ファイルメーカーを用いたデータの照合作業

7月8日の記事「Microsoft Accessを用いたデータの照合作業」を公開したら、コンピュータフォーラムで、「access使わなくても、ファイルメーカーでできる」「Mac使いにあるまじき」とご指摘を受けました。

すいません。ファイルメーカーでもできましたので、お詫びをかねて、ファイルメーカーで同じ作業をするための手順を書き留めておきます。

さて、もう一度確認しますが、今回おこなう作業はマイクロアレイの2つのエクセルファイルをgene_IDを目安に一つのテーブルにまとめ上げるという作業です。エクセルファイル1には、gene_IDごとにシグナル値などのデータがまとめてあり、エクセルファイル2には、各gene_IDに対応する遺伝子情報がまとめてあります。

まず、エクセルファイル1をファイルメーカーのアイコンに重ねて、ファイルメーカーで開きます。

次に、エクセルファイル2から、gene_IDを照合しながら、遺伝子情報をエクセルファイル2に書き込みます。そのためには、「ファイル」>「レコードの取り込み」からエクセルファイル2を指定します。そして、「フィールドデータの取り込み順」において「現在の対象レコード内で一致するレコードを更新する」を選択肢、gene_ID同士を「照合フィールド」を指定してやるのがポイントです。ファイル1の方に、「遺伝子情報」のフィールドをあらかじめ作っておくか、「フィールドを定義」であらたにフィールドを作っておきます。これで「取り込み」を押せば、自動的に照合作業が進みます。

というわけで、Accessだと30000件の照合作業が1分以内に終わったのですが、ファイルメーカーの場合は数時間(たぶん8時間くらい)かかりました。私が使ったファイルメーカーのバージョンが5.5と古いのがいけないのかもしれません。

ということで、コンピュータフォーラムでご指摘頂いた方、ありがとうございました。

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