2006.09.30

NIH R01グラントの新規採択率が10%を切った

Science誌に最近のNIHのfundingの厳しさを指摘する記事が出ていました(「Declines in Funding of NIH R01 Research Grants」Science 2006 313: 1387-1388)。その記事の中で最近ののNIH R01グラントの採択率の推移が出ていました。周囲の方たちから、ここ数年間NIHの予算はかなり厳しくなっているという噂を聞いていたものの、数字を見ると、相当厳しいということが実感としてわかります。2005年のNIH R01グラントの新規分の採択率はなんと10%を切っています。5年前の半分程度です。R01グラントはアメリカの生命科学系の研究者の生命線ですから、なんとも厳しい状況です。

年度
採択率(新規)
採択率(継続)
1999
19.7
55.1
2000
20.1
52.8
2001
19.2
52.8
2002
18.2
49.3
2003
15.4
45.0
2004
12.1
40.6
2005
9.1
32.4

NIHのfundingが厳しくなれば、当然、研究留学をする人たちにも大きな影響が出るわけで、研究費が取れないので、「やっぱりポスドクとして雇えない」といったケースも増えてくるでしょう。9.11のテロ事件の影響もいまだ残っていて、 アメリカでの研究留学はなかなか厳しい状況にあるといえます。

関連記事:NIHグラントの仕組み

2006.09.28

Nature姉妹紙に投稿する前に知っておくべきこと

9月号の実験医学を読んでいたら、小さな記事ですが、「Nature姉妹紙に投稿する前に知っておくべきこと」という興味深い記事が載っていました。

この記事はNature Structual & Molecular Biology(NSMB)のエディターBoyana Konforti博士がハーバード大学医学部で「Publishing in the Nature Sister Journals」と題した講演を聴かれたハーバード大学島岡要氏の記事です。Nature姉妹紙のレビュープロセスの内幕について書かれていました。

詳しいことは実験医学2006年9月号2134-2135ページを読んで頂くとして、興味深い点をいくつか引用致します。

NSMBは月平均約100本の論文を受け取る。受理された論文は少なくとも1人のエディターが必ず通読し、サマリーを書いて編集会議でプレゼンテーションをし、その結果、約25%がレビューアーに送られる。エディター間で意見が分けれた場合は、原則的にレビューアーに送られる。

さらに、Nature姉妹紙に限らない、非常に重要なアドバイスがされています。

カバーレターは重要である。第一に、カバーレターはその論文の重要性をエディターに、よりインフォーマルな形で説明できる機会である。第二に、カバーレターは適切だと思われるレビューアーを示唆できる機会である。必ずしも示唆したレビューアーに送られるわけではないが、エディターに対してもレビューアーのプルを拡大できるよい機会である。第三に、数人程度までなら競争相手などを不適切なレビューアーとして除外することを提案できる。NSMBはできるだけ提案に沿って除外するようにしているらしい。

レビューアーのコメントがフェアーでない時や、数ヶ月以内には達成できない追加実験が要求された場合には(数週間後に)reviseした論文を送り返すときにレターでアピールするのではなく、すぐに(数日以内に)メールでエディターに連絡を取り、お互いどこまで譲歩できるか話し合うことを薦めている。

「カバーレターを最大限に利用すべし」「厳しいreviseの要求がきたら、エディターと相談するのもよい方法である」ということですね。参考になりました。

2006.09.27

カリフォルニアバンクアカウント

渡米直後の銀行口座の開設や立ち上げ費用の送金などは面倒なことの一つですが、このサイトをご覧になった三菱東京UFJ銀行の方から「カリフォルニアアカウント」というサービスがあることを教えて頂きましたので、紹介致します。

私ども三菱東京UFJ銀行では、ポストドクの方をはじめ米国駐在員、留学生の方のニーズにお応えした海外口座ご紹介サービス「カリフォルニアアカウント」を取扱しております。駐在される皆様が本邦をご出発前する前に、弊行グループの米国銀行、Union Bank of California(略称UBOC、本店San Francisco、Seattleを含む西海岸3州に321支店あり)のChecking Account開設を、弊行がお取次するサービス。出発の1ヶ月くらい前までにお申し込み頂ければ、出発前に小切手帳、Debitカード機能付きATMカードなどを受け取ることが可能です。この結果、他の方法では難しい以下のようなことが可能となります。

  1. ご出発前にご自分で生活立上げ資金を送金。
  2. 到着後の銀行口座開設手続きが不要。(最近はSocial Security Number取得に数週間を要するようになっており、その間口座開設に応じない銀行が多いことから、日系企業の駐在員でも苦労されている方が少なくない由。)
  3. 到着後直ちに小切手が切れる、ATMで現金がおろせる、スーパーやガソリンスタンドでDebitカードが使える。
  4. 到着後直ちに小切手の入金が出来る。
  5. 日本からも米国からもかけられる日本語フリーダイヤルが使える。(月-土、日米時間とも対応)
  6. 夫人との共同名義の口座開設が可能。
  7. 口座開設と同時に使えるインターネットバンキングのBill Payment機能を使い、各種公共料金、米国内送金などが無料で出来る。
  8. 帰国後も以上機能をそのまま継続可能。未払いの各種料金の支払は請求書さえ送ってもらえば自分で出来るし、帰国翌年初めのTax Returnの時の決済口座として使える。
  9. 日本語コールセンターへのFAXにより、外国送金・口座解約とその代わり金送金が可能。

お申し込み出来るのは、弊行の本邦の本支店に預金口座を保有されるお客さま。本人確認資料として以下のうち2つの提出が必要です。
(1)パスポートのコピー (2)日本の運転免許証のコピー (3)三菱東京UFJ銀行、UFJニコス、DCカード、東京クレジットサービスのいずれかが発行した本人名義クレジットカードの番号

詳しくは、http://www.bk.mufg.jp/tsukau/kaigai/kouza/cali/index.htmlをご覧下さい。

渡米前に口座を作成しておくことができ、あらかじめ送金しておくことで、すぐに小切手が切れるというのがメリットかと思います。特に、支店が赴任地の近くにあるような方は便利かと思います。

2006.09.26

「論文捏造」

「論文捏造」

著者:村松 秀著、税込価格:\903、出版:中央公論新社、ISBN:4121502264、発行年月:2006.9【bk1】【amazon.co.jp

本書は2004年に放送されたNHKのBSドキュメンタリー番組「史上空前の論文捏造」を書籍化したものである。私は番組の方は見ていないが、読み応えがあり、おすすめの一冊である。

本書が扱っているのは、ベル研究所の研究員、ヤン・ヘンドリック・シェーンがおこした不正事件である。シェーン研究員はわずか数年の間に、超伝導に関する研究をNature、Sienceをはじめとした一流紙に立て続けに発表し続け(最も多いときは、8日間で1報の割合)、ノーベル賞間違いなしといわれていた。しかし、それらのデータはほとんどすべてがデータの存在しない捏造データであることが明らかとなった。捏造論文の数が膨大で、しかもインパクトのあるデータであったため、これまでに明らかになった科学の不正事件の中でも最大規模のものといわれている。

世界中の研究者が追試をおこなうもうまくいかなかったが、どうして疑われなかったかといえば、1報目のアイデアが斬新だったこと、シェーン研究員の上司でもあり共同研究者であるバトログ博士が超伝導の世界の大御所研究者であったことがあげられる。しかし、インパクトのある論文がものすごいスピードで掲載され続けたことに、疑問を持つ研究者が多くなり、ついには、同じグラフを使い回したことがきっかけになりデータの捏造がばれてしまった。

本事件はベル研究所に設けられた不正解明委員会によって、報告書が作成されたが、NHKの取材班は、独自に大規模な取材をおこなった。取材対象者は、捏造論文を追試した世界中の研究者、ベル研究所の関係者、シェーン研究員の出身大学、捏造論文を発表したNature誌、Sience誌の編集部などである。残念ながら、シェーン研究員自身への取材はかなわなかったが、シェーン研究員の上司であるバトログへのインタビューにも成功しており、その取材経過で得られた情報は、多くのスクープを含んでおり、BSドキュメンタリー番組「史上空前の論文捏造」は、バンフテレビ祭ロッキー賞をはじめ多くの賞を受賞した。

番組の方も是非DVD化して欲しい。


2006.09.24

「物語 大学医学部」

「物語 大学医学部」

著者:保阪 正康著、税込価格:\798、出版:中央公論新社、ISBN:412150223X、発行年月:2006.9【bk1】【amazon.co.jp

保阪 正康氏が20年以上前に書いた「大学医学部」「新大学医学部」は、医学部の医局講座制、医学部の教育について詳細に記述した、類書を見ない詳細なドキュメンタリであり、ベストセラーになった本です。私も、購入して何度も繰り返し読んだ記憶があります。

先日、立ち寄った本屋に、新刊書として本書が並んでおり、帯には「ベストセラー『医学部残酷物語』待望の続編登場」とあったので、購入しました。

読んでみてびっくりしたのですが、1部、2部、3部のうち2部は20年以上前に書かれた「大学医学部」を再構成したものでした。今回1部、3部を新たに書き下ろしたということですが、217ページのうち2部に155ページが割かれているわけで、すでに「大学医学部」を読んでいた私には目新しいところは少なかったです。20年以上前の記述を再構成しているわけですから、今の医学部の姿とはかけ離れた記述がほとんどになってしまっています。この本を読んで、今の医学部も同じなんだと想像してしまう人がいるのではないかと心配になります。


2006.09.20

EndNote X Macintosh版 販売開始

EndNote X Macintosh版が販売開始され、私の手元にも届きました。

今回の主な強化点は、

  • 搭載されている投稿規程のスタイル数は、2,300種類以上
  • 相対パスでのリンクによりPDFファイルへのリンク切れを回避
  • ドラッグ&ドロップするだけの簡単操作でPDFファイルをリンク付け
  • ライブラリの圧縮アーカイブ化機能により容易にバックアップ・共有
  • ライブラリ画面のフィールドを8つまで表示可能
  • 未入力フィールドを非表示にすることでレファレンス画面でのスクロール操作を低減
  • 日本語OS環境での親和性向上
  • Intel Mac ネイティブ対応で動作速度向上        
  • カスタマイズ可能なツールバー        
  • 手軽に検索できるSearch Library 検索ボックスをツールバーに追加可能

だそうですが、Intel Macにネイティブ対応したということ以外、あまりメリットがなさそうです。そもそも、EndNote自体動作速度が問題になるようなソフトではありません。むしろ、ライブラリが旧バージョンと互換性がなくなったので、 以前のライブラリをコンバートするためには、EndNote X をRosetta上で起動させる必要があるようなので、とりあえず、インストールはしばらく見合わせることにしました。

2006.09.15

iPodがコントロールできるコンポ オンキョーX-T1DSC(S)

家に「音を出す器械」がコンピュータとテレビしかなかったので、オンキョーのX-T1DSC(S)というのを買ってみました。

非常にシンプルなコンポで、本体にはMDやカセットはなく、CDとラジオだけです。一番の特徴は何かというと、iPodのクレイドルがついていて、コンポのリモコンでクレイドルに載せたiPodが操作できることです。ほとんどの音源をiPodに入れている私にはいたって便利。

X-T1DSC

2006.09.14

『午後のパレード』のプロモーションビデオ

最近では、ダウンロード販売との差別化のためなのか、プロモーションビデオやメイキング映像の入ったDVDが付録として入っているCDが増えています。最近買ったスガシカオの『PARADE』も、『福耳THE BEST WORKS』もDVD付きでした。 『福耳THE BEST WORKS』の方は、ビデオだけで80分ものボリュームがあり、DVD付きCDというより、CD付きDVDの様相を呈しています。

さて、このスガシカオの『PARADE』に入っている『午後のパレード』のプロモーションビデオがいたく気に入ってしまいました。曲のグルーブ感、奇妙な(?)振り付け、全員白いサングラスをかけて口を開けて踊っており、スガシカオは真ん中でただギターを弾いて歌っているだけ。計算されたナンセンスさなのですが、とてもはまっています。私は1日5,6回は見ています。ちなみに、この振り付けはair:manというグループで『きっかけはフジテレビ』の振り付けなども手がけているそうです。

このプロモーションビデオはこちらで見ることができます。

「PARADE (初回限定盤)(DVD付)」

スガシカオ、BMG JAPAN(2006/09/06)、価格:¥ 3,124(税込)、ASIN:B000GIWAD6 【amazon.co.jp

 


「福耳 THE BEST WORKS (初回限定盤)(DVD付)」

福耳、杏子、BMG JAPAN(2006/09/13)、価格:¥ 3,124(税込)、ASIN:B000GIWACW 【amazon.co.jp

 


2006.09.13

iPodファミリーが一新

Mac Expo 2006でiPodファミリーが一新されました。

もっとも大きなデザイン変化があったのは、iPod shuffle。スティック型からクリップ型に変更になりました。ジョギングなど、音楽を聴きながら運動をする人には受け入れられるのではないでしょうか。

Apple Store(Japan)

もっとも人気がでるのは、iPod nanoでしょうね。ツヤツヤの塗装から、昔のiPod miinのようなデザインに変更されました。

Apple Store(Japan)

私がねらうのはiPod。私のiTunes側の音楽ライブラリーはすでに30Gを超えています。以前もお話をしたことがあると思いますが、iTunesの音楽容量>iPodの容量という状態になると同期が非常にとりづらくなります。そういう意味で、80Gしかあり得ないわけです。

Apple Store(Japan)

2006.09.12

「これからホームページをつくる研究者のために」

「これからホームページをつくる研究者のために」

著者:岡本 真著、税込価格:\2,940、出版:築地書館、ISBN:480671335X、発行年月:2006.8【bk1】【amazon.co.jp

研究者コミュニティーでは、まだごく一部にとどまっている個人サイトの公開が、名刺と同程度に普及するよう願って書き上げたそうです。著者はACADEMIC RESOURCE GUIDE (ARG) しというメールマガジンで学術系サイトの新着情報・更新情報について情報発信されてきた方です。本書の内容に関しては、かなりの部分『これからホームページをつくる研究者のために』サポートブログ で知ることができます。本書には、「ホームページの作りかた」「htmlの書き方」などのテクニカルな部分の記載に関しては一切ありません。研究者が運営する様々な形態のウェブサイトを紹介することで、研究者がインターネットを活用するための方法論のヒントを与えてくれる本です。

本書の著者も述べていますが、日本人研究者で自分のウェブサイトを持っている人は非常に限られています。しかも、タイムリーに更新しているような人は非常にまれといってもいいのではないでしょうか?

一般の方の間でブログサービスが盛んになってきたのは、htmlやプログラムについて全く知らないでも、はてなやgooなどの既存のサービスを使って、ブログが公開できるようになったことが大きいと思います。htmlにつての理解、公開するサーバーの構造の理解などが、研究者が自分のウェブサイトを持つことの大きな障壁になっていることは間違いないでしょう。最近、我々の周りで何人かが研究室のラボを立ち上げましたが、多くの場合、外部の委託業者に依頼して、大金をはたいてウェブサイトを立ち上げています。研究者で自分、もしくは自分のラボのウェブサイトを立ち上げている場合は、(1)ラボヘッド自体がhtmlに詳しく、自分ですべてコーディングしている(2)ラボ内のコンピュータに詳しい大学院生あたりに任せてウェブサイトを作らせる(3)外部に委託する、のいずれかのケースでしょう。いずれにしても、このようなハードルを越えてウェブサイトを公開しているケースはまだまだ多くはないと思います。

Mobable Typeがblogを爆発的にはやらせたのと同じように、 htmlに関する知識がほとんどなくてもそこそこの見栄えのwebサイトが作れるようなサービスができれば、もっと多くの研究者がウェブサイトを公開するのではないかと思います。

2006.09.11

携帯電話

私は携帯電話にはまったく無頓着。というか、そもそも、携帯電話は持っていなくPHSである。

たいがい、私のPHSを見た人はおどろく。

PHS「その傷のようなものはデザインなんですか?」と。

「ええ、ヴィンテージウォッシュなんです」と答えることにしている。

このPHSはとても気に入っていた。私は、携帯メールもしないし、携帯カメラなどあらぬ疑いをかけられるだけでない方がマシと思っている。余分な機能がついていないので1ヶ月以上充電しなくても使えた。それが、最近、電池の持ちが10日くらいに減ってきた。そろそろ新機種を考えてもいいかなと思っていろいろ探してみたが、なかなかピンと来るのがない。WILLCOMEならWZERO-3じゃないですか?と言われるのだが、あまり欲しいとは思わない。京ポン2には少し心惹かれるが。

私が欲しい携帯の条件は、

  • カメラ不要。
  • 電池の持ちが長いこと。
  • 一応、メール機能はあった方がよい。

この条件で探すと、ほとんどTUKAしか選択肢がない。

「もう一つ持っている携帯、よさげじゃないですか。」

と、Treo700pを指さす友人。でも、これ日本じゃ電話として使えないんです。

理想の携帯探しは続く。

2006.09.10

プレゼンテーションをスマートに始めるための方法

プレゼンテーションを始めるときには、コンピュータがプロジェクターに接続され、コンピュータ画面がスクリーンに映し出されたのを確認して、プレゼンテーションファイルをダブルクリックし、スライドショーを開始することになります。その間、自分のコンピュータのデスクトップが公衆の面前に大写しになりますが、これはあまり気分のいいものではありません。前の演者に引き続いてプレゼンテーションするような場合には、このような事態は避けようがないのですが、自分一人のプレゼンテーションや、休み時間あけの1番目の演者であれば、もっとスマートにプレゼンテーションを始めることができます。

プレゼンテーションの始まる前に、コンピュータを接続し、プレゼンテーションファイルを開き、スライドショーを開始しておきます。この状態で1枚目のスライドが映し出されることになり、この状態でスタンバイしておいてもいいのですが、よりスマートなのは、この状態で、BボタンまたはWボタンを押します。Bボタンを押すと画面がブラックアウトし、Wボタンを押すとホワイトアウトします。そして、演壇に立って、クリックをすると、一瞬で1枚目のスライドが映され、スマートにプレゼンテーションを始めることができます。特に、1枚目にインパクトのある1枚を持ってきたいという場合には、この方法はとても有効です。

また、プレゼンテーションの途中で質疑応答が挟まるような場合も、同様な方法で画面をブラックアウト(ホワイトアウト)させることができます。

PowerPointのスライドショー再生時に使えるショートカットキーの主だったものは覚えていると便利です。

次のアニメーションを実行、または次のスライドに進む N、return、page down、→、↓、enter、またはスペース バー (またはマウスをクリック)
前のアニメーションまたは前のスライドに戻る P、page up、←、↑、または delete
黒い画面を表示、または黒い画面からスライド ショーに戻る (カットイン/カットアウト) B または . (ピリオド)
白い画面を表示、または白い画面からスライド ショーに戻る (カットイン/カットアウト) W または , (カンマ)
スライド番号を入力して return を押す 指定した番号のスライドを表示
スライド ショーを終了 esc、z + . (ピリオド)、または - (ハイフン)

Keynoteの場合も小さな差異はありますが、PowerPointのものとだいたい同じショートカットが用意されています。

スライドショーを再生する Option+コマンド+P、またはツールバーの「再生」ボタンをクリック
スライドショーを最初から再生する Option+ツールバーの「再生」ボタンをクリック
次のビルドに進む クリック、N、スペースバー、Return、Page Down、→、↓、Shift+→*
前のビルドに戻る Shift+←*、Shift+Page Up*、または [(左かっこ)
次のスライドに移動する Shift+↓*、Shift+Page Down*、または ](右かっこ)
前のスライドに戻る P、Delete、Page Up、←、↑、または Shift+↑*
プレゼンテーションを一時停止して黒い画面を表示する B(再開するには任意のキーを押す)
プレゼンテーションを一時停止して白い画面を表示する W
スライドスイッチャーで特定のスライドに移動する スライド番号を入力
プレゼンテーションを終了する Esc、Q、またはコマンド+.(ピリオド)、または .(ピリオド)

2006.09.07

お気に入りの絵本

今ではなかなか出来なくなってしまいましたが、ベッドの中で子供に絵本を読んであげる時間は私の好きな時間のひとつです。子供が小さな時には1冊で眠くなってしまうのに、大きくなると、3冊、4冊と読む本の数が増えていきます。いつのまにか1時間も本を読んでいるということもありました。

わが家は本に対する出費はいとわないので、たくさんの絵本が本棚に並んでいます。

絵本は、実際に手に取ってみないと、その良さがわからないものです。海外に住んでいる場合、なかなか「よい絵本」を得ることが難しいです。日本から来る方からいただいたおみやげでもっともうれしかったのは絵本でした。私も、海外に住む小さなお子さんを持つ友人へのおみやげには、絵本を選ぶことが多いです。

私のお気に入りの絵本を紹介したいと思います。

楽しさでいうなら、島田ゆかさんのバムケロシリーズをイチオシしたいと思います。島田ゆかさんは4冊のバムケロシリーズと2冊のガラゴシリーズを書かれています。どれもおすすめというか、1冊読むと必ず他の本も欲しくなります。ある本で登場したキャラクターが他の本では小さく脇役で登場したり、そういった作者の遊びを探すのが楽しいです。まず1冊というのであれば、「バムとケロのにちようび」か「かばんうりのガラゴ」をおすすめします。

「バムとケロのにちようび」【bk1】【amazon.co.jp
「バムとケロのそらのたび」【bk1】【amazon.co.jp
「バムとケロのさむいあさ」【bk1】【amazon.co.jp
「バムとケロのおかいもの」【bk1】【amazon.co.jp
「かばんうりのガラゴ 」【bk1】【amazon.co.jp
「うちにかえったガラゴ」【bk1】【amazon.co.jp

 

ちょっと重たくなりますが、感動的なものであれば、「100万回いきたねこ」をおすすめしたいと思います。最後には涙ぐんでしまうかもしれませんが、100万回でも繰り返し読みたくなる本です。どちらかというと大人向けの絵本なのかもしれませんが、子供も好きな1冊です。

「100万回生きたねこ」【bk1】【amazon.co.jp

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