「阻害剤活用ハンドブック」
「阻害剤活用ハンドブック」
著者:秋山 徹編 / 河府 和義編、税込価格:¥4,830、出版:羊土社、ISBN:4758108064、発行年月:2006.10【bk1】【amazon.co.jp】【目次】
siRNAが使えるようになった現在においても、各種阻害剤は簡便さの点からいまだその地位を失っていない。しかし、いざ阻害剤を使った実験をしようと思っても、どのような阻害剤があるのかわからなかったり、逆に様々な阻害剤があって、どれを使うべきかわからないというケースが多い。
本書は、医学生物学研究のツールとして重要と思われる阻害剤を用途別にリストアップし、それぞれの特徴をまとめたハンドブックである。おそらくこのようなハンドブックがあればなと思っていた研究者は少なくないはずである。
さらに親切なことに、各阻害剤ごとに、どのような溶媒に溶かせばよいのか、至適濃度はどのくらいか、入手先、カタログ番号、代表的な参考文献まであげられているという親切さである。
持っていて損がない一冊と思う。