藤田元司監督
元ジャイキチの私が最も好きな監督は藤田元司監督。ちなみに、一番好きな選手は原辰徳。打てない打てないと言われ続けて、ついに放ったホームランに涙したことも一度ではありません。
私が中学生の頃、就任したばかりの藤田監督にお会いし、その背中を失礼ながら、たたかせて頂き、背中がとても大きかったことを今でもよく覚えています。そんなこともあって、とても身近な人だと勝手に感じていました。
ほぼ日刊イトイ新聞200藤田元司監督へのインタビュー記事「体温ある指導者」は、藤田監督の人柄がにじみ出たすばらしいインタビューです。その中で、ちょっと驚く記事「あれは、まちがいでした」がありました。
あ、そうですか。
たとえば、ぼくが数失敗しているうちで
大きな失敗は、
中畑をファーストへまわして、
原をサードにまわしたこと‥‥。
これはいちばんの間違いでした。
性格やタイプからいって、
原がファーストタイプなんですよ。
中畑がサードタイプなんです。
あれは、ぼくがミスして逆にしちゃった。
もしも原をファーストで
中畑をサードに入れていたら、
もっと、チームが勝てていたと思います。
これだけはまだ本人たちに謝っていませんけども、
あれは、まちがいでした。
私としては、動き回るファースト像を作り上げたというのは、斎藤投手を作り上げたことに並ぶ、藤田監督の最大の功績の一つと思っていましたが、ご本人が大失敗だと思っていたとは意外でした。
そんな藤田監督ですが、長い闘病生活の末、お亡くなりになったとのことです。享年74歳。ご冥福をお祈り致します。