ジャポネ
「ロメスパ」と聞いて、すぐに、ハハーンとくる人はかなりのB級グルメです。
私自身、「ロメスパ」という言葉を知りませんでしたが、伊藤章良とさとなおの「うまい店対談」に私が昔ハマった大手町の「リトル小岩井」が紹介されていて、なるほどああいった料理をロメスパというのかと納得した次第です。
スパゲッティといえば、本来はイタリア料理なのですが、インド料理のcurryがいつのまにかカレーライスとして日本に定着したように、あらかじめゆであげておいた太めの麺をフライパンで炒めたスパゲティはもはやイタリア料理ではなく、日本固有の料理として喫茶店を中心に広く定着しています。定番はケチャップで濃いめに味付けをしたナポリタンでしょうが、醤油ベースや塩味のものも存在します。このような喫茶店風スパゲッティを誰が名付けたのかロメスパというのだそうです。その語源は、「路傍の麺屋」を略してロメンと呼ぶことから、そのスパゲティ版をロメスパと呼んでいるようです。
「リトル小岩井」の名前を久しぶりに聞いて、あの味(私のお気に入りはジャポネ、別盛り)が恋しくなったのですが、東京には「リトル小岩井」と並ぶ、ロメスパの名店として銀座に「ジャポネ」というお店があるという情報をゲット。さっそく行ってみました。銀座インズ3の1階ということしかメモっていなかったのですが、すごい行列ですぐに店を見つけることができました。
メニューは、ジャポネ、チャイナ、インド、ナポリタンなど約10種類で、このメニューだけ見ていてもロメスパがイタリア料理でないのは明らか。私はお客の2/3が頼むというジャリコにチャレンジしてみました。ジャリコは醤油味ベースで、海老・肉・シソ・トマト・椎茸・オニオン・ほうれん草が入っていました。トマトの味がきいていて、意外とジューシーな味。レギュラーは550円で、大盛りは700円、横綱は800円でした。これぞB級グルメという味で大満足。全メニュー制覇したくなりました。今度、リトル小岩井にも行ってみましょう。
スパゲッティ&カレー 「ジャポネ」
東京都中央区銀座西1丁目2番地先 銀座インズ3 1F
03-3567-4749