J1ビザの最大期限がもうすぐ5年に

J1ビザの最大期限(延長によって認められるJ1ビザステータスの最大期限)は、これまで3年プラス半年ということになっていました。ただし、例外も少しだけあって、NIHの場合は5年。また、NIH以外でも特別に認められると3年半を越えることも可能だが、実際にはほとんどいない、という状況でした。

2004年くらいに、将来的には一律にJ1ビザの最大期限が5年になるという情報が耳に入っていたのですが、その後、実際に5年になったという話を聞かないので、どのようになっているのかメーリングリストの方達に聞いてみました。その結果をまとめてみます。

2005年5月に以下の文書が発行されました。

http://exchanges.state.gov/education/jexchanges/FR_Doc_05_10020.htm

これによると、確かにJ1ビザの最大期限は5年に変更されるとあります。さて、その実施時期については、以下のような記述があります。

DATES: This rule becomes effective on the later of June 20, 2005, or the date upon which the Department of Homeland Security publishes a notice in the Federal Register announcing that it has completed the technical computer updates to its electronic Student and Exchange Visitor Information System (SEVIS) that are necessary to implement this rule.

というわけで6月20日をだいぶ過ぎた現時点では、5年に変更されているはずなのですが、SEVISのコンピュータの設定が未だに変わっていないようで、2006年のはじめから春くらいにJ1ビザの最大期限が5年に変わるということのようです。

なお、J1ビザの最大期限とは、延長によって認められるJ1ビザステータスの最大期限の意味であり、実際に発行されるJ1ビザの年限はDS-2019の年限により、必ずしもいきなり5年のDS-2019が発行されるというわけではありません。たとえば、大学によっては、DS-2019の年限は1年で、毎年更新するようなケースが多いようです。

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