RICOH デジタルカメラ GR DIGITAL
アメリカに留学するときに、カメラを新調して持っていこうと思いました。
恥ずかしい話ですが、当時の私には「アメリカ=怖い」「カメラ持っている日本人=狙われる」という考えがあり、一眼レフのような目立つカメラではなく、さっとポケットから出し、すぐにしまえるコンパクトカメラの方がいいのではないかと思いました(これ、本当の話です)。いろいろ検討した末、最終的に、RICOHのGR1というカメラを購入しました。
RICOHのGR1というカメラは、その当時でもちょっと個性的なカメラでした。いわゆる「高級コンパクトカメラ」というジャンルに属し、ポケットに入る薄型でありながら優れた画質を持ち、なおかつ質感の高いカメラでした。特に、ズームレンズ全盛の時代に、単焦点、28mmという広角レンズであることが特徴でした。初代GR1(1996年)のコンセプトは,その後、GR1s(1998年)、GR21(2000年)、GR1v(2001年)へと受け継がれてきました。
そのGRシリーズにデジタルカメラとしてはじめて登場したのが、GR DIGITALです。 GRシリーズの流れをくんで、 35mm換算で28mmの単焦点広角レンズです。発売時から気にはなっていたものの、ひとつ引っかかっていたのが、ファインダーがないので液晶を見ながら撮影しなければならないという点です。オプションで外付けの光学ファインダー(GV1)があるので、それを付ければ、ファインダーを覗きながら撮影することもできますが、携帯性が犠牲になってしまいます
そんな私の背中を押したのが、Shiologyというサイトに掲載されている写真。カリフォルニアというフォトジェニックな環境というアドバンテージがあるにしても美しすぎる写真達です。
GR DIGITALを購入しても、私のメインカメラはD200であり続けます。GR DIGITALは、いつでも持ち歩けるお散歩カメラという位置づけにしたいのですが、28mmという単焦点の広角レンズは私には未知の世界。なんとかいい写真が撮りたいと思っています。
GR DIGITALのレビューはたくさんありますが、以下のレビューがよくできています。
【レビュー】リコーGR DIGITALと高級コンパクトカメラ旧GRを比較する (1) そもそもGRって? (MYCOMジャーナル)