大判一枚刷りポスター作製メモ

先日のアメリカの学会では、久しぶりに自分でポスター発表する機会があった。「一枚刷りポスターに挑戦」などというページも書いているくらいなので、もちろん、大判一枚刷りのポスターを作った。

今回のポスター制作にあたり、Adobe Illustrator CS3をインストールした。Intel iMacではむちゃくちゃ操作が軽快。Intel Macを使っていて、CS3にアップグレードしていない人は是非ともアップグレードすべきだと思う。レイアウトに関しては、だいたいいつものような感じでやってみた。今回はA0判で作製した。

出力センターはいつものことながら東京リスマチックでお願いした。年中無休で24時間開いていて、本当に頼りになる。夜、仕事帰りに立ち寄ってファイルを預けると(web経由での依頼も可能)、次の朝通勤の途中でピックアップできる。実際には、2時間くらい待てば刷り上がる。

紙の種類とインクのタイプの選択肢が多すぎて、いつも迷ってしまう。前回、どの紙を使ったか忘れていたのだが、「以前の注文は調べられますよ」と言われて、調べてもらった。前回は、水性染料タイプでマット紙に印刷してもらったとのこと。実際にサンプルも見せてもらったのだが、サンプルの粒状感が目立るように感じたので、今回は水性顔料タイプでマット紙に印刷してもらった。A0判印刷で10000円、トンボカット料金が400円。消費税あわせて合計10920円だった。出来上がりはこんな→感じ。

東京リスマチックでは、できあがったポスターは紙製の堅い筒で渡してくれるので、そのまま持ち運べるのだが、取っ手やひもがついていないので長旅はちょっと厳しい。私は、伸縮するステッドラー・アートチューブを愛用している。軽くて丈夫なうえ、図面の大きさに合わせて長さが15段に調節でき、最大960mmの大きさの図面まで収納できる。残念ながら、B0判はぎりぎり入らないので、今回はA0判で印刷することになった。国内ではB0判がはれるようなポスタースペースを提供している学会は少ないが、海外では、結構ゆったりしたスペースがある。今回の学会は、B0判でもまだまだ余裕な感じだったので、やっぱりB0判で作ればよかったなと言う印象。

今回の学会では、大判一枚刷りポスターが非常に多くなったという印象を受けた。ざっと、数を数えてみたら、約6割が大判一枚刷りポスターだった。日本からの参加者も筒を持っている人が多かった。

Illustratorでの大判一枚刷りのポスター作製の方法について、医学のあゆみの連載にまとめてみた。1ヶ月後くらいに掲載される予定なので、チャンスがあれば見てください。

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