「ライフサイエンス英語類語使い分け辞典」
「ライフサイエンス英語類語使い分け辞典」
著者:河本 健編集 / ライフサイエンス辞書プロジェクト監修、税込価格:¥5,040、出版:羊土社、ISBN:4758108013、発行年月:2006.6【bk1】【amazon.co.jp】【目次】
私が英語論文を書くときに使うものをご紹介しましょう。
まず第一に、関連論文。自分の論文の筋道を立てる際に大量の関連論文を読みますが、その中で、良さそうな表現があれば、どんどんいただきます。これを骨組みとします。
次に、実際に自分の英語があっているのか、どの前置詞を使えばいいのか、こういったことはGoogleまたはGoogle Scholarを英語例文辞書として活用しています(活用方法についてはそのうち書きます)。
そして、頻度はだいぶ落ちますが、時々英和辞書、和英辞書として英辞郎を使います。
これまでは、だいたいこれだけで困らなかったのですが、もともとのボキャブラリーが少ないのか、書き上げた論文を見ていると同じ動詞や表現の繰り返しになっていることが多いです。上手な人の論文は、同じことを表現するのでもいろいろな動詞や表現を駆使しています。そんなときに便利かなと思って購入したのが、「ライフサイエンス英語類語使い分け辞典」。この本、なかなか使えます。ある単語の類語が調べられるのはもちろんなのですが、単に類語がリストアップされているだけでなく、それぞれの使い分けや、使用頻度まで書かれています。そして、代表的なライフサイエンス系の論文から採択した例文が載っています。羊土社のサイトにある紙面の紹介を見ていただくとわかりやすいと思います。
今までは紙ベースの辞書はいらないやと思っていましたが、この本はお薦めです。