医療辞書
これまでかな漢字変換プログラムはずっとATOKを使ってきましたが、その理由は、今までのことえりがあまり賢くなく、ATOKの方が賢かったからです。最近のことえりはかなり賢くなったようですが、ATOK用のキーバインドが体に身に付いてしまっているので、なかなか変更するのが難しいというものがあります。
現在、ATOKはIntel Macに対応しておらず、次回のメジャーバージョンアップで対応するということになったので、多分半年ぐらいはATOKを使うことができません。 ことえりを使わなければいけないかなと思っていたのですが、EGBRIDGEがいち早くIntel Mac対応のパブリックβ版をリリースしました。EGBRIDGEはATOKやことえりといった他のFEPの操作方法と同じにするという機能があり、ATOKのキーバインドがそのまま使えます。EGBRIDGEはいつも対応が早く、最近ではかなり評判もいいので、しばらくEGBRIDGEを使ってみようかと思っています。3月24日にはIntel Macに対応したegbridge Universalが発売されるようです。
ATOKが手放せないもう一つの理由として、医療辞書 for ATOKが使えるというのがあります。医療関係者の場合、知らず知らずのうちに医学用語を使っているのですが、医学用語が一発で変換されるようになると日本語の入力がものすごく早くなります。私もATOK専用の医学辞書、医療辞書 for ATOKにであってものすごく日本語の入力が楽になりました。たまに、医療辞書 for ATOKがインストールされていないコンピュータを使うとそのことが実感されます。
最近になって知ったのですが、医療辞書にはATOK用の医療辞書だけの「医療辞書 for ATOK」というパッケージと、ことえりやIME用の医療辞書も含まれた「医療辞書」という2つのパッケージが存在します。私は「医療辞書 for ATOK」しかないと思っていたのですが、「医療辞書」を購入すれば、私が味わった医療辞書の便利さはATOK以外にWindowsのデフォルトのかな漢字変換プログラムのMS-IMEとMacのデフォルトのかな漢字変換プログラムのことえりでも味わうことが可能と言うことです。そして、医療辞書の最新版からはEGBRIDGEにも対応するようになりました。 というわけで、ATOKをEGBRIDGEに乗り換える決心が付きました。
医療辞書は、医療関係者の方には絶対におすすめです。Windows使いの人にも。
「医療辞書’06」
オフィス21(2006/02/17)、価格:¥ 10,849(税込)、ASIN:B000EBFWLC 【amazon.co.jp】
[Windows用] ATOK 2006/2005/17/16, MS-IME 2003/2002
[Macintosh用] ATOK2005/17/16, ことえり3/4(MacOSXv10.2〜4), EGBRIDGE 13/14/15に対応しています。うれしいことに、Windows/Macのハイブリッド版です。
「医療辞書’06 for ATOK CD-ROM」
ジャストシステム(2006/02/10)、価格:¥ 9,500(税込)、ASIN:B000COQCC4 【amazon.co.jp】
上記のパッケージのうち、ATOK用のみを収載したものです。Windows/Macのハイブリッド版です。
「EGBRIDGE 15」
エルゴソフト(2004/10/22)、価格:¥ 7,750(税込)、ASIN:B00066J1JY 【amazon.co.jp】
EGBRIDGE15はIntel Mac非対応ですが、egbridge Universalへの無料アップグレードがおこなわれていますので、このパッケージを購入しておいて、Intel MacではEGBRIDGE 15パブリックβ版を使っておいて、 egbidge Universalへ無料でアップグレードする、というもいいでしょう。