可能。

Apple Storeはオンラインのみでの扱いで、リテールストアでは扱っていないようです。値段的には、Apple Storeより楽天の方が少し安く手に入るみたいです。

本当は、クリスマスプレゼントにベストな品物なんでしょうけど。

2008.02.20

しばしのおやすみののち復活

締め切りを過ぎて督促を受けた原稿など、その他いろいろあって、3週間ほどお休みをいただいておりましたが、無事脱稿でき、復活いたします。

MacBook Airのことなど相当書きたいことがたまっているので、しばらくは毎日更新することになると思います。一部のエントリーは、2月2日と2月20日の間の日付で書くことになると思います。

2008.02.16

宮崎キャンプ

昔は、熱烈なジャイキチでしたが、留学を前後にすっぱりとジャイキチをやめました。現在は特に好きな野球チームはありません。テレビ観戦するだけなら、メジャーリーグを見ることが多いです。

というわけで、昔なら、興奮しまくりだったであろう宮崎巨人軍キャンプを視察して参りました。午後遅めの時間ということもあったのですが、活気はないし、選手のファンサービスもいまいちだし、周辺の出店なんかも、昔は人だかりだったのだろうけど、すっかり閑古鳥が鳴いているといった感じのもの悲しさ。

その後、ソフトバンクのキャンプも回ったのですが、こちらは、さらに遅い時間にもかかわらず、主力が居残り練習を続け、ファンサービスも旺盛。出店も非常にオーガナイズされていました。グラウンドなどの施設はジャイアンツの宮崎県営運動場に比べると明らかに見劣りするのですが、ファンに愛されているといった感じが満載で、気持ちがよかったです。

2008.02.08

MacBook Airを手に入れた

薄型で軽量でフルサイズキーボードのノートブックがくるだろうなと予想していたので、スティーブジョブスのキーノートスピーチを速報で聞きながら、Apple Storeが再開されると同時にMacBook Airをポチッと行きました。日本では2月4日あたりから届き始めたようですが、私の手元に届いたのは、2月8日。早く届くように、何もオプションを頼まなかったのですが、学割にしたのがよくなかったのかも。でも、来週の出張前に届いてよかった。

SDDにするメリットを感じなかったので、注文したのはHDDモデル

じっくり使いこなしてからレビューを書きます。

しかし、毎度のことながら、Macのパッケージングには感心するばかり。

2008.02.02

本の紹介「怖いくらい通じるカタカナ英語の法則」

「怖いくらい通じるカタカナ英語の法則 (ブルーバックス (B-1574))」

著者:池谷 裕二、出版社:講談社(2008/01/22)、ASIN:4062575744、価格:¥ 1,050(税込) 【amazon.co.jp】【bk1】【楽天ブックス

ハヴュベナセヤロウ?この英語の意味が通じますか?関西弁ではありませんよ。

池谷氏は、「海馬は語る」などのベストセラーを著した新進気鋭の脳科学者です。彼が、2002年にニューヨークに留学した際に、英語に苦労したそうで、前書きには、自由の女神を見に行こうとタクシーの運転手にFerry Portヘ行ってくださいと言ったら、ヘリポートに連れて行かれたという逸話が書かれています。英語で苦労した留学生活の中で至った結論は、所詮英語特有の発音を身につけることは出来ない、カタカナ英語をより米国語に近いカタカナ語に置き換えるだけで、はるかに通じるようになる、というものでした。

彼が編み出した、怖いくらい通じるカタカナ英語の法則は、リエゾンの法則と、実際の発音に近いカタカナで英語を発音するという法則に集約されます。

前者は、消えやすい子音の順番「「h>th>g>d,t>l>f,v>r>b,k,m,n,s」を理解し、子音が重なったときには、消えやすい子音を消して発音する、などです。たとえば、「kind of 」であれば、nとdのうち、dが消えて、「カイナヴ」と発音したほうが、「カインドオブ」と発音するよりはるかに通じるというものです。

後者であれば、「L」はウと発音する。「W」はウオと発音する。「Are you」はオユ。米国語には促音、長音がなく、さらに「イ」の母音がない。minutesは「ミニッツ」ではなく「ミニツ」。morningの「i」はイよりはエに近いので、モーネンと発音する。などです.

紹介している英文も簡単なものがほとんどですが、いわゆる口語のことばで、あまり日本の教科書には登場しないものの、アメリカで生活すると毎日何回も聴くような英文が中心になっています。

でも、これを英語初心者にやっても発音が難しくなってしまうだけのような気がします。おそらく、この本を読んで、うん、うん、頷いて読むのは、留学して1,2ヶ月くらいたった人なんじゃないでしょうか。ある程度、アメリカでの生活をした人はかなりおもしろく読めると思います。CDもついていてこの値段。お買い得だと思います。

ちなみに、冒頭の「ハヴュベナセヤロウ?」は「Have you been to Seattle?」ということになります。

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