BOZ SCAGGS THE HITS SHOW
たまたま、Boz Scaggsがブルーノート東京でライブをやるのを知って、反射的に予約してしまいました。
Boz Scaggsといえば、1970年代から1980年代にかけて流行したAORサウンドを代表するシンガーです。私も当時のアルバムはほとんど持っていました。AORというジャンルはとかく馬鹿にされたりしますが、私はかなり好きなジャンルであり、高校から大学にかけてよく聞きました。Bobby Coldwellなんかもよく聞きました(Bobby Coldwellも来月ブルーノートに来ます)。Boz Scaggsの名はその後、ぱったり聞かなくなりましたが、どうやら音楽をやめてビジネスをやっていて、ここ数年ライブ活動を中心に復活していたようです。
ブルーノート東京には初めて入ったのは初めてでしたが、ライブを聴きながら食事やお酒を楽しむというつくり。観客は40代くらいのちょい悪オヤジと、その連れといった感じで超満員。
Boz Scaggsを見るのは初めてでしたが、とてもかっこよかったです。右上の写真よりはだいぶ年を取っていましたが、とても、 還暦を過ぎているとは思えません。 高田純次が品よく老けた感じです。
ライブはThe Hits Showの名前に恥じず、隠れた名曲なんかをはさまず、直球勝負で、往年の名曲を歌ってくれました。懐メロ歌謡ショーののりがしないでもありません。私も、曲名はちょっと怪しいですが、"LOWDOWN", "SLOW DANCER", "MISS SUN", "HARBOR LIGHTS", "GEORGIA", L"IDO SHUFFLE"あたりを歌っていたと思います。途中、ヴォーカルの女性がソロで"STREET LIFE"(クルセイダーズ&ランディクロフォードの名曲)を歌っていましたが、これも、親父たちへのサービスなんでしょう。そして、アンコールの最後は"WE'RE ALL ALONE"。あわや、むせび泣くところでした。
残念だったところといえば、もう一曲期待していた"You can have me anytiime"がなかったことと、MCがまったくなかったことです。発した言葉は、Thank youとバンドメンバーの紹介くらいでした。
しかし、まさかこの歳になって、Boz Scaggsを生で見ることができるとは思いませんでした。堪能させていただきました。
「ミドル・マン(紙ジャケット仕様)」
ボズ・スキャッグス、Sony Music Direct(2005/11/23)、価格:¥ 1,796(税込)、ASIN:B000B9EWZ4 【amazon.co.jp】