大島保克ライブ@STB139スイートベイジル
大島保克は石垣島白保地区出身の唄者(うたしゃー)。八重山に限らず宮古、本島の唄も含めた民謡を歌うとともに、イラヨイ月夜浜に代表される、オリジナルの唄も作っています。彼の活動は世界的にも評価され、アイルランドなど多くの海外のグループとのコラボレーション作品も発表しています。
私の頼りにする高校の先輩に勧められ聴くようになりました。ちょうど、六本木のSTB139スイートベイジルでおこなわれましたので行ってきました。今回は、大島保克(唄、三絃)・武川雅寛(ヴァイオリン、マンドリン)というバンド(?)構成。大島さんも、観客もスイートベイジルの雰囲気に最初は慣れていなかったようでしたが、後半はかなりエンジンがかかった感じでした。
第1部は八重山を中心とした民謡による構成、第2部はオリジナル中心という構成。私もある程度は八重山の歌を知っているつもりだったのですが、第1部は知らない曲も少なくありませんでした。全部はフォローできませんでしたが、「 夏花(なつぃぱな)」「下原節(そんばれ節)」「月(つくぃ)ぬ美(かい)しや」「殿様節」「東ぬ渡」などでアルバム「我が島ぬうた Song of My Islands」と「東ぬ渡」からの選曲が多かったようです。
第2部は、「カラ岳」「大和からぬ舟」「 生り島離り」「赤ゆら」「山原路(やんばるじ)」「流星」(亡くなられた嘉手苅林昌さんに捧げた曲)「イラヨイ月夜浜」など。アンコールは「月ぬ真昼間(つくぃぬまぴろーま)」「真砂の道」という感じでアルバム「島時間~Island Time~ 」と「島めぐり~Island Journey~ 」からの選曲が中心でした。「イラヨイ月夜浜」「 生り島離り」「流星」を生で聴けて感動しました。
4月にはジェフリーキーザーとのコラボレーションによるニューヨーク録音の新アルバムが出るそうです。